本巻で「禁忌」が衝撃的なエンディングを遂げます。
何を隠そう、これを書いてる今、Part69を全て視聴した後に書いてます笑。
いつもなら見ながら書いてたりするけど。
では、いきましょう。
目次
火葬場
レベル : ★★★☆☆
内容
投稿者が友人たちととある廃火葬場へ肝試しに行った際の映像。
中へ入り火葬炉の扉を開ける友人たち。
友人は墓場で別行動している友人とスピーカーフォンにして通話している。
ふと友人の声に紛れて女のような声がする。
気味悪くなり引き返すとき、火葬炉から這って出てくる貞子のような存在を映し出していた。
感想
掴みとしては良いと思います。
ジャパニーズホラーといった具合で嫌いじゃないです。
が、廃墟になった火葬場でふざける人たちのが恐ろしいですよね。
人間、死ねば火葬炉で焼却されると思うと感慨深いものがあるんですがね。
ちなみにここは「呪いのロケ地」にも書いた通り、千葉県御宿町にある火葬場です。
消える
レベル : ★★★★☆
内容
町内会のゴミ集積所でルールを守らずに捨ててあったHi8ビデオテープを拾った投稿者。
その内容はかなり不気味なものであったという。
また投稿者曰く、その土地では10年ほど前に戦争の犠牲者と思われる人骨が発掘されたことがあったという。
また、調査によると投稿者が住む地域にはバブル期の都市開発や区画整理で立ち退きを要請したものの一件だけ立ち退きを拒み続けていた家があり、そこには老夫婦が暮らしていたらしいが…。
問題の映像は家族4人がちゃぶ台を囲みヒステリックに笑うような音声が入る。
すると1人、また1人とノイズに紛れて姿を消していく。
その後の調査で老夫婦の家の地中深くから4人の人骨が見つかっていたことが判明。
老夫婦は何かしら知っていて立ち退きを拒んでいた…とでもいうのだろうか?
感想
インタビュー、なげぇ。
そして笑いすぎ。
なんか不気味というか不安な気持ちにさせる映像ですね。架空の家族というか、そんな感じの印象を受けます。
老夫婦が立ち退きを拒み続けていたのも後ろめたいものがあったと思われるバックストーリーも長いけど秀逸だと思います。
禁忌 後編
レベル : -
内容
写真を依頼した平塚和弘という人物を尋ねることにするスタッフ。
スタッフ・阿草と熊倉は平塚家の老婆に接触できたものの、追い返されてしまった。
平塚家について、近隣の人に聞き込みを行っているうちに平塚和弘の弟、平塚明生という人物との同級生だった池内さんに話を聞くことができた。
明生さんが小学校6年のとき、市外に引っ越したので連絡は取らなかったという池内さん。
また3年前に明生さんが交通事故により他界していることも分かった。
和弘さんについては平塚家に遊びに行ったときに明生さんから「兄は病気で寝ている」と言われたそうである。
合成写真の男性の母は池内さん曰く「明生さんに似ていると言われればそんな感じもする」ということであった。
後日、池内さんの協力のもと、亡くなった明生さんに線香をあげにいくという名目でスタッフ・森澤が同級生として2人で平塚家に潜入することが決まった。
感想
川居が同級生では無理そうと言われてムッとしてて笑う。
チクチク言ってる感じとか、目には見えないけど川居に矢印が刺さってますよ笑。
禁忌ですが、次回、ラストです。
砂浜
レベル : ★★☆☆☆
内容
投稿者が旦那の実家に帰省した際、近くの海の砂浜で撮影した映像。
楽しそうに遊ぶ兄弟の背後の砂浜に足跡がつく。
さらには兄弟の足の間から男の子と思しき顔が覗いていた。
この海岸では過去に幼い男の子がサメに襲われて亡くなったことがあるという。
感想
ショタコンの霊じゃないすかね(適当)
シリーズ監視カメラ マンション
レベル : ★☆☆☆☆
内容
マンションの監視カメラ4面のうち右2つに貞子みたいな髪の長い女が映った。
感想
こんなんどうでもええねん!
次2つが興味深いので全然怖くもなんともないです。
雛人形
レベル : ★★★★☆
内容
投稿者の先輩夫婦がとある公園にある防空壕のような洞窟に入った際の映像。
人工的な洞穴の開けた場所に何故か雛壇が置かれており、お雛様お内裏様の首が不気味に取れていた。
その雛壇の背後から女のような顔がこちらを覗いて見ていた。
先輩夫婦の奥さんはその後身籠った子を死産してしまい、ショックを受けて水子供養へ行ったところ、寺の住職が "赤ん坊が奥さんの身代わりになった" と言われたという。
赤ん坊が母から守ったのははこの映像に映る霊なのであろうか?
