ほんとにあった!呪いのブログ

呪いのビデオシリーズのレビュー・考察など

呪いのビデオ Part 65 レビュー【犯人探し】

今回は菊池政権時代の65巻をレビューします。

前回レビューした禁忌はあっぱれという出来でした。今回はどうなるんでしょうね。

いきます。

 

目次

 

サバイバルゲーム

レベル : ★★★☆☆

内容

投稿者たちが都内近郊のとある廃墟でサバイバルゲームを行なっていた際の映像。

投稿者が敵チームの場所へ移動する際に、廃墟の天井に蜘蛛のような異様な人のようなものがへばりついてこちらへ向かってくる。

感想

スパイダーマンですかね。

インパクトはあるけどCG感が否めなくてレベル3です。

 

 

遊女

レベル : ★★★★☆

内容

投稿者の同居人が仕事先の特殊清掃の現場から持ち帰ってきたビデオテープの映像。

ビデオテープには「麻子 19」と書かれており、扇子を持った女性が布団の上に横たわるような内容であった。

20分ほどある映像を最後まで見た同居人は最後に女の顔が見えたという。

しかしその後同居人は法事で実家へ戻ると言い行方をくらましてしまう。

その特殊清掃の現場は神奈川県であったが、調べたところかつて現場の近くは色街と呼ばれる風俗街があったが、1980年代に大規模な火災があり多くの犠牲者を出したのだという。

問題の映像は終盤、画面にノイズがかかり砂嵐の中に女の悶え苦しむ顔が映し出される。

感想

まず、ノイズの音が呻き声みたいで既に怖いです。

神奈川の色街というと横浜の黄金町あたりでしょうか?

調べたところ黄金町では大昔に大火があったみたいですが…。

なかなか怖い映像ではあるかと思います。

 

 

納骨堂

レベル : ★★☆☆☆

内容

ヨーロッパに住む投稿者の知人がフランスを訪れた際にパリにある巨大な地下納骨堂を撮影した際の映像。

人骨が壁のように並べられている異様な光景を撮影していると一つの頭蓋骨の目の窪みに目玉のようなものが映る。

ここは紹介されていないが、その前にも天井に大きな顔のようなものが映っていた。

感想

カタコンブ・ド・パリですね。

カタコンブ・ド・パリ - Wikipedia

映像自体は全くもって怖くはないですが供養の仕方よ…。

 

 

MEMORY 前編

レベル : ★★★☆☆

内容

投稿者の宍戸さんは女から付き纏われてるような感覚がや女の独り言などが聞こえてくるようになったのだという。

その為恋人の日高さんは常にビデオカメラを持ち歩くようになった。

ある日、宍戸さんが指す、ベランダの奥の路地裏に女と思しき影が現れて消えたという。

その後スタッフが日高さんの元恋人や宍戸さんの周りを調べたが、それらしき情報はなかった。

ただ、宍戸さんが幼稚園の頃に一時的に引っ越した事があったという。

宍戸さんに確認したところ、幼い頃に同じ団地に住んでいた古瀬百夏さんという女児が宍戸さんの前で階段から転落死したのだという。

それもあり両親が考慮し、実家の寺に一時的に預かってもらっていたのだという。

また、古瀬さんが映る映像が実家にあったと宍戸さんから連絡があった。

2000年の正月に撮影されたというその映像。

後日、事故の有無を裏付けるために図書館で当時の新聞を調査したところ、1999年12月某日に実際に発生していた。

また宍戸さんと思しき女児は転落直前に女の姿を見たと書かれてあった。

しかし、古瀬さんが亡くなったのは1999年12月中旬であり、2000年に撮影された映像に映るのはおかしい。

後日、宍戸さんからそのビデオを送ってもらう事にした。

感想

だいぶ端折って書きましたが、問題のベランダの映像はテレポートする女がこの世ならざる者感があって不気味です。

スタッフが日高さんの元恋人にストーカー紛いと舌禍した際に菊池が「おい!」って言ってました。

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タイトルが斬新ですね。MEMORYって、BOØWYかよ!

後編へ続きます。

MEMORY

MEMORY

 

 

写真

レベル : ★★★★☆

内容

投稿者たちがとある廃屋が立ち並ぶエリアに行った際、一軒の家の中に顔を削られた無数の写真があった。

その中の1つ、女の子が映る写真をカメラ越しに手に取るとその背後に女と思しき姿が記録されていた。

スタッフが調査したところ、これらの写真はこの廃屋の持ち主のものでは無いことが判明した。

一体誰が何のために…。

感想

出てくるところが不意を突かれます。

結構怖い映像かと思います。

ナレーションでは再開発で立ち退きがあったものの事情により放置されているエリア、との事ですが横須賀にある田浦の廃屋群ですかね?

こちらは現在は解体されて無いようですが。



家族

レベル : ★★★☆☆

内容

投稿者が旦那さんの昇進祝いで行ったサプライズパーティー

ドッキリ風で行われたパーティーのフラッシュの中に家族のような、3人の影が食卓に腰掛けていた。

近所の人によるとかつてこのマンションに虐待児が住んでおりマンションの持ち主が変わると同時に他の街へ引っ越したのだというが…。

感想

なかなか興味深い映像ですね。

シルエットはたしかに父母子の3人だと分かりますがぼんやりしてて曖昧でもある。

この空間に入り込んで映るなんて図々しいとしか言いようがありませんが。

 

 

シリーズ監視カメラ マンホール

レベル : ★★☆☆☆

内容

とある郊外の高架橋下に設置された監視カメラ。

近年犯罪が多発していることにちなみ取り付けたものだという。

そんな中、マンホールから女の上半身が出て来て通り過ぎる人たちを見ている。

この近辺では過去に下水管に隙間なく詰め込まれた女性の腐乱死体が見つかった事件があったといい、加害者と疑われた元恋人の男が最近になって変死したというのだが…。

感想

女の霊が犯人を探しているという感じですかね。

元恋人の男も不起訴処分になったとか云々でリアリティを感じます。怖くはないですが。

 

 

MEMORY 後編

レベル : ★★★☆☆

内容

宍戸さんの弟から送ってもらったHi8のビデオテープと弟の手紙。

彼曰く "映っている人物は姉(宍戸さん)" であるとの事だった。

一通りビデオを確認するとそこには奇妙な点がいくつかあった。

その後古瀬百夏さんの関係者を探し、そちらに取材をしてみることにするスタッフ達。

百夏さんの母である古瀬清子さんへ取材する。

清子さんによると、宍戸さんが事故当時言っていた女の人はいなかったという。

またビデオに映る女の子は宍戸さんであると断言。

この赤い着物は亡き百夏さんのものであり、宍戸さんが羨ましがっていたことがあったため、死後に譲ったものなのだという。

それらの事を踏まえて宍戸さんの家に出向き、事実確認をするスタッフ。

しかし曖昧な彼女の返答や突如としてヒステリックに声を荒げる様子でこれ以上のインタビューは困難であると判断された。

後日、古瀬さんの幼稚園の教諭である小出さんに取材を試みたスタッフ。

小出さんは宍戸さんの「女の人」に関しては当時、教諭の間でも話題になっていたといたが、誰もそれは信じていなかったと語る。

何故ならば、宍戸さんには虚言癖があると皆、気づいていたためである。

また百夏さんが亡くなった1ヶ月後に前野さんという女児が自転車事故で即死しているという。

彼女が乗っていた自転車は亡き百夏さんの物であった。

その後、宍戸さんの母に電話で取材した。

宍戸さんの母は、あのビデオは2000年の正月に母の実家で撮影されたもので確かに着物は古瀬さんから譲り受けたものであった。

ところが、前野さんが清子さんから譲り受けた百夏さんの自転車に乗って事故死していることで不安を覚えた母は宍戸さんをお祓いの為に一時的にお寺に預けたという。

つまりショックで預けたのではなかった事が判明した。

 

スタッフはこう推論した。

同じ団地に住んでいた宍戸さん、古瀬さん、前野さん。

娘が転落死した事に納得がいかなかった清子さんが副葬品である自転車や着物をそれぞれ前野さんや宍戸さんに送った。

もしこの仮定が正しければ、清子さんは今も生きている宍戸さんを良く思ってないはずである。

そして実家で古瀬さんの着物を着た自分が映るビデオを見て改めて呪いが発動した、その影には百夏さんの霊を清子さんが操っているのではないだろうか。

 

最後に公開される問題の映像には古瀬さんの着物を着た宍戸さんの背後にある押し入れから手が出てきてゆっくりと開く。

すると今度は激しいノイズと共に宍戸さんの顔が歪み、別の顔が重なっていた。

感想

犯人は誰なんでしょうかね。

ここまでくると宍戸さんの虚言癖も気になりますし、女の存在も何だったのか。清子さんでは無いだろうけど。

清子さんの「気の毒ですねー」の後のニンマリ顔も何か恨めしい感じがします。

小出さんの証言も葬儀を友引の日にやったとかどこかどうでもいいような事ばかりだし…。

映像はそんなに怖くはないですね。それよりもストーリーのが要素が多すぎて。

 

 

まとめ

写真以外はイマイチな感じでした。

MEMORYはなかなか興味深い内容でしたが後味が少々悪い感じを残しています。

 

ではまた!

