今回レビューするSpecial4は今まで見てきた呪いのビデオシリーズの中でも最恐クラスであるということをはじめに書いておきます。
あれ?数時間前に
個人的に呪いのビデオで怖いと思うのは45巻かなぁ。茅の輪以外は普通に恐怖耐性あってもおっかない映像しかないしクオリティ高い。
— シュランP (@RCsexsiyou) 2020年8月5日
こんな事言ってたの誰だったかなぁ…?
まぁいいや。
ご存知の通り恐怖耐性がついてる筆者でも鳥肌立ったし不安な気持ちになるというか、このあと起こるものを見たくないという異例な感情に見舞われ…。
夜の海
レベル : ★★★★☆
内容
海岸というより断崖絶壁の前にある岩場という感じ。
彼氏が彼女を脅かしつつナイトモードでカメラを回していた。
彼女が大きな岩に乗った時、ナイトモードで顔が光ってるように見える学生服のような格好の男が海からこちらを見ていた。
感想
彼氏、当時(2003~2004年)のhydeをパンピーっぼくした感じで好印象です。笑
2004年のラルクのSMILE TOURの頃の、ね。
それは置いとき、海に現れた男はハッキリと見えなくて不気味な感じを醸しています。
ただ言えるのは恨めしげな印象が強い感じかと。
不気味です。
静岡とのことですが錦ヶ浦・曽我浦海岸かな?
尾行
レベル : ★★★★☆
内容
新米探偵の投稿者がある女性を尾行した際に撮影した証拠ビデオ。
ターゲットの女はいつもの駅で下車し住宅街へ入っていく。
徐々に細い路地へと入っていき、しまいには路地の角を曲がったところでターゲットは消えてしまう。
その旨を報告する投稿者。
しかし所長は尾行を中止するように指示する。
その時、ターゲットの女が再び目の前に姿を現して…。
感想
女はこちらへ向かってきたんですね。
てっきり後ろ姿だと思ってたのでマジでビビりました。
所長の件も意味深ですよね。
この世ならざる者を追尾してた… ってことか?
屋根裏
レベル : ★★★★★
内容
投稿者の住むアパートの屋根裏から物音が聞こえてきて、それが次第に人間の足音のように聞こえてくるようになった。
投稿者は屋根裏を調査しようとしたところ、屋根裏入口で一つのVHSテープが落下したという。
そのテープには「1995.5」とのみ記されており彼女と見てみたという。
それは前の住人と思しき挙動不審なタンクトップ姿の男を捉えており、女性の顔が所々浮かび上がっていた。
ソレを見た後、投稿者は悪夢に魘され睡眠不足が続き、彼女に至っては顔に殴られたような傷が出来、さらには髪の毛が全て抜けてしまっていた。
スタッフが屋根裏を調査したところ、そこには誰かが生活していた生活痕があり、救急箱や錠剤などが多数見つかった。
前の住人を知る岡林さんによれば、1992年から1995年ほどの期間に男とアジア系外国人の女性が住んでいたという。
が、女性は男からDVを受けていたらしい。
また、入国管理局が度々訪れては彼女は屋根裏に隠れたそうであった。
しかし1995年1月に女性は姿を消してしまう。
男も同年夏に引越し行方を晦ます。
さらには刑事が近所で聞き込みを行なっていたというのだが…。
感想
えっと…
空耳アワーではない
映像の挙動不審な男はフレディマーキュリーではないですよね?
