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呪いのビデオシリーズのレビュー・考察など

呪いのビデオ Part 95 レビュー【地獄で待ってる】

すっかり秋めいてきて着るものに困っています。

さて、本当は90巻〜94巻あたりを立て続けに観ようかと思っていたんですが、なんか95巻の方がいいかな(?)と思って観ました。何故。

まあそんなこんなでレビュー参ります。

目次

 

なくしもの

レベル : ★★★★★

内容

1998年に新生児をガラス越しで撮影した映像。

恐らく産まれたばかりの子がいて母親が長男と思しき息子と撮影したものだろう。

問題のシーンはカメラがピンぼけしだすと、赤ちゃんの寝ているベッドの傍から女の顔が覗く。

投稿者はそれに気づいて驚愕しながら録画を止めたところで終わる。

この病院では出産予定だった女性の乗った車がダンプと衝突し、病院に運ばれた。女性の命に別状はなかったものの胎児は亡くなってしまったという。

感想

掴みとしてはこれまためちゃくちゃ怖い映像を持ってきましたね。

筆者は割と恐怖耐性はありますが、耐性がなかったら早々にノックアウトされます。

録画の日付を見る限り1998年3月14日なので大体25年くらい前ですね。

この日が誕生日だったら絶対嫌なんだけど笑。

あとお母さんが気づいて「ぎゃっ!」って言って即録画やめたのもリアルですが不覚にも笑ってしまいました。

 

謝罪

レベル : ★★★☆☆

内容

ホラー映画のロケハンでとある廃墟のアパートを訪れた投稿者。

風呂場の窓の外に項垂れる老人男性の姿が一瞬映る、またカメラが振り向いた時、先程の老人男性が隅の方で何かに謝るかのように頭を下げていた。

またこの部屋では過去に2人ほど布団や浴槽で亡くなっていて、その中に過失致死の前科がある老人が暮らしていたのだという。

一体彼は何に謝っていたのだろうか。

感想

映り方が自然というか、ある意味分かりづらいんだけど気味は悪い映像かと。

 

訪問者

レベル : ★★★★☆

内容

大学生の投稿者が夜、駐車場で飲んでいる際に撮られた映像。

友人たちの向こう側にあるマンションに不審な女が現れて時折ドアの前で立ち止まったり、また歩き出したりと不気味さを醸し出している。

すると、謎の女はこちらに向かって手を振り出した。

それに応えてふざけ半分で手を振り返す友人。

その後、その友人がお酒を買いに行くと言ってその場を去る。

すると、向かいのマンションに先程の女同様項垂れた様子の友人の姿があった。

その友人は今でも行方不明だという。

感想

中盤までめちゃ怖い。

謎の女が出てきて、それに気づいて手を振るとか…。俺なら速攻逃げるけどね笑。

友人が取り憑かれたみたいなオチですけど、カメラをズームアウトした時にその女がワープして近くに居たならもう確実にトラウマ確定です。

中盤まで不気味だっただけにちょっと残念。

 

怪屋敷 前編

レベル : ★★☆☆☆

内容

投稿者の島瀬さんは夫の転勤でとある家に住んでいたのだが、その家では誰かの足音や怪現象が後を絶たなかったという。それが原因で夫婦は転居を余儀なくされた。

問題の映像(タイトルは「押入れ」)は、島瀬さんが問題の家の和室に定点カメラを設置し、次の朝まで録画していた。

その際、押入れから人の手のようなものが現れ、襖を開ける。

半分ほど開け切った時、足のような影が押入れから出てくるというものだった。

調査を進めるとその家の大家である新山さんという女性から話を聞く事ができた。

新山さん曰くあの和室は新山さんの父親である正昭さんの寝室として使っていたという。

新山さんに許可を得て押入れを調査するスタッフ。

すると押入れの中はやたら焦げ臭く、さらに奥から子供が描いたと思える絵が見つかった。

新山さんはこの絵に心当たりがなかった。

感想

問題の映像はありがちなものでたいして怖くはないですが結構興味深い展開になっていきます。続く。

 

会議室

レベル : ★★☆☆☆

内容

会社の会議室で投稿者が明日行う撮影のため、マイクテストを行っている映像。

すると映像にノイズが入り、赤い顔の男性と思しきノイズと叫び声が録音されていた。

この撮影に使ったカメラは会社に勤めていた男性の寄贈品で、その男性はこの映像を撮影していた時刻に交通事故に遭い、それに伴う火災に巻き込まれて焼死してしまったのだという。

感想

叫び声が迫真でそこだけちょっと怖いかなと。

撮影中に欄干のある窓の向こうに人の白い顔みたいなのが見えたような気がするのは僕だけですかね?