 

呪いのビデオ Part 69 レビュー【恐怖の館】

本巻で「禁忌」が衝撃的なエンディングを遂げます。

何を隠そう、これを書いてる今、Part69を全て視聴した後に書いてます笑。

いつもなら見ながら書いてたりするけど。

 

では、いきましょう。

目次

 

 

火葬場

レベル : ★★★☆☆

内容

投稿者が友人たちととある廃火葬場へ肝試しに行った際の映像。

中へ入り火葬炉の扉を開ける友人たち。

友人は墓場で別行動している友人とスピーカーフォンにして通話している。

ふと友人の声に紛れて女のような声がする。

気味悪くなり引き返すとき、火葬炉から這って出てくる貞子のような存在を映し出していた。

感想

掴みとしては良いと思います。

ジャパニーズホラーといった具合で嫌いじゃないです。

が、廃墟になった火葬場でふざける人たちのが恐ろしいですよね。

人間、死ねば火葬炉で焼却されると思うと感慨深いものがあるんですがね。

ちなみにここは「呪いのロケ地」にも書いた通り、千葉県御宿町にある火葬場です。

 

 

消える

レベル : ★★★★☆

内容

町内会のゴミ集積所でルールを守らずに捨ててあったHi8ビデオテープを拾った投稿者。

その内容はかなり不気味なものであったという。

また投稿者曰く、その土地では10年ほど前に戦争の犠牲者と思われる人骨が発掘されたことがあったという。

また、調査によると投稿者が住む地域にはバブル期の都市開発や区画整理で立ち退きを要請したものの一件だけ立ち退きを拒み続けていた家があり、そこには老夫婦が暮らしていたらしいが…。

問題の映像は家族4人がちゃぶ台を囲みヒステリックに笑うような音声が入る。

すると1人、また1人とノイズに紛れて姿を消していく。

その後の調査で老夫婦の家の地中深くから4人の人骨が見つかっていたことが判明。

老夫婦は何かしら知っていて立ち退きを拒んでいた…とでもいうのだろうか?

感想

インタビュー、なげぇ。

そして笑いすぎ。

なんか不気味というか不安な気持ちにさせる映像ですね。架空の家族というか、そんな感じの印象を受けます。

老夫婦が立ち退きを拒み続けていたのも後ろめたいものがあったと思われるバックストーリーも長いけど秀逸だと思います。

 

 

禁忌 後編

レベル : -

内容

写真を依頼した平塚和弘という人物を尋ねることにするスタッフ。

スタッフ・阿草と熊倉は平塚家の老婆に接触できたものの、追い返されてしまった。

平塚家について、近隣の人に聞き込みを行っているうちに平塚和弘の弟、平塚明生という人物との同級生だった池内さんに話を聞くことができた。

明生さんが小学校6年のとき、市外に引っ越したので連絡は取らなかったという池内さん。

また3年前に明生さんが交通事故により他界していることも分かった。

和弘さんについては平塚家に遊びに行ったときに明生さんから「兄は病気で寝ている」と言われたそうである。

合成写真の男性の母は池内さん曰く「明生さんに似ていると言われればそんな感じもする」ということであった。

後日、池内さんの協力のもと、亡くなった明生さんに線香をあげにいくという名目でスタッフ・森澤が同級生として2人で平塚家に潜入することが決まった。

感想

川居が同級生では無理そうと言われてムッとしてて笑う。

チクチク言ってる感じとか、目には見えないけど川居に矢印が刺さってますよ笑。

禁忌ですが、次回、ラストです。

 

砂浜

レベル : ★★☆☆☆

内容

投稿者が旦那の実家に帰省した際、近くの海の砂浜で撮影した映像。

楽しそうに遊ぶ兄弟の背後の砂浜に足跡がつく。

さらには兄弟の足の間から男の子と思しき顔が覗いていた。

この海岸では過去に幼い男の子がサメに襲われて亡くなったことがあるという。

感想

ショタコンの霊じゃないすかね(適当)

 

 

シリーズ監視カメラ マンション

レベル : ★☆☆☆☆

内容

マンションの監視カメラ4面のうち右2つに貞子みたいな髪の長い女が映った。

感想

こんなんどうでもええねん!

次2つが興味深いので全然怖くもなんともないです。

 

 

雛人形

レベル : ★★★★☆

内容

投稿者の先輩夫婦がとある公園にある防空壕のような洞窟に入った際の映像。

人工的な洞穴の開けた場所に何故か雛壇が置かれており、お雛様お内裏様の首が不気味に取れていた。

その雛壇の背後から女のような顔がこちらを覗いて見ていた。

先輩夫婦の奥さんはその後身籠った子を死産してしまい、ショックを受けて水子供養へ行ったところ、寺の住職が "赤ん坊が奥さんの身代わりになった" と言われたという。

赤ん坊が母から守ったのははこの映像に映る霊なのであろうか?

感想

顔の目がかっ開いてて怖いです。

本作の白眉コーナーかと思います。

なぜ洞穴に雛壇があったのか?というのも結びつかないので不気味さを増してる気がします。

投稿者がインタビューの時に「雛壇って一番上に男の子と女の子がいるじゃないですか」って言ったら川居が「お内裏様とお雛様…ですかね?」と返してて少し笑った。

 

 

指輪

レベル : ★★★★☆

内容

投稿者が友人と緑地へ行った際の映像。

途中、友人の女性が指輪を側溝の中に落としてしまい、自撮り棒をつかい、側溝の中を撮影すると大きく開いた目のようなものや、側溝を行き交う男の頭部と思しきものが映り込んでいた。

感想

昔あったフラッシュの「ウォーリーをさがさないで」に出てくる男みたいで気持ち悪い。

ウォーリーをさがさないでは兄貴と兄の友人にはめられて見させられた事あります。当時8つくらいだったので泣きましたよ。

いや大人でも泣くか。

あと、投稿映像の場所は生田緑地ですね。列車の型式から判明しました。

 

 

禁忌 後編

レベル : ★★★★★

内容

平塚家内部に潜入できた森澤と池内さん。

中には老婆が1人で暮らしているようで明生さんの仏壇の前で線香をあげる2人。

老婆は平塚幾子さんという。

幾子さんがゆっくりと持ってきたお茶を飲みながら卒アルなどを見て談笑する池内さんと幾子さん。

明生さんの話になり、彼がサッカー好きでキーパーというポジションだったこともあり、

 

幾子「キーパー…」

池内「キーパーですよ!キーパー!もう中心みたいな感じでぇ…」

 

という会話がなされていた。

ふと森澤がトイレを貸してもらうため幾子さんから場所を案内される。

そして森澤が彼等が談笑しているところを見計らい、2階へ移動する。

そっと2階に上がり部屋を探索すると、暗がりの一室の椅子に座る一人の男性の後ろ姿を確認する。

近寄ってみると、なんとそれは等身大の人形であった(怖)

動揺する森澤。そして人形の部屋の壁にはあの合成写真と八幡さんが一緒になったムサカリ絵馬があった。

森澤が部屋を出ようとするとそこには行手を阻むかのように立つ幾子さんが(怖!!!)

