呪いのビデオ Special 3 レビュー【インチキ霊媒師】
さてさて、お久しぶりです。
Special版を借りることが出来たのでレビューします。
ナレーターが中村義洋から朝コータローになってます。渋い声、なかなか好きです。
早速、
いきましょう。
首都高の霊
レベル : ★★☆☆☆
内容
九州・福岡に住む投稿者カップルが旅行で初めて東京を訪れた際、初めて乗る首都高を走行中に撮影したもの。
助手席から運転する彼女を撮影する彼氏。ふと車窓に東京タワーが見えたとき、車のボンネットの先あたりに半透明な子どもの影が映る。
しかも同時に『殺すぞ…』という声も録音されていた。
感想
初めて東京にきて殺すは言い過ぎじゃないか?
映像は大して怖くないけど、彼女の博多弁がいいね。っていうか福岡にも都市高速あるんだからそこまで首都高で興奮するのか?
巨大団地
レベル -
内容
オカルト好きの女子中学生2人が都内の某巨大団地を訪れた際に映ってしまったという。
その団地は昔飛び降りが相次いで発生し多くの人が死亡しているという。そのため現在では鉄の柵などで飛び降りれないようになっている。
女子2人と団地を訪れ、問題の映像が撮影された場所を案内してもらう事となったが、あまりにスケールの大きい団地のため、2人はなかなか思い出せずにいた…。(後編へ続く)
感想
高島平団地ですね。
1970年代初頭に建てられたマンモス団地でオイルショックの時も直ぐに品薄だったトイレットペーパーが支給された、当時は憧れの的な場所だったらしいです。
自殺が相次いだのは1980年代で、確かに多くの人が飛び降りて死んでいるみたいで。
さて、投稿者の女子中学生はなかなかのオカルト好きで守護霊のイラスト(?)をプリントして部屋に貼るほどなのでヤバいレベルに達しているかと。
感想は後ほど。
最後の一人
レベル : ★★★★☆
内容
劇団で記録用として撮影した公演の映像に不可解な顔が映っていたという投稿者。
3年前に撮影されたというが、それ以降劇団員が次々と不幸な目に遭い、残った投稿者含む4人のうち投稿者以外の3人は半年前の公演日と同じ週に事故や火災に遭ってしまう。
そしてまだ唯一不幸が起きていない投稿者の身に何かが起こる日が来るのだろうか?
感想
これはちょい怖いかな。
顔は幽霊寄りの工藤静香みたいな感じ。不気味。
この後投稿者がどうなったのかめちゃくちゃ気になるけどね。
人影
レベル : ★☆☆☆☆
内容
投稿者は2年前に引っ越してきた現在の自宅で日用品に勝手に異変が生じる(包丁が刃こぼれ、歯磨き粉が洗面台に吹き付けられてた等)ようになり、何者かの仕業かと思い監視カメラを設置した。
カメラには女性のようなシルエットの人影が階段を上り、2階のとある場所に着くと消えてしまう様子が記録されていた(日付は2001年10月22日)。
その影が消えた場所には投稿者宅に昔からある古い鏡があった…。
感想
投稿者とのやり取りの中で投稿者が「そしたら映ってたんですよ」って言ったあとリポーターの北川さんが「えっ、泥棒ですか?」って返してたの笑った。いやいやそういうコンセプトじゃ無いだろう。
古い鏡に霊魂が取り憑いていた、って解釈でよろしいのかな。
漂流する霊
レベル : ★★☆☆☆
内容
河川の水門を管理する投稿者は監視カメラで妙なものを見たのだという。
投稿者曰く、水門には家具や車、水死体が流れ着くこともあるらしく、問題の映像を確認してすぐに水門付近へと確認に向かったが何も無かったという。
しかし投稿者はその映像が撮影された3日前に関東地方を襲った大型台風により、上流で中学生が川に流され行方不明になっているという心当たりがあったのだが…。
感想
撮影地は東京都北区の岩淵水門ですね。
荒川と隅田川を仕切っているらしいです。
肝心の映像なんですが、マジでふっと消えたりしない限りはガチのドザエモンかと思うレベルで怖いというよりリアル。
で、監視カメラの日付は平成20年(2008年)7月2日となっていて、色々調べてみたんですが、どうやら2008年に日本に上陸した台風は1つも無かったようです。
〈追記〉
平成20年の日付となってますが、本作が発売されたのは2002年なので辻褄が合わない。
知ってる人いたら教えろください。
霊公園
レベル : ★★☆☆☆
内容
とある住宅街の公園で4歳の愛娘が遊んでいる様子を撮影したホームビデオ。
しかし、このビデオの異変に気付いてからというのも娘の様子が心此処に在らずといった様子になってしまったという。
スタッフ達は投稿者と問題の公園に出向き、霊媒師も連れて霊視してもらうことにした。
霊媒師は『良くない感じがする』の一点張りであったのだが…。
近所に住んでいる投稿者のママ友曰く、この公園をよく利用していた子どもが虐待死したという事件があったという。
親子揃って行儀悪く周りから敬遠されていたというが…。
ビデオには滑り台の下に手のようなものが砂に埋まるように映り込んでいた。
しかしそれだけに留まらず、投稿者の旦那さんは妻(投稿者)が娘に対して乱暴になっている、と後日指摘してきた。
隠れて設置した監視カメラの映像には娘を毛布でグルグル巻きにして殴る投稿者の姿があった。
感想
この霊媒師、無能か?
嫌な感じは霊感などなくても本能的に感じるものですよね。
部位系だけどちょっと気持ち悪い感じはするかなぁって感じです。
あと、投稿者のバイオレンスシーンは大変好みなものなんだけど、襖の死角でやるな。カメラの前でやれよ。
レベル : ★★★★☆
内容
投稿者の男性は会社の退職金でカメラを購入し、都内近郊のある地区で試し撮りをしていた。
その地区はバブル期に多くの地上げ攻勢があり、あまりに無計画が故にバブル終焉後は荒廃した家屋が残る地域であった。
カメラのピントを合わせるとき、画面右側に浴衣を着た子どものような人影が映る。
感想
荒廃した昭和家屋に相まって浴衣姿とはノスタルジーな感じがして雰囲気はめちゃくちゃあるかと。
そして子どもの影の表情が呪怨の俊雄君みたいで、うっすら映るんだけど気づくとちょっとゾッとするタイプの映像かと。
Wikipediaによるとこれが撮影された場所は東京都渋谷区の富ヶ谷付近だそうで、富ヶ谷は代々木に近く安倍総理などが居住してる地域らしいです。
コンビニの噂
レベル : ★★★☆☆
内容
投稿者の住んでいる地域のコンビニには女性店員の霊がいるという噂がある。
それは深夜にコンビニを訪れるとまるで働いているかの様に自然であるのだが、気づくと消えてしまっているというものであるという。
そして、その女性店員と会えた人間と言うのは、必ず高熱にうなされるという。
浅川さんの話によると2年前に複数の外国人のコンビニ強盗によって殺されてしまった女性店員がいるという噂があった。
そんな噂を検証すべく、車で深夜、地区のコンビニを見て回る投稿者たち。
するとコンビニの横を通り過ぎるとき、女とも男ともつかない半透明な影がウインドウ付近に映っていた。
感想
実はこれ、触れられてないけど取材中にも女の顔みたいなのが一瞬映るんですよね。それは別に12巻で紹介されています。
若いとはいえ、こんな噂を信じて車出して見て回るなんて小学生かよ?!と思ってしまいますが。
子供の声
レベル : ★★★★☆
内容
しかし映像には終始子供がハミングしているような異様な声が聞こえている。
また、最後の方に至ってはこれまでのハミングとは違う『痛い』というハッキリとした声が聞こえる。
感想
音声だけでもなかなか怖い映像かと思います。
彼氏がやつれたB'zの稲葉みたいで笑っちゃうけど。
不協和音みたいなハミング?は聞いてて不安になるような感じがして気持ち悪いですよ。
中古ビデオ
レベル : ★★★★★
内容
投稿者がフリーマーケットで購入したビデオテープにこの世ならざるものが映っていたという。
投稿者は映画好きで抱き合わせで前の持ち主が録画したであろうテープをよく購入していたという。
が、その中の1本に全く関係の無い、気味の悪い映像が重ねられていた。
それは南国を彷彿とさせる場所でカップルと思しき男女がデートしている様子が収められていたが、古い映像ゆえに画質は悪く劣化したものであった。
その中でノイズが発生し、不気味な機械音とともに歪んだ女の顔のようなものが現れる。
感想
ナレーションではどこで撮影されたか不明との事ですが、後に沖縄の金城ダムで撮影された映像と判明しましたね。
2ちゃんとかでもたまに上がってるけど、機械音とともに現れる顔はかなり不気味で本当に呪われそうな危うい雰囲気を醸し出しているんですよね。
巨大団地 後編
レベル : ★★☆☆☆
内容
投稿者の連れである林さんに異変が生じた。
実は林さんは幼い頃、この団地に住んでいたことがあり、ある年の夏に仲がよかった隣人一家が交通事故に遭い全員死亡する悲劇が起こっていた。
幼い林さんはいつかまた会えると思っていたのだという。
そして問題の箇所が撮影された階段、屋上への入り口を見つける。そこは鉄格子と南京錠で完全に屋上がある "向こう側" には行けなくなっていた。
問題の映像はその格子の向こうから人の顔のような影が隙間から見ているものであり、その前の団地の商店街を抜けたシーンからノイズや異音が生じていた。
