あけましておめでとうございます。
今年は元日から地震や津波の被害で苦しんでいらっしゃる方が多く心を痛めております。
新年初日というおめでたい日に起こってしまった災害、1日も早い復旧をお祈りします。
さて、今年は一体どうなってしまうのか幸先が思いやられますがレビュー、参ります。
目次
這う
レベル : ★★☆☆☆
内容
曾祖母の葬儀の後、当時のコロナ禍により全員がマスクを着用している状況を不謹慎ながら撮影した映像。
すると集まりの中にいた女の子が「大きなおばあちゃんが杖を持ってきてって」と発言し居間から出ていく。
すると居間から這うような老女と思しき影が映り込んでいた。
感想
まず、曾祖母と例の老女の関係性ですがよく分かりませんでした。
映り込んだ影も合成っぽくてとてもトップバッターにしては掴みのない映像かと思います。
濡れるお札
レベル : ★★★☆☆
内容
投稿者が引越したアパートでは度々不可解な現象が起こっており、長い髪の毛が落ちていたりしたそうで、オカルトに詳しい友人にお札を買って貼った方がいいというアドバイスを受け、お札を貼っていた投稿者。
しかし次の日そのお札が濡れて変色しており、おまけに長い髪の毛も絡まっていた。
それを友人に見せようと動画を撮っていたら押入れにこちらを睨む女と思しき顔があった。
感想
恐怖映像に耐性がなかったら普通に怖い映像かと思います。
ただ筆者には先程の「這う」のような合成くささがあってあまり怖いとは思いませんでした。
でも女の目がギロっとする場面は少し怖かったです。
古着
レベル : ★★☆☆☆
内容
結婚式の帰りに線路沿いで写真を撮ろうとして間違えて動画を撮ってしまった際の映像。
自撮りをして線路をバックに映り込む投稿者たち。
すると線路に投稿者と同じような服を着た女性の影が。
投稿者曰く、その服は古着屋で買ったものであるというが、古着屋に問い合わせても何も教えてくれなかったという。まさかその古着の前の持ち主は…。
感想
2回目のリプレイでようやく気づく程度です。
っていうか古着の前の持ち主がその服をきて飛び込み自殺したら服どころじゃないでしょ笑
遺体のパーツを揃えるだけでも大変かと思います。
金神 前編
レベル : ★★☆☆☆
内容
投稿者の宇野さんが実家の引っ越しの際に亡くなった父の遺品整理をしていた際に出てきたテープが今回の投稿映像である。
問題の映像は男性2人が「金神」と書かれた石塔に手を合わせているものであるが、石塔の向こうにオーブのような3つの玉が浮かぶ。
ちなみに金神とは方位神の一つで、
金神の在する方位に対してはあらゆることが凶とされ、特に土を動かしたり造作・修理・移転・旅行などが忌まれる。この方位を犯すと家族7人に死が及び、家族が7人いない時は隣の家の者まで殺される(これを七殺(ななさつ)という)と言われて恐れられた。
金神の中でも、「うしとらの金神」は「久遠国」という夜叉国の王である巨旦大王の精魂とされる。巨旦大王の眷属の精魂も(普通の)金神と呼ばれる凶神となっている。(Wikipediaより引用)
宇野さんの母である貴美さんに映像を観てもらったところ、映像に映る男性は亡き夫・道夫さんの従兄弟にあたる忠信さんで、撮影者は声だけ聞く限り道夫さんの兄・智弘さんであるという。
スタッフが金神の七殺について尋ねると、まず智弘さんは列車事故で亡くなっている事が判明。
その智弘さんの親族や道夫さんを含めると5人が亡くなっていると判明。
残る2人は貴美さんと投稿者の美緒さんしか居らず不安を隠しきれない様子であった。
貴美さんに忠信さんと連絡を取りたいという旨を伝えたが新型コロナの蔓延により取材は延期になってしまう。
感想
智弘さんが忠信さんに発する言葉がまるでヤクザの取り立てみたいでなんか怖い。
しかし金神って初めて知ったんですがなかなか凶悪な神様なんですね。
続きます。
でてよ
レベル : ★★★★☆
内容
とある廃墟のホテルに肝試しに行った投稿者が撮影したビデオ。
暗い夜の廃墟を懐中電灯頼りに進んでいくと部屋のドアノブにかかったビニール袋が。
その中には携帯電話が無数に入っていた。
その瞬間、携帯電話が鳴り出し、慌てて逃げる投稿者たち。
またカメラに映る友人の携帯まで鳴る。
恐る恐る出てみると女性の声で「でてよ」と聞こえる。
感想
夜の廃墟ってだけでどこから出てくるかわからない恐怖心がありますねぇ!