幾子さんは「あぁー…」と言いながら森澤に近づいてくる。

そして幾子さんが人形の傍に行くと発狂したかのように笑い出す。

池内さんが急いで「出ましょう!」と言い、つられて出る森澤。

彼等は平塚家を後にした。

 

後にスタッフは幾子さんの遠い親戚(従姉妹)である高野さんに話を聞く事ができた。

幾子さんは結婚後、和弘さんと明生さんを生むが、和弘さんが5歳になったころに離婚をしている。

3年前に明生さんは妻と供に車に乗っている際、交通事故によって亡くなった。

和弘さんは実は小学4年生の頃に小児がんによって亡くなっていたのだが、幾子さんは和弘さんの死後も生きている様に扱った。

中学生の年頃になると、制服を揃えたり、大学生の年頃になると受験願書をとってきたりなどしていたという。

更に和弘さんの誕生日ごとに成長した彼の写真を業者に頼んで作成をしていたという幾子さん。

菊池は高野さんに平塚家で見つけた等身大の人形について尋ねると、幾子さんは和弘さんの人形を手作りしていたことを話す。

また幾子さんは明生さんの死後精神的に更におかしくなり、ほかの親戚に『夜になるとお兄ちゃん(和弘さん)がドアの隙間からこっちをじーっと見ている。』『恨み言をいっている。』とこぼしていたのだという。

恐らく幾子さんは幼くして死んだ和弘さんの霊に操作されているのではないだろうか。

彼の魂を鎮めるために幾子さんがムサカリ絵馬を作ったに違いないと思われる。

ここで、投稿者の戸松さんから、八幡さんが回復しているという報告が入る。1週間ほど前に意識が戻ったのだという。

 

後日、平塚家で撮られた隠し撮り映像を再生すると、奇妙なものが映っていた。

幾子さんが部屋に入り人形の傍に行くと、人形が幾子さんの方を見る、さらには逃げる際に部屋の磨りガラス越しに男性の顔のようなものが張り付いていた。

 

 

本作品を納品直前、投稿者の戸松さん(仮名)から
「八幡さん(仮名)が病院で亡くなった」
という電話連絡がありました。

今現在、彼女の死因などは不明であり、
状況の確認を急いでいます。

というテロップが入り本作は終了する。

感想

幾子さんが和弘さんにややオーバーなことをしていたが為に悪霊となって取り返しのつかない事態になったっていう…。なんか切ない。

しかしまぁ、変な家に入ってしまった感じというか、めちゃくちゃ見応えがありました。

ハッキリ言ってどの投稿映像もこれには及んでないです。

不気味に立つ幾子さんでリアルに声出してしまいました。

なんていうか「アウトラスト」って海外のゲームを思い出してしまった…。

そしてチーズフォンデュそっと噛み締め女子こと八幡さんが快方へ向かっていたのに、突然の死。

後味がめちゃくちゃ悪いです。まだ和弘さんの魂は浮かばれてないのか、それとも八幡さんが亡くなったことで成仏できたのか…。

というか、周さんのくだり、要りました?笑

 

この平塚家のある場所ですが、群馬県下仁田町のようです。

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車の窓越しに見えたスズキアリーナ

 

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なんと平塚家も見つかりました。

下仁田中学校の体育館の向かいです。

今でも住んでいらっしゃるようですが…。

 

 

まとめ

メインエピソードの「禁忌」が凄まじく見応え抜群でした。あとはやはり実在した平塚家でしょうか。

フェイクだとは思っていますがレンタルスタジオとかじゃ無いみたいなので、今度下仁田に行ってみようかと思います(現地調査)。

呪いのビデオ Part 68 レビュー【MADE IN CHINA?】

前回に引き続き「禁忌」がメインとなる68巻のレビューに参りたいと思います。

 

では、いきましょう。

 

目次

 

置き傘

レベル : ★★★☆☆

内容

投稿者が夜、彼女と公園を談笑しながら歩いている様子を撮影した映像。

雨が降り出してきたので彼女が傘をさすと、彼女の頬になにか冷たいものが付着する。

それは明らかに水とは違う、粘り気のある血のようなものであり驚愕する2人。

すると傘の中に血を流した巨大な女性の顔があった。

感想

インパクトある映像なんだけど、もう麻痺しすぎてそんなに怖いとは思いませんでした。

ただ、血が付着するシーンは生々しくて怖いですね。

それより、彼氏が異界のそれに気づいてトンズラここうとするの多すぎる。

 

 

花束

レベル : ★★★☆☆

内容

投稿者が娘と訪れた公園で撮影したホームビデオ。

福岡に単身赴任中の夫に送るためのビデオだが、娘が供物と思しき花束を持ってきてから予想外の事態に発展する。

投稿者が花束を元の場所に戻すように言うと、娘は所定の位置に戻すがその後不自然なことに、また花束を持っている。

すると娘の手に重なるように別人の手が映っており、背後には軍服姿と思しき人影がこちらを見ていた。

かつてこの公園付近では腕のない傷痍軍人が物乞いをしていたというが…。

感想

インタビュー、長っ!

遊具にもたれかかるように恨めしげに見ている傷痍軍人の霊はなかなかインパクトあります。

手は確認出来ませんでした。

 

 

ホテル

レベル : ★★★☆☆

内容

投稿者が友人と北陸地方を旅行した際にとある廃ホテルに興味本位で入ったときの映像。

バーカウンターのような場所の廊下に女と思しき姿が横たわっているのが一瞬だけ確認できる。

感想

ガチっぽいような感じがします。

本当にリプレイ3回目くらいで解るレベル笑。

初期にありがちな映像というか。投稿者も気づいてないのでガチっぽさはあります。

このホテルなんですが、筆者の調べにより、富山県にある「ビラ立山」という廃ホテルである事が判明しました。

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廃墟マニアの間でもかなりマイナーなので侵入する人も少ない場所みたいです。

なんて言ったって富山の廃ホテルと言えば「坪野鉱泉」がメジャーですからね。

 

 

禁忌 中編

レベル : ★★☆☆☆

内容

八幡さんが遂げた自殺未遂から調査は暗礁に乗り上げていた。

そんな中、スタッフの阿草が過去の投稿映像のデータから戸松さんの投稿映像と非常に酷似した映像を見つける。

投稿者である中国人の崔さんは中国に住む親友の周さんが万里の長城で撮影したビデオであり、周さんはその映像が撮影された後、工場の爆発事故に巻き込まれて亡くなったのだという。

また生前に同僚からストーカー行為を受けていたという。

さらには周さんの葬儀の後、埋葬前の遺体が何者かによって盗まれたのだという。

崔さん曰く、戸松さんの映像に起きた事象と本件は非常に似ているという。

さらにスタッフは周さんの同僚に英語で問い合わせたところ、周さんの同僚のストーカーの男性は周さんが亡くなる前に自宅で焼死していたという。

周さんの爆死、彼女のストーカーの焼死。

この奇妙な類似点は中国における風習である「冥婚」が関連している可能性が浮上。

冥婚とは中国やアジア圏行われる風習の1つで、若くして亡くなった者同士を結婚させ弔うというもので、近年、中国では冥婚をいいことに遺体を窃盗するグループが多数いるという。

冥婚は主に死因が近い人同士が良いとされているというが、ここで不気味な符号を感じずにはいられないスタッフ・菊池。

それはストーカー男性と似た死因である周さんはあまりにも出来過ぎているように感じる。

つまり周さんは誰かに殺された説が浮上する。

投稿映像は周さんの友人と思しき女性が万里の長城で自撮り棒で自分や周さんを映している。ふとノイズが走り、中国語のような女の声のような音声が紛れる。その後、周さんが映ると彼女の背後に男性の顔のようなものが映っていた。

 

改めてスタッフは八幡さんの件で、下村さんという男性の話を思い出す。

下村さんは八幡さんのプロフィールを知っている(前回の記事を参照)が、八幡さんは下村さんを知らない。

だとしたら婚約者であると言っていた不審者とは下村さんなのではないかと推論を立てるが…。

感想

周さんと同じパターンで言えば、下村さんが一方的にストーカー紛いな行為に及んでいて、その対象である八幡さんが自殺未遂を遂げているとなると、下村さんも危ういのではないかと思います。

さて、万里の長城、美しいですね。

崔さんの片言な日本語にも好感が持てます。

続きます。

 

 

クリスマス

レベル : ★★★★☆

内容

1990年のクリスマスパーティを記録したビデオ。

幼い投稿者と、彼の弟が映っている。

ベランダに続く窓の外から女がこちらを見下ろすように映っており、右側の和室には少女と思しき姿が。

弟は当時、とある少女と仲良くしていたというがその少女は育児放棄にて死亡していたというのだが…。

感想

インタビューいる?笑

不気味な映像だとは思いますがもはやこの程度では効果はありません。

客観的に見て★4つくらいには怖いかと思います。

 

 

シリーズ監視カメラ 灯台

レベル : ★★★☆☆

内容

海辺にある灯台を捉えたライブカメラの映像。

灯台の灯りが正面の海を照らしたとき、そこに船がまるで沈没するような姿が映し出される。

また、ノイズが走り、その中に髑髏のような顔が無数に現れる。

投稿者によるとこの海域は海が荒いことで有名であり、多くの漁船が転覆事故を起こしているのだという。

感想

怖くはないんだけど筆者的に凄い好きなタイプの映像。

ノスタルジックというか、綺麗なのでうっとりします。

沈没船が現れるというのも良いですね。タイタニックが沈没するシーンを連想させます。

 

 

洗車機

レベル : ★★★☆☆

内容

自動の洗車機で車を洗車した際の映像。

投稿者の息子は後部座席で初めての体験に大興奮している。

ふとカメラが後部座席の息子を映したとき、彼の横に女豹のポーズをした少女と思しき姿が彼を見つめていた。

投稿者によるとこの車は格安で購入したもので、おまけとしてチャイルドシートが付いてきたというのだが…。

感想

女豹のようなポージングの少女はEelsのアルバム「Beautiful Freak」のジャケを連想します。

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映像の霊はこちらを見ていないだけ恐怖度は低いかと。

人によっては怖く感じるかもしれませんが。

筆者はEelsのジャケのが怖い

 