まさか、映像に映った霊とは林さんと仲が良かった家族の魂で、久しぶりに会いにきたというのか。
それでも鉄柵の向こう側はこの世とあの世の繋ぎ目であり、消して向こう側へ行ってはいけない。それがどんなに愛おしい人が居たとしても…。
感想
完全に話の方向が林さんに向いて、悲しい過去が明らかになるというシークエンス。
なんか書いてて切なくなってしまいましたよ。
核心は飛び降りが相次いだことではなかったんですね。なんか切ないな、ちょっと。
さて、Special 3、全体的に薄味な感じがしました。
個人的には『最後の一人』『区画整理』『子供の声』『中古ビデオ』が良かったけどそれ以外は地味っちゃ地味。
ただ巨大団地は少し感慨深い内容でしたね。
草々。
呪いのビデオ Part 59 レビュー【エロ拷問に興奮!】
前回に引き続き、59巻のレビューです。
本巻でメインエピソード『邪心』が完結します。
ではいきます。
現場
レベル 3.8 / 5
内容
投稿者が転勤が決まった友人と飲んだ帰りに何気なく撮影していた映像である。
コンビニで追いビールを買い、酔っているせいか上機嫌な2人。
あるマンションの横を通った時、そこに花束が置かれている事に気づく。
友人がふざけて花束の隣で缶ビールを飲む。
すると「みないで…」という女の声が聞こえてくる。
更に、投稿者が花束を映したとき、横に血塗れの女の顔が映り込んでいた。
感想
女の顔が損傷している感じが、ナレーションにもある通り、このマンションで過去に起こった凄惨な飛び降り自殺を彷彿とさせてリアルです。
「みないで」という声も悲哀や憎悪を感じさせるようなトーン。
あまり怖いとは思いませんが、掴みはバッチリです。
人形
レベル 4.7 / 5
内容
投稿者が単身赴任中の夫に向け、娘を撮影したホームムービー。
その中にあり得ない事象が発生していた。
スタッフは投稿者の前原さんへインタビューをする。
途中、娘は人形を持ってくるのであるが、この人形は夫の母(投稿者からすると姑になるのか?)の物であり、趣味の骨董品の1つだという。
それを娘が持ち帰って来てからというのも、異常なほど人形に執着しており、処分の話になった際は号泣される程であったらしい。
ある日、知り合いの住職に「(人形を)供養した方が良い」と言われ、人形供養の神社を紹介してもらい、供養してもらったという。
問題の映像は前原娘が人形と対面で話しかけている際、人形の顔がカメラに向かって振り返る。
驚いた前原さんはカメラを逸らしてしまうが、再度人形を確認すると、元通りに戻っていた。
感想
人形が振り向くというのはまぁ有り得ない(そりゃそうだ)んだけど、これはグルっと睨むように振り返るのでめちゃくちゃ怖いです。リアルに声出しちゃった。
その人形というのもやや子供向け?な市松人形といった感じでそもそもが怖いよね。無機質な表情が尚更拍車をかけてます。
なんで人形って恐怖感を煽るんだろうね。人が小さくなっただけなのに…。
大雪
レベル 3.1 / 5
内容
2014年2月。関東を中心に豪雪が記録された日。
都内在住の投稿者は一晩、銀世界に染まった街並みを歩き、撮影していた。
雪空でやや明るい夜空、車体に積もった雪など、雪国のような世界が広がる中、ふと家の軒先にかまくらが造られている事に気づき、かまくらの周りを撮影する。
するとかまくらの穴の中から人間の顔のようなものが覗き、その顔はどこか笑っているような表情であった。
感想
ハッキリ映ってるわけじゃなく、ガチっぽい感じはあります。まぁ詳しくはないけど。
2014年から2016年くらいにかけて、よくドカ雪が降り積もってたなぁと。
(2016年1月 • 筆者撮影)
にしても今季は全く雪が降りませんでしたね。それどころか暖かいし。
一番厄介なのは風です。雪が降れば少しは寒さも和らぐんですが、仙台みたいな風の街だと切れるような冷たい風が吹き抜けるので頭に来ます。
邪心 後編
レベル 4.3 / 5
内容
死神に指定された公園に向かうためのプランを考え、結局増本が1人で待ち合わせる事となった。
指定された時間を30分ほど過ぎた頃、増本に死神から電話がかかり、公園の奥へ誘導される。
増本のサブカメラには項垂れた女性が待ち構えており、倒れ込むように「観ると不幸になる映像」を渡す。
しかし増本がしくじって『呪いのビデオ製作委員会の増本と申します、あ、あの、取材…』と単刀直入に言った事が引き金となってしまい『返せ!返せ!』と暴れ出し増本を突き飛ばし、逃げてしまう。
待機組の菊池と森澤は追いかけたものの見失ってしまった。
なんとか例の映像は死守した増本。
スタッフルームに戻り映像を確認すると、森の中に女と思しき女が立っている映像が映し出される。
また、隠し撮りした死神の姿について谷岡さんは、相原さんという同級生に似ていると指摘。
相原さんは倉本さんの友達であったといい、倉本さんが不登校になってからはイジメのターゲットは相原さんへ変わってしまったのだという。
また、倉本さんの近況について谷岡さんが調べたところによると去年自殺で亡くなっている事が判明した。
新聞によると、関東近郊の山間部に停まっている車の中で女性2人が練炭自殺を図り、うち1人(倉本さん)が死亡したという。
「死神」とは相原さんであると仮定して、何故彼女は復讐を代行しているのか。
ここで相原さんから貰った観ると不幸になるビデオが公開される。
警告
これからご覧いただく映像は
非常に危険な為、心身に深刻な
悪影響を及ぼす可能性があります。
影響されやすい方や
気の進まない方は
ご覧になるのは控えて下さい。
という警告文の後に10秒のカウントが入り、映像が公開される。
森の中に不気味な女性の姿があり、男女の声が入っている。すると画面にモヤがかかるのだが、よく見てみるとそれは苦悶の表情を浮かべた女性の顔であった。
映像より
感想
ここへ来て相原さんというキーマンが登場しました。
にしても、森澤も菊池も増本君に色々やらせ過ぎでは?森澤なんて極道顔負けな顔つきしてるし、そういうシークエンスであっても観てる側からするとお前何様だよ?と思うんだけどね。あと川居も口出しばっかで行動しないのもフェアじゃないかなと。
森澤も川居も、実力あるんだしもっと活躍させてあげても良いと思うんですがね…。
菊池政権、どうした。
肝心の映像はやや不気味です。警告文がカウントされるほど怖い訳ではないんだけど不安になる感じ。
次、完結です。
シリーズ監視カメラ 介護
レベル 4.0 / 5
内容
投稿者の父親は軽度の認知症と糖尿病を併発しており現在介護中である。そのため、投稿者は職場から父の様子を確認できるように、ネットワークカメラを設置したという。
父親がベッドインし、消灯する。
暫くすると部屋の電気が明滅を開始する。
暗くなったり明るくなったりを繰り返すうちに、部屋奥の襖が開き、黒い喪服のようなものを着た女が父親に近づいていく。
父の側に近づき、寝顔を覗くようにする女。
次の明滅で女は消えるのだが、父親が発作を起こし容体が悪化してしまう。
幸い、一命は取り留めたという。
感想
徐々に迫り来る感じがめちゃくちゃ怖いです。
喪服というより、黒い和装のような感じで、ただならぬ感じがします。まるでホラー映画の一幕みたいな。
「シリ監」の中でもトップクラスに怖い映像かと思います(64の「覗き穴」、45の「セレクトショップ」と並ぶくらい)。
海水浴
レベル 1.7 / 5
内容
およそ20年前にとある海水浴場で撮影されたホームムービー。
客で賑わう海水浴場の砂浜から半透明の男の首が出ている。
投稿者によるとこの地域にはかつて、台風や荒波が続くと神に差し出すものとして罪人の首が流されたという言い伝えがあるという。
感想
若者達で賑わう海水浴場に武将のような顔つきの男の首だけあるのは割とシュールな絵面かと。
怖い映像ではないと思います。少し不気味くらい。
テープ
レベル 4.2 / 5(エロさで言えば100満点)
内容
投稿者が友人達と地元の潰れた廃キャンプ場に肝試しに行った際、他の友人にも見せるために撮影していた映像。
キャンプ場の管理室と思われる部屋の風呂場を探索する投稿者たち。廃れ汚くなった浴槽の中にひどく損傷した半透明の女性がおり、こちらを見る。
投稿者は慌てて逃げ出してしまうのだが、もう一つ、気になる事案があるのだという。
散乱した管理室の残留物の中にカセットテープが落ちており、そのカセットを持ち帰って聴いたという友人・宮本さんはカセットを聴いた直後に原因不明の高熱を出し、病院へ行ったという。
また、カセットを聴いている時、部屋のテレビが勝手についたり消えたりとポルターガイストのような現象が起きたという。
そのテープにはエロ不気味な音声が収録されていた。
『やめて…!』『あつい… アッ... アッアァァァーー!!!!!』
という女性の命乞いのような叫び、
『泣かないで…』『大丈夫だよ…』
という男性の低く落ち着いた声。
最後は女性の断末魔が聴こえ、音声は途絶えてしまう。
まさか、このテープが録音された場所が浴槽であり、声の女性は拷問の末に死亡してしまった、とでもいうのだろうか?