感想
顔の目がかっ開いてて怖いです。
本作の白眉コーナーかと思います。
なぜ洞穴に雛壇があったのか?というのも結びつかないので不気味さを増してる気がします。
投稿者がインタビューの時に「雛壇って一番上に男の子と女の子がいるじゃないですか」って言ったら川居が「お内裏様とお雛様…ですかね?」と返してて少し笑った。
指輪
レベル : ★★★★☆
内容
投稿者が友人と緑地へ行った際の映像。
途中、友人の女性が指輪を側溝の中に落としてしまい、自撮り棒をつかい、側溝の中を撮影すると大きく開いた目のようなものや、側溝を行き交う男の頭部と思しきものが映り込んでいた。
感想
昔あったフラッシュの「ウォーリーをさがさないで」に出てくる男みたいで気持ち悪い。
ウォーリーをさがさないでは兄貴と兄の友人にはめられて見させられた事あります。当時8つくらいだったので泣きましたよ。
いや大人でも泣くか。
あと、投稿映像の場所は生田緑地ですね。列車の型式から判明しました。
禁忌 後編
レベル : ★★★★★
内容
平塚家内部に潜入できた森澤と池内さん。
中には老婆が1人で暮らしているようで明生さんの仏壇の前で線香をあげる2人。
老婆は平塚幾子さんという。
幾子さんがゆっくりと持ってきたお茶を飲みながら卒アルなどを見て談笑する池内さんと幾子さん。
明生さんの話になり、彼がサッカー好きでキーパーというポジションだったこともあり、
幾子「キーパー…」
池内「キーパーですよ!キーパー!もう中心みたいな感じでぇ…」
という会話がなされていた。
ふと森澤がトイレを貸してもらうため幾子さんから場所を案内される。
そして森澤が彼等が談笑しているところを見計らい、2階へ移動する。
そっと2階に上がり部屋を探索すると、暗がりの一室の椅子に座る一人の男性の後ろ姿を確認する。
近寄ってみると、なんとそれは等身大の人形であった(怖)。
動揺する森澤。そして人形の部屋の壁にはあの合成写真と八幡さんが一緒になったムサカリ絵馬があった。
森澤が部屋を出ようとするとそこには行手を阻むかのように立つ幾子さんが(怖!!!)。
幾子さんは「あぁー…」と言いながら森澤に近づいてくる。
そして幾子さんが人形の傍に行くと発狂したかのように笑い出す。
池内さんが急いで「出ましょう!」と言い、つられて出る森澤。
彼等は平塚家を後にした。
後にスタッフは幾子さんの遠い親戚(従姉妹)である高野さんに話を聞く事ができた。
幾子さんは結婚後、和弘さんと明生さんを生むが、和弘さんが5歳になったころに離婚をしている。
3年前に明生さんは妻と供に車に乗っている際、交通事故によって亡くなった。
和弘さんは実は小学4年生の頃に小児がんによって亡くなっていたのだが、幾子さんは和弘さんの死後も生きている様に扱った。
中学生の年頃になると、制服を揃えたり、大学生の年頃になると受験願書をとってきたりなどしていたという。
更に和弘さんの誕生日ごとに成長した彼の写真を業者に頼んで作成をしていたという幾子さん。
菊池は高野さんに平塚家で見つけた等身大の人形について尋ねると、幾子さんは和弘さんの人形を手作りしていたことを話す。
また幾子さんは明生さんの死後精神的に更におかしくなり、ほかの親戚に『夜になるとお兄ちゃん(和弘さん)がドアの隙間からこっちをじーっと見ている。』『恨み言をいっている。』とこぼしていたのだという。
恐らく幾子さんは幼くして死んだ和弘さんの霊に操作されているのではないだろうか。
彼の魂を鎮めるために幾子さんがムサカリ絵馬を作ったに違いないと思われる。
ここで、投稿者の戸松さんから、八幡さんが回復しているという報告が入る。1週間ほど前に意識が戻ったのだという。
後日、平塚家で撮られた隠し撮り映像を再生すると、奇妙なものが映っていた。
幾子さんが部屋に入り人形の傍に行くと、人形が幾子さんの方を見る、さらには逃げる際に部屋の磨りガラス越しに男性の顔のようなものが張り付いていた。
本作品を納品直前、投稿者の戸松さん(仮名)から
「八幡さん(仮名)が病院で亡くなった」
という電話連絡がありました。今現在、彼女の死因などは不明であり、
状況の確認を急いでいます。
というテロップが入り本作は終了する。
感想
幾子さんが和弘さんにややオーバーなことをしていたが為に悪霊となって取り返しのつかない事態になったっていう…。なんか切ない。
しかしまぁ、変な家に入ってしまった感じというか、めちゃくちゃ見応えがありました。
ハッキリ言ってどの投稿映像もこれには及んでないです。
不気味に立つ幾子さんでリアルに声出してしまいました。
なんていうか「アウトラスト」って海外のゲームを思い出してしまった…。
そしてチーズフォンデュそっと噛み締め女子こと八幡さんが快方へ向かっていたのに、突然の死。
後味がめちゃくちゃ悪いです。まだ和弘さんの魂は浮かばれてないのか、それとも八幡さんが亡くなったことで成仏できたのか…。
というか、周さんのくだり、要りました?笑
車の窓越しに見えたスズキアリーナ。
なんと平塚家も見つかりました。
下仁田中学校の体育館の向かいです。
今でも住んでいらっしゃるようですが…。
まとめ
メインエピソードの「禁忌」が凄まじく見応え抜群でした。あとはやはり実在した平塚家でしょうか。
フェイクだとは思っていますがレンタルスタジオとかじゃ無いみたいなので、今度下仁田に行ってみようかと思います(現地調査)。