 

続・禁忌 中編

レベル : ★★★★☆

内容

下村さんがスタジオから出るのを待ち伏せる一行。

出てきた下村さんに事情を話す。八幡さんが自殺未遂をしたという事を聞いてスタッフの車に乗り込み、情報を提供してくれた。

下村さんは平塚和弘という人物から合成した婚礼写真のモデルとして女性を探してほしいと依頼があったという。

1人目は断られ、八幡さんに行き着いたということであった。

また、1人目のモデルとなった女性は階段から転落し大怪我を負ったという。

 

下村さんと別れたあと、スタッフの阿草が興味深い事実を話す。

それはムサカリ絵馬という一部の地域で行われている冥婚と似た儀式があるのだという。

ムサカリ絵馬は冥婚とは違い、若くして亡くなった者を架空の人物と結婚させて弔うという風習である。

後日、日本の民俗学に詳しい溝渕久夫氏にムサカリ絵馬の事を聞くと、ムサカリ絵馬とは山形で行われている儀式で「ムサカリ」も山形の方言であるという。

また、溝渕さんによると絵馬の相手は架空の人物でなくてはならず、もし生きている人間を相手に使ってしまうと、故人と同じような死に方をしてしまうという、まさに禁忌な行為であるという。

また溝渕さんはムサカリ絵馬について詳しい人物から資料を送ってもらうように頼んでくれた。

 

後日、資料が届き、中には手紙と写真、DVDが添えられていた。

その中のDVDには異様なものが映り込んでいた。

と、ここで警告文が入る。

 

警告

これからご覧いただく映像は
非常に危険な為、心身に深刻な
悪影響を及ぼす可能性があります。
影響されやすい方や
気の進まない方は
再生を止めてください。

こちらでは一切の責任を負いかねます。

そして10秒のカウントダウンが入ると、

そこには和室のような場所でムサカリ絵馬の儀式を行っている様子が映し出されている。

新郎は恐らく事切れているが新婦は生きている状態であった。

儀式の最中、術者が祝詞を読み上げると画面が乱れる。

すると女性と思しき人影が3人を囲むように座っている。

その時、新婦は倒れ込んでしまうところが記録されていた。

感想

ここへきて日本チックな風習、その掟を破ったことで起こる不幸などが出てきました。

禁忌、というのはやはり日本の風習が関わっていたんですね。

映像ですが、久しぶりのカウントダウンの割に、インパクトはありましたが怖くはなかったです。

それよりも新郎の遺体が…。トホホ。

 

 

まとめ

なんだかここへきて禁忌の核心に触れたような感じがします。

投稿映像ですが、シリーズ監視カメラ 灯台洗車機が印象的でした。

 

また次巻!

 

 

 

 

呪いのビデオ Part 67 レビュー【チーズフォンデュそっと噛み締め女子】

菊池政権のもと、本作から三部にわたってエピソード「禁忌」が始まります。

邪心人形ノ家もどこかツメが甘いと感じる菊池政権ですがどうでしょうか。

 

では、いきます。


目次

 

 

ロッククライミング

レベル : ★★☆☆☆

内容

近所の岩場でロッククライミングの練習中に、岩の上から人と思しき影が何度か落下する。

感想

以前に紹介したPart 25にも同名の『ロッククライミング』という映像があります。

呪いのビデオ Part 25 レビュー【宮崎から帰って来た男の末路】 - ほんとにあった!呪いのブログ

 

人の影が落下して下に死体が転がっている様子は恐怖映像というより事故映像、もしくは衝撃映像の類ですかね。

以前に紹介した『花火の上』を彷彿とさせる感じるですかね。

怖いとは思いません。

 

 

奇怪な過去

レベル : ★★★★☆

内容

Part 52に収録されている『奇怪な未来』

投稿者の柴崎さんが湖に遊びに行った際に撮影された映像に柴崎さんらしき人物が首を吊るというような不可解な映像が紛れていた。

呪いのビデオ Part 52 レビュー【奇K児伝説と井ノ上の似顔絵、そして帰って来た “あの” 恐怖が再び…】 - ほんとにあった!呪いのブログ

 

その問題の映像の日付である2015年7月16日が訪れようとしていた。

念のため、柴崎さんには一ヶ月前には連絡を入れるように話していたが連絡が来ない。

そして従姉妹にあたる角井さんという女性から行方不明になっていると聞かされる。

柴崎さんの部屋には「託児所」や「虐待」といった新聞の記事が貼られたノートがあり何かに取り憑かれたように調べていたのだという。

そしてPart 52の投稿映像は不可解な変貌を遂げて、首吊りから地面に血を流し横たわる柴崎さんという内容になっていたという。

角井さんから受け取ったVHSのテープには「かいてい」「かりてい」とも読める歪な平仮名が綴られていた。

柴崎さんの姉・千幸さんは弟の昔の話を教えてくれた。

それは昔、彼は託児所に預けられていた事があり、滑り台から落下し生死の瀬戸際を彷徨ったことがあったという。

それからというのも存在しない「おばあちゃん」を怖がるようになっていった。

その後、その託児所があった場所の付近では戦後に30代の女が夫の連れ子である知的障害のある次女を絞殺したという事件があり、当初は口減らしとして捜査された。

しかしおぞましいことに女は次女の死体を鍋で煮込み、家族に山羊の肉と偽り食事に出していたというのである。

 

そうこう調べているうちに7月16日がやってきてしまう。

翌日、7月17日に千幸さんから思いもよらぬ連絡が入る。

柴崎さんが死体で見つかったとの事であった。

雑居ビルの屋上から飛び降りたという。

彼が死亡した今、確証はないものの推論としては

子供の頃、柴崎さんは託児所の滑り台から転落し、生死の境を彷徨うが運よく生還を遂げた柴崎さんはこの世ならざる死神のような者に、命を狙われることになった。

事故後、柴崎さんが恐れるようになった『おばあちゃん』という存在は、死神的のような存在であったと推論。

彼の死は決まっていたのだろうか。

 

ここで角井さんから受け取った映像が公開される。

どこかの託児所のような場所。階段とベビーベッドのある部屋が交互に映し出される。

終始不気味な鼻歌(?)、呻き声のようなものが響き、ベビーベッドの部屋には死んだような女の子の姿が3つほどある。

すると階段から影がこちらへと向かっている。

一方でベビーベッドの間から女の子の胸あたりを掴む無数の腕のようなものが記録されていた。

感想

エッッッロ!!

ロリコンの霊?

とはいえかなり不気味です。

影は全然確認出来ませんでしたが。

問題のベビーベッドの部屋ですが、ドイツの惨殺事件現場に酷似しているように見えます。

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母親の子殺し事件としてネットでもトラウマとして有名ですよね。

 

にしても、死んでしまったかぁ…。

あの後気になってたんですよね。

ファイナルディスティネーションみたいな展開。

それよりも7月のはずなのにみんなえらい冬服なんですが…。

 

 

合唱

レベル : ★★☆☆☆

内容

投稿者が子供の頃に所属していた音楽教室のコンクールの様子を収めたビデオ。

コンサートホールの舞台で合唱をする彼らの背後に不気味な女の子の姿が現れる。

感想

これも過去作で同名のタイトルでありましたね。合唱。

それと似たり寄ったりで面白味はないけど初期にありがちな不気味さは少しあると思います。

 

 

シリーズ監視カメラ 扉

レベル : ★☆☆☆☆

内容

町工場の倉庫の扉を映したカメラ映像。

業者が倉庫内からポリタンクを取り出して出て来る。扉を閉めようとするが途中から閉まらない。

業者が車を出すとヘッドライトに照らされた閉めかけの扉には人間と思しき影が挟まっていたのである。

感想

ゴーレムみたいな感じです。

特別高等警察の尋問とかってありますけど本当かよと思ってしまうほどよく分かりません。

 

 

人形焼

レベル : ★★★☆☆

内容

投稿者の石丸さんと友人の立花さん、鴨居さんが静岡県のとある海岸へ遊びに行った際の映像。

寒くなり火を起こす彼ら。

すると鴨居さんが焼べるものとして海岸に放置されたぬいぐるみや衣類、靴などを持ってきて焼べる。

炎が立ち上るとき、女性の悲鳴のようなものが聞こえてくる。

終盤、煙の切れ間に下半身のみの女性と思しき姿が見える。

その海岸には住み着いていた知的障害のホームレスがおり、地元の不良たちの虐めのターゲットになっていたというが…。

感想

いや、人形じゃないじゃん。ぬいぐるみじゃん。

「靴焼き」とか「衣類焼き」でも良かったのでは。

にしても胸糞悪い話です。平気で誰かのぬいぐるみを焼べる鴨居さんの言動には唖然ですよ。

人間の皮を被った鬼ですね。

岐阜でホームレスが地元の大学生に殺された胸糞事件を思い出しました。

ホームレスを虐め続けて死んでしまって、まさか死ぬとは思わなかったってあんたら大学生でしょ?どんな教育受けてたの?ってなるわけですよね。

死刑一択です。

 