感想
いろんな意味で最強な映像きましたね。
しかも音声と映像のダブルパンチですからね。
風呂場で過去に何があったのか、、、容易に想像できます。スナッフフィルムの音声版みたいな、想像を絶するものです。ヤバい。
女性の悲鳴が徐々に聞こえなくなったり、対照的に落ち着いて宥める(?)男の声がまるでオーガズム。
AV女優と男優の掛け合いみたいな。
凄く興奮して☆起したのはここだけの話です。
続・邪心 後編
レベル -
内容
倉本さんの兄・徹さんへ取材をするスタッフ。
徹さんによると相原さんは学校を卒業した後も倉本さんを気にかけており、家に来てくれていたという。
また2人でレンタカーを借り、神奈川の山奥で練炭を使い自殺を決行し、倉本さんが死亡、相原さんは生き残ってしまったという事実も明らかになる。
その後、相原さんは精神病院に入院させられたが、2,3ヶ月前に病院を脱走し現在でも行方不明のままであるという。
相原さんは高校に進学してもイジメを受け、状況が変わる事はなく、倉本さんと自殺を図ったのではないかと思われる。
で、結局相原さんは死ぬ前の倉本さんの映像を撮影し、イジメグループ(清水さんら)に送りつけたのではないか。
それに倉本さんの何かしらの怨念がこもり、イジメグループを次々不幸に陥れたのではなかろうか。
それを確信した相原さんは倉本さんのあだ名、死神を名乗り復讐を代行するようになったのではないか?
それにより前編では浮気を疑われた赤木さん、後輩への配慮が足りず恨まれた新庄さんに行き渡り、2人は死亡したり失踪してしまったのではないか?
後日、スタッフが復讐サイトを確認すると、死神が復讐に力を貸すという旨の書き込みが確認された。
また、増本が隠しカメラで撮影した死神(相原さん)の映像に異変が起きていた。
それは相原さんの背後に当初は居なかった筈である倉本さんらしき女の姿があった。
相原さんの復讐への執着は倉本さんの霊に取り憑かれている、とでもいうのだろうか…?
感想
これは最後の最後にミスが目立ってて最悪ですよ。
評価にも値しない、ダメダメなストーリーで時間返せよとも思う程であります。
まず、端折って書いたけど、スタッフが赤木さんの旦那に再度会いに行ってドンパチするシーンで、夫の誠さんの名前の上のテロップに「赤木千香子さんの旦那」と書かれていますが、赤木千香子なんて出てきましたっけ?
誠さんの妻の名前は赤木美穂さんじゃなかったんですか?あれれ?どっちがどっちなの?俺は覚えているぞ?確かに赤木美穂さんだったと。
これ、プロットミスですよ。
ここまで長編にしておいてそれはねぇだろうよ。
投稿映像が怖くてドキュメンタリーが不発に終わるって、色々と問題な気もしますけどね。
まとめ
『人形』『シリーズ監視カメラ 介護』『テープ』が秀逸でした。邪心はこれにて完結ですが、なんとも歯切れの悪い、噛みきれないような結末でがっかりしました。本当。
ではまた!
呪いのビデオ Part 58 レビュー【妊娠騒動とは】
さて、前回の続きです。
とはいえ時間がかかってしまいましたが。
やはりメインエピソードが3,4巻にわたって続くと、億劫になるんすよね。
さて、気を取り直して、レビュー参ります。
吊り橋
レベル 4.5 / 5
内容
投稿者が恋人とハイキングに訪れた際の映像。
途中、やや朽ちた吊り橋を見つけた彼女。
吊り橋はボロく、橋板が崩れそうになっており投稿者が彼女に注意を促すが、彼女は橋板を踏み外してしまう。
彼女を助けようと投稿者が駆け寄り、カメラが足元、橋板の間を映すと、そこに男と思しき顔が現れた。
感想
不意打ちを狙ってくるタイプです。
テレビとかでもたまに紹介されていますが、分かってても結構ビビる。58巻のトップランナーがこれだと知っていたので観るまで少し躊躇していたのもあるんだけどねw
作り物くさいけど、掴みとしては文句なしでしょうね。
あと、この吊り橋ではないと思うけど、筆者の地元・仙台の奥新川にも似たような橋がありまして、渡った事あります。
ちなみに奥新川は熊が有名で何人か襲われている秘境地です。
女首
レベル 3.5 / 5
内容
投稿者が高校時代の友人2人と、とある駅で待ち合わせをして車に乗り込み、後部座席からフロントガラスを映すように3人で団欒している様子を撮影していた時、ボンネットの先に女の首のようなものが映り、衝突してしまう。
外に出て確認するも、何も轢いた後はなかった。
しかし車体の下から女と思しき顔が覗く。
感想
リプレイでよくよく見ると確かに女の首っぽいです。どことなくマネキン感があるけど。
このシチュエーションは48巻の『歩道橋の怪』にも似てますね。歩道橋のが断然怖いけど。
盆踊り
レベル 4.6 / 5
内容
投稿者が地元の夏祭りに参加した際に何気なく撮っていた映像である。
盆踊りの光景を撮影する投稿者。
ふとカメラが右へ振られると不自然な浴衣姿の少女が映る。
さらに投稿者が足元を写した時、先程の少女と思しきものが足元でしゃがみ込み、こちらをじっと見つめていた。
少女は顔が白く、巨大な目は真っ黒であったが…。
感想
これは怖いですね。最初に映ったときは全然気づかなかったんだけど、足元に出たときは少しゾッとしました。
なんというか宇宙人?リトルグレイ?みたいな感じがする。
それより冒頭でソースせんべいみたいな薄皮(?)のせんべいに餡子(つぶあん)みたいなの付けてる露店が気になった。美味そうじゃん。
邪心 中編
レベル -
内容
スタッフが「死神」にコンタクトを取っても返信が来ることはなかった。
そんな中、復讐サイトを使い死神とコンタクトを取った事がある徳村さんに取材をする。
徳村さんによると死神とフリーメールでやり取りをした際、徳村さんは死神に復讐したい相手はいるのか、と聞いてみたという。
すると死神は「北第二中で自分を虐めた人間達を絶対に許さない」という返信が返ってきたという。
スタッフは北第二中近辺でイジメに関する聞き込みをする。
その過程で高校生の島本さんと出会う。彼は北第二中の出身で、先輩から虐めの噂を聞いたという。
それは7,8年前、1人の女子生徒が複数人から虐めを受けており、次第に引きこもりになってしまった。すると虐めていた人たちに次々と不幸な出来事が起きたそうである。
島本さんには先輩から詳しい話を聞いてもらうと約束し、スタッフは掲示板に架空の復讐代行の文を投稿した。
感想
新加入スタッフの増本くんが中々いいですね。
最後の架空の復讐文なんて、リアルすぎて菊池が『これ…、架空の依頼なんだよね…?』と困惑するシーンとか、笑ってしまいますよ。
近隣住民のインタビューで1人目のマダムが北第二中の噂について『妊娠騒動…?』って言ってたのにあまり触れられてないのがうける。伏線かもしれないので覚えておいた方が良いのか…?