袋に入っていた携帯電話は全部ガラケーで、廃墟に何年も放置されてるわけですから鳴る筈なんて無いんですよね。
これはなかなか怖かったですよ。
シリーズ監視カメラ 遊具
レベル : ★☆☆☆☆
内容
とある保育施設の監視カメラ映像。
ここでは遊具が不自然な形で散らかってる事が多く監視カメラを設置したのだという。
夜、誰もいない施設の中を縦横無尽に駆け回る三輪車やボールがバウンドしたり不自然な現象が記録されていた。
感想
ただのポルターガイストです。別に変じゃありません。
首長
レベル : ★☆☆☆☆
内容
とあるロケハンで森林を訪れた2人組の男性。
首吊りシーンに合う木を探してそれらしい木にぶら下がってみると木から落ちた際に首が一瞬バネのように長くなっていた。
またもう1人も一瞬ではあるものの首が長くなっていた。
感想
えー、と
なんと申せばいいのかわかりませんが…。
これってあれですよね筆者が好きなマジカルスプリングみたいなものですよね…。
金神 後編
レベル : ★★☆☆☆
内容
忠信さんに取材する前に、例の動画が撮影された「金神」の石碑を特定し現地へ行ってみるスタッフ。
そこには確かに花が供えられた金神の石碑が。
しかしその瞬間、金神を信仰してると思しき女性に嗜められ追い返されてしまう。
後日、新型コロナウイルスの規制が少し緩和された状況で忠信さんに取材ができた。
忠信さん曰く智弘さんが家を建てたいと言われ、金神信仰をしている忠信さんが金神様がいる方角に家を建てるといいとアドバイスをしたのだという。
しかしこれまでの調べでは金神の七殺など不吉な事が多い神様である。
それを忠信さんへ問うと、
「なんだ、知っとったんか」
といい、不適な笑みを浮かべる。それを最後に話すことはなかった。
スタッフの調べによると智弘さんが家を建てたのが1999年。その年の金神のいる方角と一致していたのである。
そして智弘さんが忠信さんに騙された事を知り、あの動画が証拠として撮影されたのではないかと推測する。
後日、忠信さんから8mmフィルムが送られてきた。
その内容は深い森の中に7体の人間と思しき影が首を吊ってるように映った静止画であった。
スタッフは投稿者である宇野さんが七殺に巻き込まれないように金神封じを考える。
その際、金神の石碑の前で怒っていた女性に取材する事にした。
女性は内村さんといい、詳しい状況を聞いてくれた。
彼女は中国地方出身で、もとより中国地方は金神信仰が多く、力のある神様として信仰しているのだという。
内村さんに金神封じのやり方を聞く。
すると人に見立てた人形などを七体、御神木に吊るし祈祷すると解けるのだという。しかも昔は実際の人間の死体を吊るしていたという。
とにかく宇野さん一家は内村さんに任せることにした。
…後日、投稿者の宇野美緒さんから忠信さんの家が火事で全焼したという知らせが入る。焼け跡から忠信さんと彼のヘルパーさんの遺体が見つかったのだという。
感想
最後の展開、なるほど!そういう事か!って感じでしたね。
宇野さんではなく呪いをかけた忠信さん(不運にもヘルパーさんも)が七殺を被るというのはあっぱれという感じの展開でした。
しかし忠信さんが智弘さんを騙したのは親戚間のドロドロした歪んだ関係性が原因ですかね。
そして動画に映ってた金神の石碑の場所ですが、まあほん呪フリークなら分かる方もいらっしゃるかもしれませんが八王子の道了堂跡ですね。
実際に金神の石碑もあるようです。もっと地方の山奥なのかなと思ったら都内でしたか。
もしこれがフェイクならあまり扱うのは危険かと思いますが…。
まとめ
投稿映像は全然怖くなかったのですがメインの「金神」がとても面白かったです。ただヘルパーさんまで七殺に含めるのはなんともご無体な神様ですね。
こういう人間同士のしどろもどろした関係性が伺えるのはやっぱり見応えがあります。
ではまた次回!