テーブルゲーム

レベル : ★★★★☆

内容

投稿者が高校の時の仲間と都内の雀荘で麻雀をやっている際に撮影された映像。

投稿者が点棒を出す際にふと太ももあたりから子どもの顔が覗く。

かつてこの雀荘の常連客の男が育児放棄により幼い子供を殺しているといい、その男が投稿者と何処となく似ているというが…。

感想

「吊り橋」や「祭」を思い起こさせる気持ち悪い感じです。恐怖度も衝撃度もそれなりにあると思います。

ちなみに投稿者は上家に満貫でロン上がりされています。

 

 

禁忌 前編

レベル : ★★★★☆

内容

投稿者・戸松さんが友人達と八幡さんの家でチーズフォンデュパーティーをした時に不可解なものが記録されたとして投稿してきた。

その映像はローテーブルの向こうにある寝室の襖が開き男の顔のようなものがあるという。

これが撮影されたのが八幡さんの家であるため、八幡さんは以降隙間を異様に気にするようになり、私生活もままならない状態らしい。

スタッフが取材に訪れるとありとあらゆる隙間にガムテープや新聞紙を貼り巡らせていた。

近隣の人の聞き込みで、八幡さん宅前で立ち尽くす「婚約者」と名乗る人物がいた事があったという。

また、八幡さんの美大時代の同級生・石川さんによると下村さんという写真家の男性から写真のモデルを探しているということで、相談を持ちかけられたという。

それは異様であり処女であることも条件の1つだった。

下村さんに連絡を取るが一方的に切られてしまう。

問題の映像はチーズフォンデュを噛み締める八幡さんの背後の襖がゆっくり開き、這い蹲るように男と思しき影が出てきていた。

 

その後、戸松さんから緊急の連絡があり、八幡さんが首を吊って病院に運ばれたということであった。

感想

這って出てくる感じが結構不気味です。

それより八幡さんの雰囲気好きです。チーズフォンデュをそっと噛み締めて無言だったりとか、なんかまったりしてる感じですかね。

ほっこりしました。

次巻へ続く!

 

 

まとめ

奇怪な過去テーブルゲームが印象的でした(それ以外は…)

次回予告では中国由来の因習に発展しそうな禁忌もどうなるのか見所です。

 

ではまた!

呪いのビデオ Part 74 レビュー【集団パニックがエロい】

前回に引き続き、Part 74のレビューです。

実はこの巻、後述の『ドッキリ』までは観てるんですよね。

でも途中からおくりものの終盤に差し掛かることを知らずにいたんで、最初から見てみようという事になったんです。

んで、今回の3部作を中心にレビューしてる、ということに至ります。

ではいきます。

 

 

山道

レベル : ★★★★☆

内容

投稿者がとある山間の街をマウンテンバイクで走行しており、それを頭部に付けた小型カメラで撮影した映像。

投稿者は獣道のような山道にどんどん入っていくのだが、転倒してしまう。

すると横たわり悶絶する彼の前に四つん這いになった黒い人影が這って近づいてくる。

悲鳴を上げる投稿者。

影は消えたかと思われたが再度そちらを映すと先程の影が猛スピードで再接近してきた。

さらに阿鼻叫喚の投稿者だった。

この付近は心霊スポットが多いエリアとして知られているのだという。

感想

場所は奥多摩ですね。カーブミラーのポールに「奥多摩町」と書いてありました。

にしてもなかなか衝撃的な映像だと思います。

それよりも投稿者の生々しい絶叫はとても良いです笑。

 

 

積載車

レベル : ★★★★★

内容

投稿者はレッカー者のドライバーで眠気防止の意味合いもあり、運転中に生配信を行っているという。

その日も廃車のスクラップ置き場から黒い軽バン(三菱・ミニキャブ)を積載車に乗せ、指定の場所まで運ぶ。

しきりに後ろに積まれたミニキャブを気にする様子の投稿者。

目的地へ到着し、配信を切る時、トラックの助手席にこの世ならざる女が座って投稿者を見ていた。

驚いた投稿者はトラックから慌てて逃げ出してしまう。

後に、投稿者は社長に連絡したところ、トラックを置いてタクシーで帰るように指示があったという。

20年ほど前に幽霊を目撃した社員が事故で死亡するという怪事件があったらしい。

ちなみに投稿者がミニキャブを気にしていたのは、車のドアを開けるような音が聞こえていたからだという…。

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感想

後ろから這ってでるのかな?笑

なんて思ってたらかなりびっくりしました。

一瞬だけ映る女とそれの状態から72巻の「曲がり角」を彷彿とさせます。

ミニキャブエアバッグが作動した状態なので事故で廃車になったのは容易に想像できて生々しいです。

リアルに叫び声を上げてしまった、というか一本取られた気分になりました。畜生。

 

 

ドッキリ

レベル : ★★★☆☆

内容

とあるテレビ局に勤める投稿者が、本物の幽霊が映ってしまいお蔵入りとなったドッキリ映像を投稿した。

その内容とはタレントの佐野マリアが室内から出てくる貞子のような幽霊役に翻弄されるものであったが、室内の照明が明滅するシーンで、幽霊役とは別の影のような存在が明滅に合わせて移動している。

さらには佐野マリアの側に設置されたカメラにはハッキリと異様なモノが収められていた。

感想

番組側の演出が多すぎる!

佐野マリアって実在するタレントさんみたいで(失礼)、鳥取県出身のグラビア女優ということです。

何が起こるかわからない状況下でそのようなモノが映ってしまうというのは人間ならば恐怖感というか不安を覚えますよね。

 

 

おくりもの 後編

レベル : ★★★★☆

内容

寒川を押し倒した由美さんは寒川に何か口移ししたのだという。

その後、寒川の意識が遠のいたという。

また、寒川も由美さんと同じように、嘔吐し、吐瀉物の中に幼虫が紛れていたのだという。

その幼虫は鑑定機関に調査してもらったところ、寄生蜂の幼虫である事が判明した。

話を戻してみると、茂さんが悦子さんから貰ったとされる「おくりもの」。それはT子さんの葬儀の後に行われたキスにより寄生蜂の幼虫を口移しされたのでは無いだろうか、と推測される。

また、寒川は夢の中で「母体をもらった」という声が聞こえてきたというがここぞとばかりに舞木が反論。

彼女曰く寒川は処女なので母体をもらうというのはおかしい、という事であったがよく分からぬまま進行する。

不可解な謎は深まるばかりで、磯崎家に設置された監視カメラの映像で由美さんは薫さんに対して、

"本当のお母さんじゃないくせに"

という意味深な発言をしていた。

しかし、磯崎家には取材に行きづらい状況が続いていた。

それは近藤さんとの不倫の話を舞木が薫さんに単刀直入に聞いたことが問題で薫さんが怒ってしまった為である。

そんな中、ある情報提供者、Kさんが現れる。

彼女は自殺した少女と同級生だった人物で、自殺少女はRさんといい、彼女は学校で集団虐めを受けており、学校側もそれを黙秘していたという。

例の自殺動画は虐めた相手にむけて撮影され、送られたものであるが、ここで大きな疑問が生じる。

少女は動画の最後に団地から身を投げる。では、一体誰が動画を送ったのか?