シリーズ監視カメラ バックヤード
レベル 2.8 / 5
内容
投稿者が個人で経営しているコンビニのバックヤードに設置された監視カメラ映像。
映像には工藤さんというアルバイト店員が映っている。工藤さんがバックヤードの扉を開けるとそこに制服姿の女の姿が。
工藤さんが帰ってくると彼を追うように制服女がバックヤードに入ってくる姿が記録されていた。
感想
工藤さんと制服女の経緯というか、因果関係はあるんですが長すぎてダレるので割愛します。
要は工藤さんがストーカー気質のメンヘラ彼女に愛想尽かして『じゃあ死んでくんね?』って言い放ったら本当に死んだというものです。そんな死んだ彼女が霊体になってまで工藤さんをストーキングしてるって話。
話は変わりますがバックヤード・ベイビーズってバンドいましたね。アルバム持ってるのに殆ど聴いてないな。
足元
レベル 4.6 / 5
内容
投稿者の牧野さんが友人達と有名な温泉地へ行った際に見つけた廃屋で撮影された映像。
友人達とテンション高めで廃屋を探索する投稿者。
廃屋には仏壇や位牌、日本人形などが無数に残っていた。投稿者が足元を映すと、そこに数珠が落ちていた。
すると彼の足元に和服姿の足のようなものが映り込む。
1人驚く牧野さん。カメラが困惑する友人を向けたとき、彼の背後の部屋の入り口から堀の深い男の顔が横向きになって覗いていた。
追撃と言わんばかりの状態に一心不乱に逃げ出す牧野さん。
後日、温泉から帰る際に突如、車のハンドルが効かなくなりガードレールに衝突してしまったという。
スタッフが調べたところによると、この廃屋付近の川では過去に痴呆症の老人が溺死する事故があったという。しかし現地では介護に疲れた息子が川へ突き落としたのではと囁かれているというのだが…。
感想
これもなかなか怖いです。足元だけでもこの世のものではない感じがして不気味だし、そこをもってきて入り口の襖の上部から横向きの顔が出てくる感じも、ここまで来るとヤバいでしょ。
しかし、牧野さんが霊に弄ばれてる感あってちょっと不憫かな、と。特に2回目横向き顔のシーンで慄いた牧野さんが『ウオー!!ウオ!ウオ!!!』って叫んでたのは不覚にも爆笑してしまいましたよ。
遊園地
レベル 1.2 / 5
内容
30年程前にとある遊園地で撮影された古いビデオ。
卓球で遊ぶ家族たちを映した時、画面が紫色に変色し、無数の人影が右へ向かい歩いている。
しかもそのシーンのみ、念仏のようなものが聞こえる。
投稿者の父親によると、この映像が撮影される少し前に遊園地の近くで大型バスが事故を起こし、多数の死傷者を出したという。
感想
本巻の肩透かし映像です。
遊園地の遊具から流れるチープなメロディが不協和音で不気味なのに肝心な箇所は明らかにフェイクと疑ってしまうほど、粗末なものです。
バスの事故もこじつけでしょ()
続・邪心 中編
レベル 2.4 / 5
内容
前回出会った島本さんの先輩・谷岡さんにアポを取れたスタッフは彼に取材をする。
谷岡さんによれば倉本亜希さんという女子生徒がイジメのターゲットとなり、彼女の暗い雰囲気から "死神" というあだ名をつけられ、陰湿なイジメを受けていたらしい。
無視や弁当を捨てる、陰で暴力を振るうなどの被害を受けていた倉本さん。学校側も把握はしていたものの、騒ぎにしたくなかったのか、見て見ぬ振りをしていた感じがしたという。
そんなある日、倉本さんは校内で自殺未遂をし、入院してしまう。
イジメグループの3人は自分たちへの当てつけに、倉本さんが自殺未遂をみんなの前でやったと感じて、更にイジメはエスカレートしたという。
そして倉本さんは登校拒否、家も引っ越してしまった。
それから数年の月日が流れ、北第二中の同窓会になんと倉本さんが現れ、その風貌は髪がボサボサであり、
『私をいじめていた人は、みんな不幸になる!』
と叫び帰っていったという。
また、イジメグループの3人のうち2人に不幸が起きているという。
1人目は交通事故で死亡。
2人目は重い疾患で入院中。
残る3人目で主犯格の清水さんは同窓会の後、二次会にも出席していたが、その際の映像の清水さんが映る箇所に不可解な事象が発生しているという。
そして以降、清水さんは精神的に病み実家で休養中だという。
そして、スタッフの森澤と菊池は清水さんの実家へ向かい取材をする。
インターフォン越しに清水母とやり取りをする森澤。
母曰く、清水さんは取材できるような状況ではないという。
仕方ないので、母に復讐サイトや見ると不幸になるビデオを問う。
すると半狂乱の清水さんが途端に現れ、2階のベランダから叫び声と共に様々な物が投げてくる。
これ以上は危険と判断したのか、清水宅を後にする森澤と菊池。
谷岡さんの撮影した映像には、清水さんが映る箇所に例のブロックノイズが生じ、カメラのフラッシュと同時にスクリームのような人間の顔が映り込んでいた。それはまるで色彩を反転させたような状態であった。
そして、スタッフルームのパソコンには死神から返信のメールが届いており、北第二中近くの公園で待ち合わせをする事となった…。
感想
映り込んだのはブロックノイズだけでなく、叫んでいるような顔ってのはよく出来てるかと思います。一瞬なんでリプレイでやっと気づく感じはリアルに生々しい感じがする。
にしても精神的におかしくなったり不慮の事故で亡くなったりするシチュエーションは結構飽きてきたり…。評価が難しい、でも続きを見守って(?)いきましょう。
まとめ
『吊り橋』『盆踊り』『足元』が特に良かったと思います。
そして次回で "妊娠騒動" について何か進展があるのかも期待しちゃいます。
では次回!
呪いのビデオ Part 57 レビュー【殺されたアヘ顔の霊】
前々回は菊池のデビュー作でもある56巻を取り上げましたが今回は71巻を挟んで57巻をレビューします。
隙間
レベル 4.7 / 5
内容
恋人がハムスターと戯れている微笑ましい映像。
投稿者の妹が海外旅行へ行くため、ハムスターを投稿者たちへ預けた際の映像だという。
ハムスターを放して可愛がる投稿者たち。
すると、ハムスターはベッドの下へ行ってしまい何とかして呼び戻す投稿者たち。恋人が上手く捕まえるとベッドの隙間に横たわる男性の頭部が映し出されていた。
投稿者のアパートでは過去に共用部分で男性が知人に刺され死亡する事件が起きており、亡くなった男性が住んでいたのが投稿者の部屋であったのだという。
感想
1発目からガッツリ怖めなの持ってきたなぁと。
衝撃度で言えばほん呪シリーズでも屈指かと思うほどで、ホラーに耐性無い人が見たらこれでノックアウトでしょうね。よくよく見ると白目を剥きそうというかアヘ顔みたいな顔してますね…。
投稿者の後ろにあるストーンズのプレート(?)も気になるけどやっぱりハムスターがかわいい!
筆者も最近飼い始めたんですが、ハムスターがこんなにも可愛くて表情豊かだと思わなかったな。放すと動画みたく何処までも行きますからねw
からみつく
レベル 3.8 / 5
内容
とあるコインランドリーの監視カメラ映像。
この日、客から妙な苦情が入ったのだという。
男性が洗濯を待っていると画面が一瞬カットされ、女性が俯き加減で椅子に腰掛けている。
すると男性の洗濯が終わり、洗濯機から取り出すと長い髪の毛が絡まっている。すぐさまクレームを入れる男性。
すると女性が不自然に消えてしまう。と、今度は洗濯機を背にして立った状態で男性の背後に現れたのである。
感想
シリーズ監視カメラ、どでもいうのでしょうか?
そもそも、女性の "この世ならざる者感" が半端なくて、男性の仕草から男性には見えていない、感情の通ってない感じも不気味です。
なかなかインパクトのある映像だと思います。
棲んでいる
レベル 3.2 / 5
内容
廃墟フリークの投稿者が関東近郊のとある廃屋で撮影したという映像。
内部は荒れ果てているが、人が生活していた面影がちらほら残っている。そんな中、姿見を映すと投稿者が反射して映るが、その背後に和服姿の老婆の影が映っていた。
投稿者によるとこの廃屋には老婆が住んでおり、数年前に孤独死してしまったという。
感想
さほど怖くないんですが、廃屋のちゃぶ台に缶詰を食べた後っぽい缶の上に箸が渡し箸みたく置かれてあって、老婆は缶詰くらいしか食べられなかったのかなぁとか色々考えてしまいましたよ。
なんか切ないな、と思いました。
邪心 前編
レベル 2.5 / 5
内容
投稿者の川上さんは制作委員会の友人である。
そんな川上さんが調査して欲しい事案が発生してしまったという。
友人の結婚式の披露宴で流す動画を川上さんの自宅で撮影し確認した際に、動画に映る赤木美穂さんの部分にブロックノイズが生じ、その中に女の顔があったという。
また、動画の撮影後、美穂さんは自宅マンションから転落死してしまい、警察は自殺と判断した。
生前、美穂さんは寝る時に息苦しさを感じていたというが…。
また美穂さんは夫・誠さんからDVを受けており、過去に美穂さんが誠さんから浮気を疑われた事もあったという。
調査を進めていく段階で、誠さんにコンタクトを取った後、誠さんから川上さんに『余計なことするな』と苦情の電話がいったと言う。
とりあえず今回の件は一旦保留になるかと思われた。
が、スタッフ・森澤が大江さんという人からの投稿映像に川上さんの映像と全く同じ事象が発生している事を指摘。
大江さんが彼氏・新庄さんと動物園に行った際に撮影した映像だという。また奇しくも撮影後、新庄さんは喉に長い髪の毛が詰まっているような息苦しさを感じており、現在は行方を晦ましているという。
スタッフはとりあえず、新庄さんの周りの調査を開始した。
感想
ブロックノイズの映像ですが、慣れてるとね、あまり怖くないんですよね。
大江さんの映像は東京都日野市にある多摩動物公園で撮影された映像だそうです。
後半、徐々に明らかになっていきます。
穴場
レベル 2.1 / 5
内容
投稿者が関東近郊の海に釣りへ行った際に撮影された映像。
なかなか釣れないので場所を変えて堤防の近くにある岩場へと移動する。海に近づき、カメラを岩場の下を映すとうつ伏せに流れ着いた水死体のような男性の姿が記録されていた。
感想
リアルで生々しい…。
水死体って、確か男性は仰向けになって女性はうつ伏せになるんでしたっけ?
