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呪いのビデオシリーズのレビュー・考察など

呪いのビデオ Part 90 レビュー【誇張しすぎた釣り人】

前回91巻をレビューしましたが流れでいえば92巻を観なきゃいけないのになぜか一巻完結の90巻を観ることに。

あんまり関係ない話なんですが、Base Ball Bear小出祐介さんがほん呪好きなのは知っていたのですが、意外にも声優の内山昂輝さんもほん呪フリークだと知りました。

内山さんの声大好きです💖

 

目次

 

鈴の音

レベル : ★★★☆☆

内容

どこかの埠頭で夜釣りを楽しむ投稿者と友人。

しばらく釣りをしているとアタリを知らせる釣竿につけた鈴の音が聞こえてくる。

他に釣り人がいるのかと周囲を徘徊する投稿者。

しかし周りには誰一人おらず、また釣りへと取り掛かる。

すると投稿者の釣竿の鈴が鳴り始め大物のアタリが。

友人にも同様のアタリが来たので友人の方へカメラを向けると埠頭の端からパンツ一丁姿の男性がよろよろとこちらへ歩いてくる。

それに気づいた投稿者が急いで逃げ出す。

すると港にある縁石のようなブロックの間から紫色の男の顔が写っていた。

投稿者によると撮影された日の前日、その港で釣り人が亡くなっていた事が判明した。

感想

掴みとしてはバッチリかと思いますが…。

なぜパンツ一丁?笑 そんな恰好で釣りする人いるのか?

 

レベル : ★★☆☆☆

内容

怪奇現象に悩まされている投稿者が撮影した映像。

投稿者曰く何もない壁に突如窓が現れるという。

不動産へ行ってもあしらわれ腹を立てた投稿者が証拠として回していたところ撮れた映像だという。

問題の映像であるが、何かの気配を感じた投稿者が慌ててカメラを回す。すると天井に障子のついた窓が現れ、そこから女と思しき手が伸びてこちらを見ていた。

感想

まあそれはそれとして投稿者がFARGOのTシャツを着ていたのが印象的でしたね。

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これがそれなんですが約6000円するみたいです。たしか何年か前の映画でしたよね。

問題のシーンですが絶対ありえない現象すぎて怖さが薄れてしまいました。

 

子ども用カメラ 前編

レベル : ★★★★☆

内容

投稿者の小沢さんの娘、由紀さんが子ども用のトイカメラで撮影した映像である。

このカメラは小沢さんの旦那さんが後輩から譲ってもらったものであるという。

しかしこのカメラでは度々不可解な現象が起きており、今回投稿された映像も不可解なものであった。

また由紀さんへ取材すると「なっちゃん」という友達がいるというが、怖いところへ連れて行かれるといいもう遊んではいないのだという。

スタッフがそのトイカメラを預かりデータを確認すると奇妙な動画が記録されていた。

それは取材時に小沢さんとスタッフが話している光景を真上から撮影したものであった。

当然カメラはスタッフの手にあったのであり得るはずがないのであるが…。

後日、スタッフはそのカメラを譲ってくれた旦那さんの後輩、菅原さんに連絡が取れた。

菅原さんに「なっちゃん」に心当たりがないか聞くと少し沈黙したあと否定した。

問題の映像は母の文香さんに変顔やポーズを求めながらカメラを回す由紀さん。

すると由紀さんが文香さんではない誰かと話しはじめ、「うそつき」という女の子の声が。

すると隣のドアの磨りガラス越しに女の子と思しき影が映り込む。

あわててカメラを右に振るとそこに女の子の顔がはっきりと写っていた。

これが例のなっちゃん、なのだろうか。

それから数日、文香さんの夫・太一さんから連絡があり、由紀さんが行方不明になってしまったのだという。

感想

カメラを振って映った女の子がはっきり映りすぎてはじめは由紀ちゃん本人だと思ってました。

違うと知った瞬間は鳥肌が立ってしまいました。

メインエピソードで最初から怖いのはあまりないので期待できそうな感じはしますね。

 

フェンス

レベル : ★★★☆☆

内容

自殺の名所と呼ばれるとあるアーチ橋へ来た投稿者とその友人たち。

そのうち1人の友人がふざけて自殺防止用のフェンスを登る。

一度は降りたものの、友人は何かに取り憑かれたようにまたフェンスへと登っていく。

その際、友人の背中や肩に引き寄せるかのように伸びる腕と顔があった。

後日、その友人は自宅から飛び降りて亡くなったという。

感想

部位系はあまり怖いとは思わないタイプですがこれは結構リアルに動いてて怖いです。

おまけに顔が半分覗いててそれもまた恐怖感を出しています。

それより問題の顔がガキ使に出てくるおばちゃん(浅見千代子さん)に似てて笑っちゃった。

さて、この橋は神奈川県の宮ヶ瀬湖に架かる「虹の大橋」という心霊スポットだと割れています。

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筆者も知っている有名な心霊スポットです。

飛び降りも多いですが橋の先にあるT字路でも事故が多く、10年くらい前に彼女に浮気された男性が虹の大橋を100km以上のスピードで走ってT字路の法面に突っ込んで自殺したという事故がありましたね。