この男、完全に薬物やってますね。
怪しい錠剤を並べたりしてる。
いや、そんな事はどうでもいい。
アジア系の女性はどうなったのかが気になります。
刑事が訪ねたってことは事件があったのは明白ですが…。
なんでかしらんけどリンゼイアンホーカー事件を思い出しましたよ。
映像の薄ら映り込む女の苦悶の表情、磨りガラス越しに現れる女、どちらも不気味すぎてちょっと処理が追いつかない。
映像も無機質で何が起きるかわからない不安を煽ってますよ、これは。
個人的に、投稿者の彼女がズラを外す瞬間が一番ゾッとしたァ…
シリーズ監視カメラ コンビニエンスストア
レベル : ★★★☆☆
内容
愛知県のコンビニに設置された監視カメラの映像。
夜、一瞬、店内が閑散となると目の前の床に苦悶の表情を浮かべた髪の長い女と思しき顔が明滅するように映る。
感想
今までの映像がハイレベルだっただけに少し休憩的な印象ではあるものの、女の顔なのかよくわからないシルエットが明滅して浮かび上がってくるのは気持ち悪いですね。
レベル : ★★★☆☆
内容
投稿者の2人は専門学校の卒業旅行でヒッチハイクの旅を行なっていた。
旅を始めて2週間ほど経ったある日、いつものように車をつかまえる。
ちょうどそこに女性2人が乗ったハイエースが止まり、快く乗せてくれた。
運転するスーツ姿の女は投稿者らに興味を持ち色々と会話している様子が窺える。
一方で助手席に乗っているジャージ姿の女は項垂れており終始無言であった。
しかし、スーツ女の言動に不信感を覚え始める。
投稿者たちが持ち歩きのスナック菓子を食べていると身体に悪いからと叱責するスーツ女。
また、直進するはずのT字路を左に曲がる。
それに気付いた投稿者は引き返すように頼むが聞き耳を持たないスーツ女。
更には「ちゃんと着くから」「あなたたちのため」、「みんな待ってる」等怪しい発言をし始めるスーツ女。
投稿者たちは湖畔で無理矢理に降ろしてもらい、その後、スーツ女は誰かに電話をしながらハイエースを急発進させて走り去って行った。
問題の箇所は項垂れる助手席のジャージ女の顔がサイドミラーに映ったとき、一瞬、紅に染まったような、赤く爛れたように反射していた。
感想
霊 < 人間 な印象です。ストーリーが悍しいので問題の箇所の印象が薄い。
あまり語られてませんが、カルト宗教のにおいがします。
そもそもスーツ姿の女がハイエースに乗ってるのも不自然ですよね。これには
シリーズ監視カメラ 地下駐車場
レベル : ★★☆☆☆
内容
大分県のとある地下駐車場の出入り口付近を映した監視カメラの映像。
1台のセダンが駐車場から出て行ったあと、静まり返る。
その時、画面右側のコンクリートの柱上部にサングラスをかけた男の顔がぼんやりと浮かび上がって消える。
感想
ジョンレノンですかね?
筆者にはジョンレノンにしか見えませんでしたが…。
ちなみに、ここは大分県別府市にあるビーコンプラザというコンベンション施設の地下駐車場らしいです。
大型アリーナやホールなどがあって、ミスチルや安室奈美恵などの人気歌手がコンサートするほどの場所みたいです。
無名の投稿
レベル : ★★★★☆
内容
差出人不明のビデオ。
ある男が市街地をバックに製作委員会に挨拶をしてカメラで捉えてしまったものを紹介している。
ビデオカメラを買った投稿者は毎日日記のように生活の一部始終を撮影している。
投稿者は精神を病みだし、自殺を示唆する発言や支離滅裂な言動を取るようになる。
そして大晦日23:59分、年が変わったと同時に壁に逆さになった大きな女の顔が浮かび上がる。
感想
ガチで痛い。笑
この男性、自殺を示唆する自分を迎えにきたのではないかって推論立てていて結構面白い。
また編集も雑だし見苦しい点がけっこうあって。
自殺自殺言ってる人間ほど死なないんですよね。
顔は明るさが調整されてよく分かりました。
結構はっきり映ってて怖くない、こともない?