お焚き上げ
レベル 1.2 / 5
内容
投稿者が大晦日に地元で行われたお焚き上げに参加した際に撮影された映像だと言う。
お焚き上げによって燃える物たちの中に紛れて苦悶の表情を浮かべる顔が映っていた。
感想
ネットでたまに見かけるそっち系の人に似てますね。偶然撮れたといっても良いほど、自然に映ってます。
予兆
レベル 0.4 / 5
内容
投稿者が東南アジアのとある国へ旅行へ行った際に地元の川をクルージングする観光船に乗った際に撮影されたもの。
観光船に横付けする地元の商人。小舟から飲み物などを観光客に販売しているが、ボートの舵を取る男性の頭部が白くモヤがかかったように消えている。
投稿者によると、この翌日、撮影場所付近で船の衝突事故が発生し、投げ出された男性が船のスクリューに巻き込まれ、頭部を切断され死亡するという痛ましい事故があったのだという。
感想
船の衝突、と聞くと真っ先に尖閣諸島が思い浮かぶのは僕だけでしょうか。
映像は全然怖くないんだけども、スクリューで頭部切断死はエグいな…と。
偏見なんですけど、東南アジア諸国の露店とかの食べ物とか衛生的にちょっと遠慮したいなぁと思うんですよね。日本ほどキレイじゃないし、現地民の調理風景とか見るだけでも悪寒がします。
((((;゚Д゚)))))))
続・邪心 前編
レベル -
内容
失踪した新庄さんのバイトの同僚から話を聞く限り、新庄さんはバイト先の村上さんという人物から恨まれていたという。
村上さんにきつい事を言ったりしていた新庄さん。村上さんはその後バイトを辞めた。
また、新庄さんの携帯に知らないアドレスから「見ると不幸になる動画」のリンクが送られてきたらしい。
事実を確かめるべく村上さんに電話で確認する森澤。
当初は口を濁していた村上さんであったが、徐々に話してくれた。
村上さんは「復讐サイト」というネット掲示板を使い、新庄さんに対する憎しみを綴ったところ、「死神」というハンドルネームの人物から復讐を代行する旨の返信が来た、という。
死神は「見ると不幸になる動画」を渡したいと書き込んでいたが無視していた村上さんに死神は「見ると不幸になる動画」のリンクを送ったそうだ。
そして村上さんは他人と偽り、新庄さんのアドレスにリンクを送信した、という。
スタッフ達は例の復讐サイトを調べる事にする。
するとなんと、掲示板の書き込みに前編で触れた、赤木美穂さんの夫、誠さんと思しき書き込みがあった。
それは妻の美穂さんの浮気を疑ったものであり、村上さん同様、死神から返信が来ていたという。
スタッフはこの「死神」に焦点を当てて調査を開始する…。
感想
今回の「死神」もそうだけど、「黒狐」とか「心霊博士」とか、もっとマシなハンネなかったんかいな。
もし美穂さんを死に追いやったのが浮気を疑った旦那の仕業だったらこれは理不尽な気もしますがね。村上さんが新庄さんを恨んでいる節もわからないでもない。バイト先でやたらと高圧的な先輩とかいるよね。じゃ、言うほどお前は凄いのか?って言いたくなりますよ。でも凄い人物なら小さなミスでそんなに怒りませんよね。
まとめ
怖いのと肩透かし映像の落差が凄い感じですかね。
『隙間』『からみつく』は良作でしたが、それ以外、というかそれ以降はダラダラ感が否めませんでした。
また次回!
呪いのビデオ Part 71 レビュー【無賃乗車霊と瑕疵の悲しい物語】
本作から寺内監督となり非常に見やすくなってます。また、福田氏とダブルで構成していく事になります。
本当に簡潔に映像が紹介されててダルくなくて良いです。
いきましょうか。
タクシー
レベル 4.0 / 5
内容
投稿者の溝辺さんは都内で個人タクシーを運営している。
車内のドライブレコーダーとして記録用に保存しているカメラに不可解なものが映り込んだというのだ。
また、ドラレコの録画システムは以下の通り
・常時録画フォルダ・・・走行中の映像。 容量が一杯になったら自動で過去の映像に上書きされる。
・保存フォルダ・・・ 衝撃を感知した時 などの映像。 消去されない様に保護データとなる。
普段は常時録画フォルダにしてあると言うのだが、その日は上書き消去されていない映像フォルダがあったと言う。
深夜1時頃。タクシー車内のドラレコが録画を開始する。タクシーが高架のガード下のような場所を通過すると後部座席真ん中に座った女性が現れる。
表情までハッキリ分かるほどのものであり、顔が腫れていたり歪んだりしている。その顔は交通事故にでもあったのかのように…。
感想
登場シーンが自然すぎてなんか不気味というか、「あれ?!」ってなりましたよ。これは怖いね。
シルエット
レベル 3.6 / 5
内容
投稿者の三浦さんは彼女と飲み会の帰り終電を逃してしまい、彼女を自宅に泊めるために歩いて帰る風景をカメラで撮影していた。
カメラが進行方向を映した時、建設途中の建物から人影が落下する。思わずカメラを背ける三浦さん。しかし、彼女との間に少年と思しき姿を記録していた。
その後彼女は精神を病んでしまったというのだが…。
感想
未だかつて無いような映像で印象的なものかと。それより、霊に取り憑かれた(?)人が死ぬ or 精神的におかしくなるのはテンプレで飽きてきたよ。
シリーズ監視カメラ 老人
レベル 3.1 / 5
内容
ある戸建て住宅に設置された3面の監視カメラ映像。
ゴミ屋敷と化した家の中を映し出すカメラに突然大きな壁を叩くような音が連続して聞こえてくる。すると別カメラでは本が勝手に動く。すると今度は段ボールが落下する。
これに気づいた住人と思しき老人が部屋を確認しに来る。そして確認し、老人は去っていった。
他にも老人が去った後、女性と思しき影が浮かび上がる事象も発生していた。
そもそも、なぜこの屋敷に感想カメラが、増して3つも設置されているのか?
投稿者である長谷川さんはこの屋敷の解体の仕事をした際に、VHSテープが落ちており、大家さんに許可を得て持ち帰り、確認したのだという。
屋敷の家主の男性は現在失踪中であるという。
それよりも後日、建物の下から人骨が発見され、更にはカメラが設置された部屋に排泄物があったのだという。
一体この老人は寝室で用を足す、カメラを設置するほどの "何か" に怯えていたのだろうか?