 

団欒

レベル : ★★★★★

内容

とある心霊スポットとして知られる雑木林へ来た投稿者たち。

夜なので懐中電灯とスマートフォンのライトを頼りに進んでいく。

するとその先に不自然にちゃぶ台があり、それを家族が囲んでいる異様な光景が。

その母らしき影がこちらに気づいて振り向く。

すると母の顔がこちらへ迫ってきた。

感想

かなり怖い部類に入る映像だと思います。

まず夜の雑木林の中にちゃぶ台囲んだ家族がいるってだけでまず不気味この上ないですよね。

それがまさかこっちに迫ってくるなんて怖すぎですよ。

筆者もリアルに声出してしましました。

 

子ども用カメラ 後編

レベル : ★★★★☆

内容

由紀さんが失踪してしまった事を受け、何かを知っていると目をつけた菅原さんに直接取材をする。

菅原さんは電話の時に話さなかった事があるという。

それは「なっちゃん」に心当たりがあるという事であった。

菅原さんの姉の娘、いわば姪にあたる子で「なつこ」という女の子がいたという。

しかしなつこさんは2年前に不慮の事故で命を落としていたという。

そして姉もそれを受けて自殺してしまったのだという。

例のトイカメラはそのなつこさんの遺品であった。

菅原さんは遺品と知ってはいたものの由紀さんの誕生日が近くなった時にふと、そのカメラを太一さん経由で由紀さんへプレゼントしたのだという。

そこで小沢さん夫妻と菅原さんを会わせて事情を説明。

「悪気は全くなかった」といい謝る菅原さんに対して「遺品をプレゼントするなんて普通あり得ない」と食い下がる文香さん。

さらに話はヒートアップし「お前のせいだ」と菅原さんの胸ぐらを掴む太一さん。

話にならないといい夫妻は勝手に帰ってしまった。

後日、預かってあるトイカメラに不可解な映像が記録されていた。

その映像を菅原さんに見せると姉の家だという。菅原さんは「イタズラにも程がある」「カメラ止めろ」などと憤怒。

太一さんにも映像を見せると動画に入っている音声が由紀さんに似ていると、姉の家へ向かうことにする。

大家の許可を得て、菅原さんの姉の家へ入る。

太一さんが押入れを開けた途端由紀さんが飛び出してきた。

抱きしめる太一さんと腰が抜けたような菅原さん。

警察へ連絡したものの事件や事故の可能性は低いとの事であった。

問題の映像は菅原姉の家の押入れに隠れて撮影したようなアングルで、大人の女性と女の子が映っている。

女性は女の子を罵倒し虐待しているような様子である。

しばらく叱責と殴る蹴るを繰り返すと女性は押入れへ向かってくる。すると女の子の声で「助けて」と聞こえる。

女性は押入れを鬼のような形相で睨みつけるところで動画は終わっていた。

なっちゃんはあのカメラを通して誰かに助けを求めていたのか、知らせていたのだろうか。

後日、中国地方にカメラ供養の神社があるらしく、例のトイカメラはそこで供養してもらうことにした。

感想

なんか小沢夫妻と揉めたあと、例の動画を見たときの菅原さんがあの時の八つ当たりみたいに感じました笑

由紀ちゃんが無事で何よりですが嫌な気分を残して終わってしまいましたね。

菅原さんはなつこちゃんの死因を不慮の事故だと濁していましたがおそらく虐待が関わっていると容易に推測できます。

遺品をプレゼントするなんておかしい、という文香さんの発言ですが、たしかにそれはそうかなと思います。

筆者もレコードを狂ったように集めていた時期があったのですが、ヤフオクなんか見ると「★ 遺品整理 ★」みたいな感じで出品されてるレコード盤とかも多くて。そういうのは絶対に入札は避けてました。心理的にちょっと厭ですよね。

さて、中国地方にあるカメラ供養の神社ですが、岡山県神社庁で「カメラ供養祭」なるものをやっているみたいで、

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モザイクはかかっていましたが映像にあったサイトはこれで間違いないでしょう。

 

まとめ

映像は少なめではありましたがどれもこれも印象に残る映像が多かったです。(前回の91巻がダメダメすぎて…)

なによりメインエピソードは嫌な終わり方しましたが見応えのあるものに仕上がっていたと思います。

嫌な終わり方というと21巻の「誘拐」に似た感触を覚えましたがこういうのが呪いのビデオの醍醐味だと思ってます。

 

ではまた次回!