また、この動画を見た子ども達が集団パニックに陥り、その時に撮影されたエロビデオが公開される。

男女の子ども達が過呼吸を起こし倒れ込んでいる。

何人かの児童は何故か上履きを履いておらずかなりエロい

そして階段の踊り場を一瞬映したとき、Rさんの服装と酷似した少女が満足げに見ていたのであった。

この後のKさんの何気ない一言が一連の出来事を覆してしまうのであった…。

感想

舞木、寒ちゃんが処女だと3回も暴露しちゃって… こいつ… と思ったけど彼女のようなモラルの欠落具合は籐屋敷と通ずるものがあって嫌いなキャラではないです。

 

倒れ込む子ども達。実に良いです。

かなり好きな映像です。筆者的にはめちゃくちゃ満足しました💝

子どもの生足、いいね👍

 

 

シリーズ監視カメラ 二階の和室

レベル : ★★★☆☆

内容

パスワードを設定していない監視カメラ映像をとある海外のサイトで覗き見する事ができる。

投稿者はそのサイトで興味深い事象を見つけたという。

それは日本家屋の和室に設置された監視カメラで、影のようなものが襖や障子、またカメラの前に出てくる。

そのサイトにはカメラが設置してある場所まで公開されていた。

Googleマップを頼りに中部地方のとある街へ出向く寺内。

監視カメラがある家を訪問すると1人の女性が。

彼女はカメラの有無については知っており、亡き夫の部屋であるという。夫が生前に気に入ってた部屋にカメラを付けることによって、幽霊でも会えるのではないか?と思い至り付けたという。

しかも、心霊現象が発生している事も承知していた。

最後に寺内はパスワードを設定しないと全世界に公開されてしまうと言い、設定を促した。

後日、そのサイトから例の和室は消えていた。

感想

なんだか泣ける、良い話ですね。

幽霊の姿でも会いたい、という夫婦の愛が滲み出ています。

寺内のパスワード設定を促すシーンも愛情を感じました。

さて、彼は金沢行きの北陸新幹線に乗ってましたが、モザイクがなされたGoogleマップのピンは新宿駅近郊に見えなくもないんですが…。

それはそうとしても心の暖まる話でした。

 

 

カメラ機能

レベル : ★★★★☆

内容

投稿者が友人とスマートフォンのライブフォト機能を使い、短い動画を撮影していた。

ふと、オレンジの閃光が何箇所か走ると友人の背後にハッキリと恨めしげな顔が閃光の中に映り込んでいた。

友人はこの顔に心当たりがあり、ひょんな事から逆恨みされている相手であるという。

それ以降も部屋で怪現象が多発し、病んだ彼女は地元へ帰ってしまった。

投稿者はその逆恨みしている人物がのうのうと東京で暮らしていると思うと腑が煮え繰り返り、許せないという。

感想

都会のドロドロした人間関係がリアルでゾッとします。

顔も結構不気味だし、生き霊というのもまた現代的な感じがします。

ライブフォト機能ありますよね。

僕もこれ知らずに使ってました。iPhoneのデフォルトがこれになってるの、慣れてない人にはちょっとどうなんだろうと思いますけどね。

 

 

おくりもの 後編

レベル : ★★★☆☆

内容

Kさんは投稿映像に映る女性がRさんの母親と似ていると指摘。

その女性こそが磯崎薫さんである。

彼女は由美さんの継母であり、その前に継母だったRさんを亡くしていることも判った。

つまり、薫さんがRさんの家に住み着いてからRさんがおかしくなり奇行へと走り虐めに遭う。

病んだ彼女は自殺してしまう。

投稿者である久松さんに事実を確認すると、確かに薫さんは2015年から磯崎家に住み着いているといい、茂さんとは再婚であったらしい。

しかし、彼女が訪れる所で異変が生じているのも事実であった。

そして薫さんと由美さんは蛻の殻のように姿を消してしまった。

しかし投稿者の旦那・久松正伸さんの紹介により茂さんの父親・茂文さんと会うことができた。

そこには由美さんの姿もあり、現在は茂文さんのもとで暮らしているという。

現在は奇行も収まり平穏な日々を過ごしているとの事であった。

 

2017年7月。

ある投稿映像が送られてきた。

それはどこかの小学校で撮影されたものと思われ、親子が絵を描いている様子が窺える。

すると男の子の顔がゾンビのように変化している。

男の子の向かいに座っていたのは……。 <完>
感想

結局、ゾンビのような顔やサンスクリットのモッカの意味やおくりものの意味、寄生虫が何を意味するのか曖昧でしたが終わりましたね。

海外映画によくある、これでは終わらないような終わらせ方でしたが賛否分れる感じですね。

でもまぁ、由美ちゃんと寒川が一緒になって遊んでるシーンは終わり良ければ全て良しといった感じでほっこりしました。

その後のことはもうどうでも良いですよ、正直。笑

 

…なわけで、完結!

 

 

まとめ

いやぁ、後半から面倒になりましたね。

展開がドッタンバッタンでね。

75巻は確か以前レビューしてたと思うのでこの辺で切っときます。

次回は何巻になるんだろ。検討もつきませんがよろしくお願いします✨

 

 

呪いのビデオ Part 73 レビュー【मोक्ष】

前回に引き続き、73巻のレビューいきます。

 

寺内時代から、トップバッターが紹介された後、ハイライトみたくこれから紹介する映像の部分を切り取る手法はとても好きです。

 

ではいきましょう。

 

 

サプライズ

レベル : ★★★★☆

内容

妻と娘が父親の誕生日を祝うため、隠れてこっそりとケーキやらメッセージカードを準備して、サプライズを仕掛けるため脱衣所へ移動する。

すると風呂場に大きく口を開けた、不気味な女の姿が。

2人はそれに気づいていないが再度そこを映したときもやはりその女はいた。

この時、下の階に住む女性が孤独死していたという。

無念の死を遂げた女性の霊が楽しげなホームパーティーをぶち壊しにやってきた、とでもいうのだろうか?

感想

女の顔は結構怖いかと。

世にも奇妙な物語の「0.03フレームの女」に出てくる女みたいな。

https://youtu.be/FJAoFJAVxys

 

脱衣所に隠れてる間ずっと居たと思うと怖いですよね。

それより最後のハッピーバースデーの歌が不穏すぎて笑った。

 

 

夏合宿

レベル : ★★★☆☆

内容

投稿者が中学生の頃に行った夏合宿先で撮影されたビデオ。

馬鹿騒ぎする彼女らの部屋に先輩がやってくると『大丈夫…?』と何故か心配され、先輩曰く、彼女らの部屋から『たすけて… たすけて…』という声が聞こえてきたのだという。

また、部屋に訪れた先輩の左足が不自然に消えてる。

問題のシーンはプリッツのような菓子を食べながら騒ぐ彼女達の奥の押し入れの下の部分から2つの顔が重なるように映っていた。

このホテルの側を流れる川では1970年代に水難事故が多発していたのだというが…。

感想

映像自体にノイズがかかってて不気味さはありますが、なんというか評価に困るような感じ。パンチがないわけじゃないんだけど…。うーむ。

あとなんか部屋に既視感あるなと思ったら昔泊まった作並温泉グリーングリーンの部屋の間取りと似過ぎ。

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グリーングリーンの裏手には新川という川が流れていますが重大な水難事故は聞いた事がないです。

が、熊害事件なら多々あります。

あとグリーングリーン自体も×殺が多い事で有名です。

 

 

民宿

レベル : ★★☆☆☆

内容

投稿者の中西さんが温泉マニアの先輩ととある山間部の民宿に宿泊した際の映像。

ノーマルタイヤで訪れたが翌日が悪天候と知り、気が気じゃ無い先輩は中西さんが眠った後もスマートフォンで動画を撮影していた。

それは雪が降ってくるかこないか外を映し出した映像だが、先輩は異変を感じ、部屋の中を映すとブロックノイズが走る。

その間0.13秒の間にハンガーラックで首を吊った骸骨のような姿が見える。

その骸骨は中西さんが所有している服と酷似した服装であったため先輩は中西さん未来の姿が映ったのではないかと言い始める。

スタッフはPart 52に収録されている『奇怪な未来』を連想し、万が一の為に中西さんの身辺の連絡先を聞いた。

感想

先輩が勝手に自死を決め付けたように感じて中西さんが憤ってるようにも見えます。

それもそうですよね。

ただ、骸骨が着ている服装は確かに中西さんが持ってる服と似すぎていましたが。

映像自体は大して怖くないので特筆しませんが、『奇怪な未来』の投稿者が自殺していたことが結構ショッキングでした。

 

あと、筆者も温泉マニアなので負けじと(?)調べたところ、映像が撮影されたのは栃木県の那須湯本温泉のようです。

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冒頭の河原沿いの温泉施設は那須湯本の「鹿の湯」。

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例の映像が撮られた民宿は鹿の湯から近い「新小松屋」さんのようです。

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ストリートビューで見ると外の景色はここです。

位置的には新小松屋さんが濃厚ですね。

画像を見たところハンガーラックも確認できました。

 

 

 

おくりもの 中編

レベル : ★★★☆☆

内容

茂さんが失踪し、娘の由美さんが奇行に走り憔悴した様子の薫さん。

由美さんは自分を虐めた友人の写真を切り刻んでいるという。

茂さんは薫さんの浮気相手に嫉妬心を抱いていた。

悦子さんは職場で虐めたT子さんの自殺現場に居合わせた。

つまり由美さんの恨み相手に不幸な事が起こる可能性もあり得ると考えられる。

さらに、茂さんが恨んでいたとされるスーパーの近藤さんは何者かに襲われて怪我を負ったと取材で反面する。

そして、音声分析を担当する寒川の例の「モッカイナレ」という言葉は『モッカになれ』と発音していると分析。

オカルトマニアのKATORさんによると「モッカ(मोक्ष)」とはサンスクリット語の「モークシャ」が民衆化した言葉であり、業や呪縛、輪廻などから完全に解放された魂という意味であるという。