感想
映像よりもストーリーが興味深いですよ。どこか白黒という感じのカメラの映像は何処から何が出てくるかわからない恐怖心を煽る感じはします。
瑕疵 前編
レベル 3.4 / 5
内容
投稿者は2000年に撮影されたホームムービーを投稿してきた。これにはある思いがあるという。
投稿者・仁さんは母子家庭で育っており、映像に映る当時6才の仁さんを抱く母・里美さん。里美さんはこの映像が撮影された2000年8月に謎の死を遂げてしまう。
そして彼は映像に映っている母の妹・麻里絵さんに引き取られて育ったという。
つまり、時系列に表すとこうである
2000年1月... 心霊投稿映像が撮影されたアパートへ越す。
" 3月... 仁さん誕生日、同月下旬に問題映像が撮影される。
" 8月... 里美さん死去。
仁さんはアパートに越してからこの8ヶ月間、様々な怪奇現象に見舞われたという。
映像ではアパートの隅に異様な影がこちらを見ていた。とてもこの世のものとは思えない風貌であり性別もハッキリ分かるほどではない。
このアパートに問題が、増して里美さんの死が関わっているのではないかと仁さんはいう。
早速アパートについて調べるが、問題のアパートは既に取り壊されており、不動産屋を伝い、物件を良く知る人物・Aさんへ取材する。
Aさんはアパートで事件や人が亡くなるという事は無かったといい、加えて『事故物件』ではなく『心理的瑕疵物件』と強く主張した。
心理的瑕疵物件とは事故物件というカテゴリの中でも、何となく住みたいとは思えないという(過去に自殺や殺人、火災などがあった等)心理的な要素がある物件の事で、人が死亡した部屋などがこれに該当する。
逆に物理的瑕疵物件というものもあり、これは雨漏りやシロアリ、土壌汚染などが原因の部屋が該当する。
ちなみにどちらをとっても事故物件であることには変わりないのである。
スタッフは仮の母・麻里絵さんが暮らす長野県へと向かい、取材をした。
生前の里美さんは働きながら仁さんを育てており心身共に疲れていた様子であったという。
また仁さんは里美さんの不倫相手との間に出来た子供であることが母子家庭になるきっかけでもあったという。
そしてスタッフは麻里絵さんから聞いた、生前の里美さんを良く知ってると思われる人物と接触を試みる。
感想
タイトル通り、「瑕疵」というワードがキーになってます。仁さんは後編で心が痛むような真実を知ってしまう、という興味をそそる予告も良いですね。
停電
レベル 3.5 / 5
内容
誕生日パーティーの様子を収めたホームムービー。
娘が蝋燭の火を吹き消すと突然、ブレーカーが落ちる。
電気が復旧すると向こうの玄関には髪の毛が逆立ち揺蕩っているような不気味な女と思しき影が立っていた。
後日、投稿者の身体には原因不明のミミズ腫れが出来ていたという。
感想
女(?)の影は髪がえらいことになってます。ヒトデみたいな?確かこういうGIFあったと思う。投稿者の「見ちゃった!見ちゃった!」というリアクションがリアルで良いな、と思いました。ミミズ腫れってのもリアリティがあって気味が悪い。
かくれんぼ
レベル 4.2 / 5
内容
投稿者の中里さんが祖母の七回忌で実家に集まった際にスマートフォンで撮影された映像。
この日は親族のいとこや子ども達も集まっており、子ども達に混ざってかくれんぼの鬼となる中里さん。
『もういいかい?』
と聞くと女の子の声で
『もういいよ』
と返ってくる。
探すため振り返るとそこには子ども以外の大人たちまで、いたはずの場所に居なくなっていた。
とりあえず子ども達を探す中里さんの前に女の子が少し姿を見せていたので追いかけるも居ない。
その前を横切る女の子。追って納屋の方へ曲がるがそこには誰もいない。すると納屋の中から子どもの顔が覗いている。納屋を開ける中里さん。しかし納屋の中には誰もいない…。
ただならぬ雰囲気を察した中里さんの元へ子ども達が駆け寄ってくる。
子どもたちは
『なんで「もういいよ」って言ってないのに、行っちゃうの~?』
と困惑気味であった。
しかし中里さんは確かに女の子の『もういいよ』という返答を聞いており、逃げる女の子を追っていたはずである。
なお、近くにいた大人たちは定位置から動いておらず、子ども達を探す中里さんを確かに見ていたが、挙動がややおかしかったという。
一体、中里さんが追いかけていた子は誰なのであろうか。
感想
かくれんぼ中にパラレルワールドに迷い込んでしまい、居るはずの無い子を追いかけていた、という摩訶不思議な映像で筆者的にはこの巻で1番素晴らしいコーナーだと思いました。
スマホの一人称視点の感じとか、得体の知れない女の子が顔を覗かせたりしていましたが、居ないとなると一体…、という不気味さが後から出てくるような感じがリアルでこちらまで異界へ行ってしまいそうな感覚すらする、興味深い映像です。
瑕疵 後編
レベル 3.7 / 5
内容
里美さんを良く知る人物、それはとあるスピリチュアルセミナーで一緒に活動していたBさん。
里美さんは当時彼氏からDVを受けており、更に、里美さんが亡くなる1ヶ月前、セミナーの代表が詐欺で逮捕されている。
セミナーでも信仰熱心だった里美さんは代表が詐欺で逮捕された事にショックを隠しきれなかったと言う。
仕事に育児、加えて彼氏の暴力、信じていたものを失ってしまった里美さんは疲労かショックで亡くなったのではないか、また、仁さんの家に現れた霊の存在は明らかにできない。
後日、Bさんの紹介でセミナー関係者のCさんと出会う。
Cさん曰くセミナーは発足当初とは違い、徐々に霊感商法へと傾いていったという。
また、代表は信者に嫌な相手を呪い殺す儀式を定期的に行っていたらしい。
つまり、このセミナーでは実践してもうまく行かない人間を会員から外れさせない為に、『不幸の原因』を別の人物に責任転嫁をさせていたことも判明した。
山の適当な廃墟を「霊場」と偽り、そこで一連の儀式をしており、当時Cさんは廃墟まで信者を運ぶドライバーとして動いていた。
そして彼は儀式を盗撮した映像があるとスタッフに告げ、二度とこういった詐欺事件が起こらないように、とスタッフへ映像を渡した。
一連の話を仁さんに告げたところ、その廃墟へ行って真実を確かめたいという仁さん。
後日、Cさんの案内で霊場として使われていた廃校を訪れる一行。
廃校には未だ儀式に使われた "呪い殺す相手" の所持品が山のように置かれていた。
そこで仁さんはあるものを見つける。
それは仁さんが2000年、6歳の誕生日に貰った仮面ライダーの玩具だった。
つまり、里美さんが呪い殺したいほど恨んでいた相手はDVの彼氏ではなく、息子の仁さんだったのである。
ここでCさんが提供した儀式の映像が流れる。
里美さんが前方の儀式を行う机へ行くと徐に仁さんの玩具を取り出して呪詛を言うと、
『骨と共に砕け散れ!』
『仁 死ね!』
と金槌で玩具を激しく叩き壊す里美さん。
その背後に顔面蒼白の目を見開いた男が現れる。
一体この男こそがアパートに現れた霊、とでも言うのだろか?
感想
いやわろた。
前述した『瑕疵』の意味が分かって頂けたかと思うんですけど、心理的瑕疵っていうのは物件じゃなく人間の心にあるって意味なんでしょうね。
にしてもちょっとした探究心がどえらいラストを迎えてしまって、仁が気の毒ではありますが…。
問題の男の顔ですが、
イギリスのゴシックロックの重鎮・THE SISTERS OF MERCYの名盤『Floodland』のジャケにそっと映る右側の男性の顔に似てるんですよね。
名曲なので是非。
まとめ
やっぱり見やすい寺内構成。
分かっているのに何回もリプレイされるのは結構嫌な気になる事もなくは無いので流石ですね。
今後も踏襲されていくのではないかと思います。
個人的には『かくれんぼ』がとても良かったですね。
呪いのビデオ Part 56 レビュー【リベンジポルノのエボラの子ども】
本作から岩澤に代わって菊池秀宣がディレクターを務めることになるので菊池のデビュー作。
さっそく、レビューに参ろう。
大女
レベル 3.8 / 5
内容
バイト仲間が辞めるというんで、そのバイト仲間と友人たちと関東近郊のコテージに宿泊した際の映像。
宴の最中、友人の田中さんが身体の不調を訴え2階で横になりに行った。投稿者はふざけ半分で寝ている田中さんを撮影しに行くが、田中さんは様子がおかしく、天井を見上げている。カメラも天井を映すと髪の垂れ下がった女が浮いており、カメラに気付くと近づいてくる。
後に判った話によるとこの日田中さんは、コテージへ行く途中にある神奈川のとある湖に架かる、自殺の名所として名高い橋のフェンスにふざけてよじ登ろうとしたのだという。
まさか田中さんは橋で命を絶った者の霊に取り憑かれたのだろうか?