 

次へ

レベル : ★★☆☆☆

内容

あるカップルが中年男性に言いがかりをつけられ、彼氏が男性と格闘している映像。

中年男性が彼氏を壁に押し付け、額を押し付けると彼氏は急に無抵抗になり崩れ落ち、やがて放心状態のままどこかへと歩き出す。

カメラが彼氏の顔を正面から映した時、一瞬彼氏の顔が老人のような顔になっていた。

感想

なかなか興味深い映像だと思います。

人と人が乱闘してるのって見てて面白いですよね。

「次へ」っていうタイトルがよくわからなかったんですが、彼氏が不思議なパワー(?)を貰って次へまた誰かにうつしていくっていう解釈でいいですかね?

 

熊牧場

レベル : ★★☆☆☆

内容

とある熊牧場で撮影された映像。

たくさんの熊がサークルの中で放し飼いされており、職員が上から餌をばら撒くとカメラが下にいる熊を映す。

するとゲージのようなものの傍に血まみれの生首のようなものが一瞬映っていた。

感想

熊の可愛さと映ったものの邪悪さの対比が面白いです。

北海道の登別熊牧場で撮影された映像みたいで、ゲージのようなものが同じアングルで映っている写真を引用します。

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このゲージの左手前あたりに首がありました。

正直そんなに怖くはないです。

 

怪屋敷 後編

レベル : -

内容

新山さんは父・正昭さんの部屋から物音がするとスタッフに知らせる。

正昭さんは寝たきり状態なので動くことは無いと思われるがスタッフの提案により正昭さんの寝室に定点カメラを設置して一晩録画することにした。

後日カメラの映像を確認すると色々なものがひとりでに飛んだり椅子が回ったりなどのポルターガイスト現象が確認できた。

スタッフは一度正昭さんの寝室に行き、押入れを調べることにした。

押入れの中は前回の家のように妙に焦げ臭く、また袋に入った沢山の絵や手紙が見つかった。

その絵などには「れいな」という名前が共通して書かれていた。

正昭さんが通っていたデイサービスセンターの職員に取材をして「れいな」の事を聞くスタッフ。

しかし、れいなちゃんは既に他界していた。

れいなちゃんはデイサービスセンターによく遊びにくる女の子で正昭さんに懐いていたという。また、正昭さんもれいなちゃんを孫のように可愛がっていたらしい。

れいなちゃんは火の不始末で家が火事になり家族全員で焼死してしまった。

そしてれいなちゃんは押入れの中で事切れていたのだという。

見つかった複数のれいなちゃんの絵や手紙。

これらをお祓いし、正昭さんへ返却した。

スタッフが正昭さんに「れいなちゃんを知ってるか」と問うと、それ以降口を開く事はなかった。

 

スタッフがれいなちゃんの作品の数々を調べていた時、一つ気になる物を見つけた。

それは二枚重ねになった手紙と思しきものであったが、紙の裏に「たすけて」と書かれてあった。

れいなちゃんは正昭さんに助けを求めていたのだろうか。

今となっては知る術もない。

感想

問題の家や新山さんの家の押入れが焦げ臭かったのはそういう事だったのか〜と。

でも何故島瀬さんの家にれいなちゃんの絵があったのでしょうね。

こういう子供が犠牲になってしまうのは胸が痛くなります。火の不始末も寝タバコとかでしょう。

なので考えられる限りでれいなちゃんは虐待を受けていた可能性がありますね。あくまで推測ですが。

なんか切ないエピソードでした。

 

まとめ

シンプルでなかなか興味深い巻でしたね。

次の更新はたぶん95巻以前のものになると思います。まだまだ観ていない巻がたくさんあるので笑。

ではまた次回!