つまり「モッカになれ」とは「死ね」と言ってる事になる。

スタッフは手分けして由美さんの部屋に固定カメラを設置、24時間体制で監視を行うとともに、悦子さんの身辺を調査することにした。

前巻の投稿者である大塚も参加してくれて、悦子さんの母とコンタクトがとれた。

悦子さんは消息不明だといい、彼女の家にはインド仏教を彷彿とさせる謎の絵が飾られており、彼女のパソコンのファイルの中にはサンスクリット語で書かれたものが存在した。

その中には少女がカメラに向かって何かを語りかけている動画が存在した。

その動画は小学生と思しき少女が自分を虐めた相手などを名指しで言い、最後に「モッカになる」と言い残して後ろの窓から飛び降りた。

その際の彼女の顔は茂さん、悦子さん同様ミイラのように歪んでいた。

感想

死は救済ですか。

インド仏教や哲学ってのは興味深いものがありますね。

死んでも輪廻転生すればまた人生をスタートさせる。それが嫌なら何もない世界に行くというのがモッカという仏教用語なんでしょうね。

少女の顔が変わる瞬間、一瞬モザイクがとれて素顔が見てちゃってるの笑った。

 

続きます。

 

 

花火の上

レベル : ★★★☆☆

内容

とある海上の打ち上げ花火の様子をドローンで真上から撮影した映像である。

花火が咲くような綺麗な映像の途中、左から人間の手が現れドローンを掴む。そして体勢を崩したドローンは海へと落下して映像は終了してしまう。

感想

かなり興味深い、驚かせ系の映像です。

完全に人間の手なんですよね。でもそんな上空に人がいるなんて有り得ないし。

というか映像がめちゃくちゃ綺麗。

打ち上げ花火、上から見るか?下から見るか?ってありましたが上からも相当キレイです。

あと、福田が投稿者に取材するときに吃っててめちゃくちゃ笑ってしまった。

 

 

シリーズ監視カメラ 復元

レベル : ★★★☆☆

内容

映像制作会社に勤める投稿者がある会社から火災で破損した監視カメラの映像の復元を依頼されたという。

監視カメラは午後11時頃、オフィスを映し出しており2人の男女が残業中である。

そんな時、オフィスから不自然に発火。

消化器を持ってくる男性社員。しかし栓が抜けない。

女性社員は誰かと連絡していたが炎は不可解にあちこちから発火し出し2人は逃げる。

その時、炎の中に立ち尽くす女性と思しき影が出現する。

このオフィスがあるビルが立つ前、昭和24年に原因不明の火災があり、女性が死亡した事件があったというが…。

感想

FIRE WOMANという感じで不気味というよりかっこいい出立ちです。

Fire Woman

Fire Woman

  • ザ・カルト
  • ハードロック
  • ¥255

Fire of Unknown Origin

Fire of Unknown Origin

  • Blue Öyster Cult
  • ハードロック
  • ¥204

残業中の2人がめちゃくちゃイチャイチャしててなんか良い感じですね笑。

さて、火災のを伝える当時の新聞記事ですが、これは京都で発生した四宮車庫火災のものです。

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ちなみにですが跡地は四宮駅で、周辺にはあんな大層なビルは立っていません。

 

 

続・おくりもの 中編

レベル : ★★★☆☆

内容

KATORさんに少女の自殺動画を見てもらったところ、彼女の思想はかの悪名高い新興宗教の思想と酷似していた。

教祖の思想は人は死んでも輪廻転生するので人を殺したという意識がなく善の為に人を殺しているというものである。

謎は深まるばかりであったがスタッフ・舞木が入院中の近藤さん(薫さんに言い寄っていた疑惑のある人物)接触すると言い出す。

近藤さんへ取材をすると、誰かに突き飛ばされ負傷した事、それに薫さんの証言とは全く異なる証言が得られる。

それは薫さんから一方的に連絡が来ていた事、さらには薫さんに50万円を貸していた事であった。

その帰りに磯崎家で張り込みをしている川居から連絡が入る。

寒川と由美さんが磯崎家で倒れていたという。

駆けつけると寒川は原因不明の高熱で入院、由美さんは落ち着いて2階で休んでいるということであった。

ここでスタッフ・大塚が由美さんのものと思われる吐瀉物の中にウジ虫のような幼虫が混入している事に気がつく。

また、寒川が倒れる直前まで撮影した映像には包丁を持ち出す由美さん、それを宥める寒川、由美さんから包丁を取り返すと由美さんに押し倒され倒れ込む寒川、その後に倒れ込む由美さんが記録されていた。

また由美さんも顔が変化する現象が記録されており、

『モッカ!モッカになれ!』

と発言していた。

感想

寒川ちゃんめちゃくちゃ不憫すぎて…。

KATORさんが言っていた新興宗教はピー音入ってたけどオウム真理教ですね。

オウムには「タントラ・ヴァジラヤーナ」という教えがあってこれは救済の為には殺人も許されるというものです。

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モッカの本来の意味が崩れているのはオウムの思想があるからなんでしょうかね。

カリスマ = ASAHARA なんでしょうね笑。

さて、由美ちゃんのゲロに虫が混じってたのが少々気色悪いですが、次巻完結みたいです。

次回予告、めちゃくちゃ気になります。

 

 

まとめ

あまり印象的な映像が無いのがかえって印象的でした笑。

個人的には花火の上が良かったです。

 

次巻で「おくりもの」完結らしいので最後まで書きたいと思います。

 

呪いのビデオ Part 72 レビュー【後がやばい感じ】

毎回ここの部分を端折りがちなんだけど本編を閲覧しながら書いてるから特に○○がすごい!とかは言えないんだなぁ。

という感じですが宜しくお願いします。

本巻から大長編「贈り物」がスタートします。

 

 

ベランダ

レベル : ★★★☆☆

内容

とある少年がマンションのベランダで野鳥を観察するための自由研究、という名目でカメラを設置し観察していた。

この部屋はマンションの3階にあるのだが、ベランダの欄干の下から男と思しき顔がこちらを睨むように見ていた。

感想

男の正気のない感じが少し不気味。後に夢に出てくるようになったってのも頷ける感じはします。

超怖い訳ではないのに気味悪すぎて後がやばい感じ。

それより初っ端からショタものはいいっすね!

 

 

伝説の自主映画

レベル : ★★★★☆

感想

20年ほど前に製作されたホラー自主映画のカット。

投稿者はこの映画の音響を担当しており、問題のソレに気づいてしまった第一人者である。

問題のシーンは女性が雑木林に逃げ込むシーンで、彼女が木の幹にしがみつくと、後ろの林に眼鏡をかけた(ジョンレノン?)のような顔がうっすらと映り込む。

以降、本物の幽霊が映り込む「伝説の自主映画」と話題となったらしい。

投稿者は作品を投稿するにあたり当時の監督と再会し、経緯を説明したところ、当時監督が撮影の直前に1人でこの近辺を訪れたとき、首吊り死体を発見したそうだ。

死体があっては撮影ができない、通報すればどのみち事情聴取などで撮影は難しいと判断した彼は死体を別のところへ移動させたのだという。

結果撮影は成功したが、死体を動かしてしまったので警察には通報できなかったという。

この森で無念の死を遂げた霊魂がフィルムに現れた、とでもいうのだろうか?