感想
髪の垂れ下がった女の姿は貞子を彷彿とさせる、ジャパニーズホラー感があってなかなか良いです。カメラに向かって歩み寄るシーンはどこか機械的というか、ムーンウォークみたいな感じではあるけど。
あと似たような映像にPart 41の『巨女』がありましたね。
呪いのビデオ Part 41 レビュー【悪魔の棲む寮、ブーンお経 & 大林素子】 - ほんとにあった!呪いのブログ
筆者的には後者のが怖い。
あるはずのないもの
レベル 3.0 / 5
内容
投稿者の女性が彼氏と人気のない峠と思われる山道を車で走行中に撮影したもの。
途中、彼氏が急ブレーキをかける。
何かに衝突したという。降りて確認すると、そこにはバイク用のヘルメットが落ちていて、これに接触したのではと片付ける。が、カメラにはメットの内部に血まみれの男性の顔があった。
感想
怖い、というよりリアルで、この場所でバイク事故で亡くなった人の魂がヘルメットに宿っていたといえるかと。自然に頭部だけ映ってるんで、なんか気持ちの悪い映像だと思いましたよ。
リベンジ 前編
レベル 2.1 / 5
内容
都内近郊に住む高校生の投稿者・安藤舞さんは兄・智之さんが映る映像に不可解な現象が起きていると投稿してきた。
智之さんは既に他界しており、電車に轢かれたという。それが自殺なのか事故なのか分からないという安藤さん。
安藤さんや智之さんの周りへの調査から、智之さんは亡くなる前から精神的に不安定であったという事が判明した。
また智之さんは生前、大学の部室にて『綾乃のムービーがヤバい』と誰かに電話で言っていたという。アヤノとは智之さんの元彼女の名前で本名を小松彩乃さんという。
彩乃さんをよく知るバイト仲間によると、彩乃さんは自宅マンションから転落死して亡くなっている事が判明した。また、彩乃さんは1ヶ月ほど前にネット上に自身の裸体の画像などを何者かにアップロードされ、それを同級生の男子が見つけてしまったらしい。
噂によると彩乃さんは元彼に復縁を断られ、仕返しにリベンジポルノを仕掛けたのだという。
以降、彩乃さんは鬱状態に陥り学校に来なくなってしまったのだそうだ。
問題の智之さんの映像は、居酒屋のような場所で友達と談笑する場面を撮影したものである。撮影者・佐々木さんが智之さんにカメラを向けると途端に静止、また智之さんの顔が上下に伸びるような形で歪んでいた。〈続く〉
感想
問題の映像ですが、智之さんの顔が歪むと同時にモザイクが取れてて笑ってしまった。なんかいやらしい感じの歪み方は悪意があるなぁと思わせるものです。
「リベンジ」とはリベンジポルノの事だったんですね。後編に続きます。
シリーズ監視カメラ 商店街
レベル 2.4 / 5
内容
とある商店街に設置された監視カメラの映像。
深夜、シャッターが閉まった店の前に布団を敷き寝始めるホームレスと思しき男性が映る。
ホームレスが就寝して暫くすると、幽体離脱をし、離脱したホームレスが寝ている自分を見つめると消えてしまう。
まさかカメラは男性から魂が抜ける瞬間、すなわち死の瞬間を捉えてしまったのだろうか。
感想
こういう双子の芸人いましたよね。にしてもかなり興味深い映像。「こんな風にになるとは…」って嘆くような感じが伝わってきて悲壮感が漂ってます。
この商店街は東京都練馬区の「パークロード石神井」という場所のようです。
手鏡
レベル 4.6 / 5
内容
投稿者の大森さんは彼女と深夜、近所の公園を歩いていた。飲みの帰りということもあってか、やや酔っている感じの2人。
すると彼女が公園の茂みに手鏡が落ちている事に気付き、振り回したりして遊び始める。
すると鏡の中に火傷を負ったような女の顔が映り込むとひとりでに割れてしまう鏡。
彼女は何故か割れた鏡を気に入り持ち帰ったというが、それから彼女の様子がおかしく、怒りっぽくなってしまったのだそうだ。
感想
急に現れる顔はビビらせ系というか、怖いです。彼女が鏡を持ち帰って性格が変わってしまうってのもリアルですね。本作の白眉的作品です。
確かに怖いけどそれ以上でもそれ以下でもないという感じでもあるかと。
バックカメラ
レベル 3.1 / 5
内容
車の後部に取り付けられたバックカメラの映像。
パーキングに入れたときにナビの画面に出るバックガイドモニターのようなものを、投稿者はこの時常時録画していたという。
次第に車は立体駐車場へ入っていき、バックで駐車する際に、隣に停められた白いバンの中に目から血を流した子供がこちらを見ていた。
この立体駐車場に曰くなどは無く、恐らくこの子供はバンに関係があるのだろうか?
感想
急に普通の昼間の街並みが出てくるもんだから温度差を感じてならないわけで。ただ、普通に見てたらこの子供の存在すら気づかないレベル。よくよく見て「あ、なんかいる!」ってなる。
ただ、両目から血を流してるだけでかなり不気味。昔パナップでエボラ出血熱を再現した画像があったんだけどそれに近い。
夜の住民
レベル 2.4 / 5
内容
投稿者が行きつけのバーで撮影した映像。
店主らしき男性と客が談笑している中、カウンター下にカメラを向けるとそこに居るはずのない子供が横たわっていた。
感想
隠し子かもしれないだろ!いい加減にしろ!
リベンジ 後編
レベル 2.4 / 5
内容
智之さんが彩乃さんの裸体を流出させた疑惑もあるため、舞さんより智之さんの携帯を預かり、確認したところ、それらしきものは見当たらなかった。
調査の過程で智之さんの同級生、かつ友人の金子さんにインタビューを行ったところ、宅間さんという人物が彩乃さんの裸体を流出させたのではないかと思っているという。
彩乃さんが智之さんと別れた後に付き合ったのが宅間さんであるらしい。
金子さんや周りに宅間さんから女性の裸体画像が送られてきた事や、彩乃さんと宅間さんが口喧嘩をしており、『訴えてやる』『俺じゃない、智之がやったんだ』というやり取りを金子さんは耳にしていた。
それからというのも、宅間さんは明らかにおかしくなってしまい無断欠勤が続いているらしい。
それに、『アヤノのムービーがヤバい』とは宅間さんが智之さんへ送った彩乃さんの裸体映像が恐ろしい変化を遂げているという事であった。
ひとまず、事の元凶と思われる宅間さんのアパートへ出向くものの応答はない。なので、張り込みを行うスタッフ。
すると宅間さんの家のドアが開く。
しかし誰も出てこないので、スタッフはアタックを試みる。相変わらず応答はない。
しかし、部屋の鍵が開いていることに気づいたスタッフは玄関まで入ってみることにする。
すると中にはゴミ屋敷と化した部屋の中で明らかに異常な宅間さんがいた。彼は何かに怯えているようであった。
事実確認をするが応答が何もないため、彩乃さんの映像を見せる。すると宅間さんはスタッフに襲いかかってきた。挙句、終始叫び声を上げており手がつけられなくなったため調査を断念せざるを得ない状況になってしまった。
それから数日後。
金子さんから連絡が届いた。
宅間さんが亡くなったという。車道に飛び出して車に轢かれて亡くなったそうで自殺ではないかと判断された。加えて、宅間さんの腕には噛みついた跡があり、自傷行為であったのではないかと思われる。
また宅間さんが亡くなる前に金子さんやその周りに送られてきたメールには読み取れる範囲では、彩乃さんの件については「智之も同罪」「苦しい」と綴られていた。
ここで、問題の映像が公開されるが
警告
これからご覧いただく映像は
非常に危険な為、心身に深刻な
悪影響を及ぼす可能性があります。
影響されやすい方や
気の進まない方は
再生を止めてください。
という警告文が表示され、カウントが開始される。
ラブホテルでイチャつく彩乃さんと宅間さん。
すると画面に乱れが生じ、完全に別の映像に切り替わる。甲高い女性のサイレンのような声が連続すると女性の顔がアップで映る。女性は断末魔のような叫び声をあげ白目を剥いていた。
感想
カウントダウンシリーズきましたよ。ただね、正直作り物感がめちゃくちゃすぎて怖いっちゃ怖いけど萎えてしまいましたよ。もうこのレベルで怖いと思えないのは重篤か?
あと、ムービーを見せた途端襲いかかってくるシリーズも展開が読めすぎてつまらない。子供騙しには良い作品かもしれないが(笑
まとめ
『リベンジ』、前編はいい感じだったのに後編で投げ槍感が出てて面白いとは思えなかったなぁ。
『大女』『手鏡』が個人的には高評価かな、と。
ではまた次回!