仮にこの映像がガチだとして、怖いと言ってしまえば投稿者の思う壺なのでそれだけは避けたい。
それが人情ってやつです。
謎の女
レベル : ★★★★★★
内容
投稿者の佐原さんは友人である三好さんと近所で起きた交通事故を撮影しに車を出した。
しかしながら現場は片付いており生々しいシーンを収めることは出来なかった。
そして帰り際に自販機で飲み物を買いに車を降りる2人。
三好さんを撮影する佐原さん。すると三好さんの背後に通りすがり、血塗れの白い服を着た女性が立っている。
また、次に三好さんが飲み物を買うときも彼のすぐ側にさっきの女性がいる。
佐原さんは思わずその女性の話を持ち出すが三好さんには全く見えていなかったという。
また辺りを見渡してもそのような女性はいない。
また佐原さんの後日談によれば、彼の住んでいるマンションの別の棟に住む女性がこの事故で亡くなっていたという。
感想
うん…… 怖いわぁ…
リアルにゾッとしてしまった。
呪いのビデオシリーズの中でもトップクラスに怖い映像かもしれない。
これを観たのが夜遅くだったのもあって眠れなくなってしまいましたよ。マジで。
ここまで本気で怖いと思ったのは久しぶりで、初めに書いてた恐怖耐性云々もこの映像見て戦慄を覚えたことが大きいです。
シリーズ監視カメラ 無人のオフィス
レベル : ★★☆☆☆
内容
埼玉県のとあるオフィス。
無人のオフィス内を淡々と映しているが、画面左から右に流れるように男性の生首と思しき影が通り抜けて消えていった。
感想
生気のない(例えるなら呪怨の俊雄くん)顔は不気味です。一瞬で消えてしまうのも珍しいタイプかな、とは思います。
消えた友人
レベル : ★★★☆☆
内容
Part 11に収録されているランドセルの少女。
悲惨ないじめの末に行方不明になった少女が湖畔に現れる映像だ。
この映像を見た視聴者から寄せられた多数の葉書によれば、似たような話が日本各地に伝わっていることが分かった。
––– そして今回、葉書の中から地方在住の大槻さんが撮影した映像をピックアップ。不可解な少女が写っており、カメラに映る友人・石和さんが蛻の殻のように消えてしまったという。
それはとある山の中腹に落ちていたアダルトビデオを使い、同級生の沼川さんにドッキリ紛いの事を行った。
しかし、その映像が撮影された後、石和さんは不登校になり、家族諸共消えてしまったという。
取材の過程で、沼川さんから聞いた話では、石和さんは映像を撮影した日の夜に何かに取り憑かれたような言動を取っていたらしい。
霊を祓いきれずに別の街へ引っ越したのではないかと沼川さんはいう。
そしてその少女が彼らが小学生の頃にいた女児・由利さんではないかという。
由利さんは山で行方不明になり、2年後に保護されたというが精神に異常をきたし、東京へ引っ越してしまったのだという。
問題の映像は沼川さんの到着を待っている際、雑木林の中に帽子を被ったような少女の影がうっすらと映り込んでいた。
––– ここでPart 11のランドセルの少女の話に戻る。
ある1通の葉書によれば、この映像を倍速で観ると、女の子の声で
...小学校 ...4組 26番 …ゆうちゃん
と聞こえる。
最後に、由利さんは「ゆうちゃん」と呼ばれていた事が明らかになる。
果たしてランドセルの少女と由利さんは同一人物なのだろうか?
感想
それより、大槻さんたちが山の中腹で沼川さんをはめてエロビデオを持ち出す彼を追いかけるシーン、実に田舎の青春感が凄くていいなぁとしみじみ思いました。
問題の箇所うっすら過ぎてあまり怖くはない。
けど、ランドセルの少女とリンクした展開になるのはリアルにすげぇ…と思いました。
まとめ
調べてみるとやはり傑作として名高いSpecial 4。
僕自身Twitterで、
個人的に呪いのビデオで怖いと思うのは45巻かなぁ。茅の輪以外は普通に恐怖耐性あってもおっかない映像しかないしクオリティ高い。
— シュランP (@RCsexsiyou) 2020年8月5日
なんてほざいてた(もちろん45も名作だけど)けど、皮肉にもこの日にSpecial 4巻を観たせいですぐに更新されてしまった、幻のツイートになってしまったわけなんですが。
かなり見応えがあってもうお腹いっぱいです。
胃もたれ起こすわ。
個人的には屋根裏と謎の女が印象的だったな。
草々。