感想

前回レビューした

呪いのビデオ Special 4 レビュー【シャブ中のフレディマーキュリー?】 - ほんとにあった!呪いのブログ

の『地下駐車場』に出てくるジョンレノンみたいな男性の丸眼鏡バージョンと言いますか。

エピソード内で監督は枝の写り具合じゃないかと茶を濁していたと語られていますが、確かにぼんやり映ってる感じは目の錯覚と思う人はいるでしょうね、という具合に本当ぼんやり映ってるんですがこれがリアルというか不気味です。

最初は大した映像じゃないと思いましたが後がやばい感じなので高評価です。

 

 

曲がり角

レベル : ★★★★★

内容

投稿者がネットオークションでウェアラブルカメラを購入し、テストとして自転車で近所を走っていた際の映像。

とある曲がり角に差し掛かると不自然な女性の後ろ姿と衝突してしまう。

しかしそこには誰もいない。

よく見るとカーブミラーのポールから不自然な現れ方をしている。

その後、投稿者がアパートの駐輪場に自転車を止めた際、カメラを取り止める投稿者の背後に一瞬、酷く歪んだ顔の女性の姿が映り込む。

その服装は曲がり角で衝突した謎の女性と酷似していた。

この曲がり角では15年ほど前にひき逃げ事件があり、女性が死亡しているといい、犯人は現在も見つかっていない。

この女性は身元不明であり、警察庁の身元不明遺体には現在でも詳細が掲載されているという。

感想

場所なんですが、東京都杉並区西荻北ですね。

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2017年当時とはちょっと変わっていますが…。

 

さて、問題の映像ですがめちゃくちゃに怖いものだと思います。

カーブミラーから不自然に出現した女も不気味だし何より最後のついて来てるというのでめっちゃビックリした。顔も歪んでて生々しい。

あの曲がり角で衝突して以降ずっと後ろからついて来てたと思うとゾッとしますよ。

ちなみに警視庁の身元不明遺体のページで15年ほど前(本巻が2017年発売なので2002年辺り)、場所は杉並区で探しましたがそのようなものはヒットしませんでした。

最後にモザイク処理されて映る身元不明遺体のページの似顔絵、映り良すぎだろ!笑

 

 

おくりもの 前編

レベル : ★★☆☆☆

内容

2016年12月に撮影された映像。

この日投稿者の久松香澄さんと旦那・正伸さん夫婦は正伸さんの同僚・磯崎茂さん、薫さん夫婦の家で家族ぐるみの集会をしていた。

こうした交流は度々あったというが、今回はその団欒が台無しになってしまう事象が発生してしまう。

団欒の途中に磯崎茂さんが突然

いい加減にしろよ!

と言い激昂し出す。

すると茂さんは徐に台所へ向かうと包丁を片手に薫さんに襲いかかった。

幸い周りの人達に取り押さえられ事なきを得たが、襲いかかる直前の茂さんの顔はゾンビのように変わっていた。

それ以降、茂さんは精神的に参り会社を休むようになってしまった。

磯崎家に取材に向かったスタッフ。

茂さんに事情を聞くスタッフだったが、後に薫さんの携帯の着信音が鳴ると、

あいつのせいだ…

と呟き激昂し、グラスをスタッフ・寒川に向けて投げつける。

うずくまる寒川、薫さんに襲いかかる茂さん。

スタッフは磯崎家から出るしかなかった。

 

後日、薫さんと会い、取材をする。

薫さんによると、茂さんは会社の部下から虐めの相談を受けていた事や、職場の元上司・近藤という人物から言い寄られていた事や度々連絡を受けていた事などが判明。

茂さんが激昂する時は決まって薫さんが誰かと連絡を取るように携帯を見ていることに気づいた川居は近藤さんに取材を交渉する。

茂さんは近藤の存在に気づいており、嫉妬して取り乱していたのではないかという推測のためであったが、近藤さんはしらを切りつづけ、取材は断念せざるを得なかった。

そして茂さんの部下・溝内さんからある話を聞くことになる。

感想

いや修羅場ですね。

なかなかヘヴィーで笑ってしまう、というか寒川は大丈夫なんかな。可哀想に…。

問題の茂さんが暴れるシーンで香澄さん(?)がキッズたちを守ってて母は強し…と感動しました。

なかなか興味深いエピソードですがどうなるんですかね?

 

 

存在しない友達

レベル : ★★★★☆

内容

投稿者は後にスタッフに加入することになる大塚である(投稿者として初登場)。

大塚は廃墟や心霊スポットなどが好きで、よく探索に行くのだという。

映像はとある廃ホテルに大塚とその友人・Aさんが探訪した際のもので、大塚とAさんは各1台、計2台のカメラを使い、二手にわかれ探索を始める。

大塚とAさんは途中まで電話でやり取りをしていたが、大塚の携帯が圏外になり途切れてしまう。

が、一方のAさんは大塚(とおぼしき人物?)と通話しており、謎の人物はホテルの真ん中の部屋へAさんを誘導する。

しかし部屋の中には誰もいない。

ふと、Aさんが『お前、誰…?』と呟きカメラを振り返るとそこにはのっぺらぼうの謎の人影が立っており、映像は途切れてしまう。

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Aさんは後に倒れているところを大塚に発見され無事であったが、この件については頑なに口を閉ざしたまま、大塚はそれ以降、霊感のような妙な違和感やそれまで無かった仏眼(指の関節にある手相)が開いたなど、異変が生じてるようであった。

感想

大塚が成り上がり投稿者として初登場しましたね。

映像は大塚ではない誰かと会話するAさん、知らない人物の登場など不気味で不可解すぎるもので、インパクトは結構あるかと。

Aさんの「お前誰?」がゾッとする口調で怖かった。

『存在しない友達』というタイトルを見て、イマジナリーフレンドを連想しました。

これは精神的なもので、ぬいぐるみや人形などの物が喋ったりして友達のようになるという "極 -きわみ-" のような精神状態を指す言葉です。

 

 

 

シリーズ監視カメラ 野菜泥棒

レベル : ★★★☆☆

内容

とある農家のビニールハウスに設置された追尾式の監視カメラ。

この日の夜8時頃、1人の常習犯とみられる男がビニールハウスに侵入し野菜を泥棒していった。

日付が変わって2時2分頃、カメラのセンサーが反応するが誰もいない。

するとカメラが回転しながら落下し、ビニールハウスを地面から映すとそこには手足が異様に長い、クソでかい女と思しき陰が映り、暗闇へ消える。

この女が立っていた方向には神社があり、ここ一帯は霊の通り道、所謂「霊道」になっているのだという。

感想

女、デカすぎ。異様なフォルムは不気味ですね。

さっきから不気味しか言ってないかも。

野菜泥棒は到底許し難いですが敢えて野菜を盗むというのは健康的で良いと思います(良くない)。

これはパーフェクト・ヤサイ・ジュニアの仕業です‼️

 

 

続・おくりもの 前編

レベル : ★★☆☆☆

内容

前回の溝内さんから聞いた話はこうであった。

彼の職場にT子さんという女性がいて、彼女は先輩にあたる人物であったが2016年11月29日に電車に飛び込んで亡くなったという。

T子さんは仕事に厳しく、特に女性には尚更厳しい人であったそうで溝内さんの同期の真山悦子さんという女性がT子さんから虐めを受けていたとして悩んでいたらしい。

そんな中でのT子さんの自殺。

その後に行われた葬儀には会社仲間が参列したが、その帰りの飲み会で悦子さんは人が変わったかのように茂さんにキスをしたという。

元々悦子さんと茂さんは仲が良かったが、そういう言動を取るような人ではないので驚愕したという。

溝内さんと茂さんは常に一緒に仕事をしていた関係であったため、冗談混じりに悦子さんとの関係を聞いたところ、肉体的な関係はないが、悦子さんからおくりものを貰ったと話したという。

ところが悦子さんは2016年いっぱいで退職してしまう。

 

  1. 2016年11月29日 T子さんが人身事故によって死亡。
  2. 12月3日 T子さんの葬儀の帰りに茂さんと悦子さんがキスをする。
  3. 12月18日 茂さんがホームパーティーで薫さんを襲う(投稿映像が撮られた日)
  4. 12月22日 悦子さんが会社を退職。

 

一ヶ月もしないうちに茂さんの周りでは余りにも沢山の出来事が起こっている。

また、磯崎家では茂さんが失踪し、娘の由美ちゃんが失踪前の茂さんのようになってしまっているという。

そして演出の寺内はある投稿映像が今回の件と酷似していると指摘。

それは2016年11月29日に駅の待合室で撮影されたもので、待合室のなかに明らかに様子がおかしい悦子さんの姿が。

奇声を上げ、待合室を出る時、悦子さんの顔は茂さんのようにゾンビのようになってしまっている。

その後電車が急停止するところで動画は終了する。

ホームにいた人の様子や走る駅員など、それは人身事故が発生したように見える。

また、悦子さんの奇声は

『モッカイナレ!』とも聞こえる。

そして茂さんが薫さんを包丁で襲おうとした場面でも茂さんは『モッカイナレ!』と叫んでいたのだが…。

感想

つまり、T子さんの自殺現場に悦子さんもいた、という事ですよね?

けたたましい汽笛を鳴らして急停止する小田急線の列車、走る駅員、ホームの人達の見てはいけないものを見てしまった感じがガチの人身ではないかと思わせるほどです。

それより、悦子さんの変化した顔面が「この世の終わりみたいなインスタの投稿」に出てくるゆかりにしか見えないんですよね。笑

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娘にまで異常がでるというのは薫さん、流石に気の毒ですよ。

次巻、続きますがどうなる事やら。

 

 

まとめ

改めて、メインエピソードが怠くなくて見やすく、久しぶりに

投稿映像 < メインエピソード

という具合だったかと思いますし、投稿映像も全部それなりに怖かったし秀逸な巻だと思いました。

久々の大長編「おくりもの」の続きも気になるところですが、今回はここら辺で(?)

 

また次巻!