呪いのビデオ Part 66 レビュー【『66』と内ゲバの呪いに防水パンツ】
今回レビューするのは66巻です。
66というと映画「オーメン」や悪魔崇拝のイメージがあり些か不吉な数列かと思いますが、内容も66に因んだエピソードがメインです。
また、本巻のリリースは奇しくも2016年3月6日というのは偶然なのか…。
じゃ、レビューに入ります。
ぎょうさん
レベル 4.3 / 5
内容
投稿者がインターネットで募集した2人の女性と心霊スポットツアーを行った際に撮影された映像。
パワースポットとして有名な巨石の近くにある古いトンネルで撮影していた際、女性2人の背後に巨大な顔が現れる。
この地域には「ぎょうさん」という顔だけの妖怪伝説があり、死期が近い人間に現れるという。
感想
巨大な顔はかなりインパクトがあり掴みとしては結構なものかと思います。
筆者はメタルバンド・DESTRUCTIONのこのジャケットを連想してしまいましたよ。
声
レベル 4.3 / 5
内容
投稿者・小池さんが友人達と自宅で飲んでいた際に撮影された映像。
隣室から女性と思しき喘ぎ声が聞こえてくると、友人たちが壁に耳を澄まし興奮している。すると、自撮り棒を使い、ベランダから隣室の窓を覗いてみる投稿者。
すると隣室に首吊り死体のようなものがあり、喘ぎ声のする方には女性の顔のようなものが映り込んでいた。
また、同時期に小池さんの中学時代の友人・竹下さんが虐めを苦に首吊り自殺を遂げたというのだが…。
感想
隣室に生活感は全くなくて、真っ暗なんだけど首吊りは見て取れるし、喘ぎ声の正体が同時に映るのも不気味さをアップさせてて秀逸。ただ、竹下さんは髪が伸びててもあんなに女声は出せないと思うんだけども。。。
六十六 前編
レベル 4.0 / 5
内容
映像制作会社に勤務する赤津さんに送られてきた映像には奇妙な事象が発生していた。
赤津さんの先輩である城崎さんと言う人が現在失踪中であり、城崎さんが失踪する前に送ってきた映像。
自身の誕生日を祝う映像の中に、城崎さんの頭部のみに不可解なノイズが生じる。また、部屋を暗くし、蝋燭に火をつける際に城崎さんの背後に無数の僧と思しき人影が浮かび上がる。
城崎さんが以前勤めていた映像制作会社「シネワイヅ」を掘り下げると、既に倒産しており、なんでも社長の皆川さんが自殺してしまったのだという。
しかも社長の自殺の後からシネワイヅの元社員に次々不幸が訪れていることが判明した。
- 社長・皆川泰知さん → 自殺
- ディレクター・城崎将さん → 失踪
- ディレクター・今岡忠さん → 失踪
- AD・羽山晃久さん → 長期入院
- 経理・玉井元弘さん → 事故死
また、倒産前、皆川社長の家が全焼する火事があり、長男を亡くしてしまうのだが、経営難に陥っていたシネワイヅとしてはタイミングの良さから保険金目当てではないかという噂が出ていたという。
また、シネワイヅの関係者から、倒産前に社員がとある沼で心霊映像を撮影してしまい、その沼には「六部殺し」の言い伝えがあった。シネワイヅは倒産前、この六部殺しを題材にした心霊ビデオの制作に取り組んでいたという。
奇しくも後に、皆川社長はその沼で自殺してしまったというのだが…。
六部殺しとは、
ある村の貧しい百姓家に六部がやって来て一夜の宿を請う。その家の夫婦は親切に六部を迎え入れ、もてなした。その夜、六部の荷物の中に大金の路銀が入っているのを目撃した百姓は、どうしてもその金が欲しくてたまらなくなる。そして、とうとう六部を謀殺して亡骸を処分し、金を奪った。
その後、百姓は奪った金を元手に商売を始める・田畑を担保に取って高利貸しをする等、何らかの方法で急速に裕福になる。夫婦の間に子供も生まれた。ところが、生まれた子供はいくつになっても口が利けなかった。そんなある日、夜中に子供が目を覚まし、むずがっていた。小便がしたいのかと思った父親は便所へ連れて行く。きれいな月夜、もしくは月の出ない晩、あるいは雨降りの夜など、ちょうどかつて六部を殺した時と同じような天候だった。すると突然、子供が初めて口を開き、「お前に殺されたのもこんな晩だったな」と言ってあの六部の顔つきに変わっていた。
という各地に伝わる伝承である。
しかし、この「六部殺し」は予期せず儲けた家に対する村人たちの妬みや嫉妬心が蔓延し、六部殺しという体で栄えた家を奇襲するという使われ方もしていたという。
だが、この話と皆川社長の不運な火災、それにより予期しなかった多額の保険金がおりた事などは共通点が多く暗雲が立ち込め始める。〈続く〉
感想
ほん呪のメインエピソードでも、日本の伝承や因習にスポットを当てる話は好きです。後半は怒涛の展開なので感想は後ほど述べます。
残留物
レベル 3.3 / 5
内容
投稿者が仲間と自主映画のロケハンで訪れた廃墟のラブホテルで撮影された映像。
荒廃したホテルの一室に衣類が干されており、人が住んでいる気配を感じとる投稿者たち。カメラが仲間の1人を映すと背後に逆さに干されてある衣類から逆さになった女性と思しき姿が映っていた。
感想
けっこうハッキリ映っているのに対して撮影者たちが全く気付いてないのがリアルで、最初は何がなんだか全く気づかなかったw。ぶらんと垂れ下がった女の姿は漫画「カメレオン」の松岡英治が三島にノックアウトされて電車の吊り革で宙吊りになったシーンを思い出した。
シリーズ監視カメラ パチンコ
レベル 1.3 / 5
内容
関東近県にある廃墟のパチンコ店に設置された監視カメラ。
侵入者などが居た場合自動で作動し、警備会社に通告がいくシステムなのだが、この廃墟では誰もいないにもかかわらず防犯システムが作動しているという。
警備員が後ろからパチ屋の廊下を歩いてくると背後に女の影がついてきている。よく見ると赤ん坊を抱いている。
このパチ屋が現役の頃、前の国道で家族の死傷事故があり、血まみれの女性がこのパチ屋に助けを求めてきたという話があるという。
感想
これ、茨城県の廃パチンコ店かな?
↑左が監視カメラ映像、右が茨城の廃パチ屋
佇まいは不気味だけどインパクトは皆無…。
樹海
レベル 4.4 / 5
内容
自主ホラードキュメント紛いのYoutuber(?)的な香ばしい感じの女性が山梨の青木ヶ原を散策している映像。
所々遺留品などを映すカメラマン。途中、何も無い遊歩道で女リポーター紛いが転倒すると、地面に女の顔が突き出ており、眼をギョロっと動かしていた。
近隣住民の話によると青木ヶ原には「あゆみさん」という都市伝説があり、樹海の何も無い場所で転ぶのは「あゆみさん」の所業である、という。
感想
これは割りと怖い。目が動く感じが気持ち悪いし、樹海という場所や遺留品、自殺を思いとどまらせる看板が生々しい。
このリポートはお世辞でも良いとは思えないけど。
六十六 後編
レベル 4.2 / 5
内容
シネワイヅが入居していたテナントビルを調べると、管理人室に処分出来ていないシネワイヅの資料やVHS、ミニDVテープなどが段ボールにそれぞれまとめられていた。
管理人の森さんはこれらに頭を悩ませており、スタッフに返却不要でこれらをあげた。
後にビデオテープや資料を調べると、問題の沼で撮影された例の心霊映像が収められたテープを見つける。それは男性がキャンプをしている映像であった。
川居が見つけたシネワイヅが作成した資料には、
DVD企画 裏史実・六部殺し(仮) ~呪われた沼を探して~
と書かれていた。
この沼に纏わる六部殺しには2パターンあり、
- 六部が誤って沼へ転落して死亡。
- 盲目の六部が村人に道を尋ねるが、村人が嘘をつき沼へ誘導し他殺
というものであった。
そしてスタッフはこの沼を調べ、現地へ調査しに行く事に。
林道を進み、険しい山道を進むと、沼とは名ばかりな大きな凹みの中に水が溜まっている場所があった。
そこには花束が添えられており、恐らく皆川社長の関係者がたむけた物かと思われる。
沼の湖畔に定点カメラを設置し、一晩モニターを監視するスタッフ。
途中、スタッフ・今野が車に替えのバッテリーを取りに行く。その際、トランシーバーでやり取りをしていたが、なぜか勝手に受信を始めたり、別の人物のような声が聞こえてくる。
戻ってきた今野にスタッフ・山下はトランシーバーのチャンネルを2に変更するように言う。
しかしそのまた数時間後、今野がトイレに行ったっきりなかなか戻って来ない事に胸騒ぎを感じたスタッフは川居には待機してもらい、菊池と山下で今野を探しに行く。
しばらく歩き、今野と思しき人影を見つける山下。
菊池がカメラを向けると今野は沼へ入水しようとしていた。
「おい!何してんの?!」
「何やってんだよぉ?!??!」
と今野へ呼びかけるものの、まるで届いていないようで今野は沼の中へと進んでいく。
「何で沈んでんだよ!!?」
騒ぎを聞きつけた川居が防水パンツを着用し登場。川居はいてもたってもいられず沼へ進む今野を追う形で沼へ入り、今野を掴む。
そこへ山下が大きめの枝を持ってきて川居に向けて枝を掴むように指示。菊池もカメラを片手に枝を引っ張ってようやく救助した。
これ以上の調査は難しいと判断し、今野を病院へ連れて行ったところ、39.6度の熱があり、入院し自宅で療養が必要となった。
後日、製作委員会に差出人不明の手紙が届いた。
その手紙はシネワイヅ・皆川社長の自殺に関する告発文であり、その内容は、
昨年の二月に皆川さんの自宅が火災に遭い、
息子を亡くした彼は精神を病んだ。
会社は経営難であったが、息子が死亡した際の
保険金などもあり、経営は次第に好転していったという。
そんな中、城崎さんの同期であるディレクター・今岡さんが
社員たちを扇動し、シネワイヅから六人の同時退社を引き起こす。
今岡さんは皆川さんのかつての同僚であった。
今岡さんは以前の会社をリストラされており、
助ける意味もあって、皆川さんが自分の会社に入社させていた。
ところがそんな今岡さんが中心となって、目をかけていた社員たちを
扇動し、会社から離れていった事態に皆川さんは失意のどん底においやられた。
結果的に会社は倒産。
その後は、皆川さんは一日中、自宅に籠り、
般若心経を唱えていたという。
それから皆川さんは問題の沼で自殺してしまった。
後にスタッフは入院中の今野を除く面子で再度問題の沼に出向き、花をたむけた。
感想
沼ってぬかるんでるから蟻地獄みたくもがくほど沈んでいくんですよね…。今野が1人でに沼へ入水するシーンはリアルに寒気がしましたよ。
つーか、今岡、こいつ鬼か?救ってくれた皆川社長を裏切って内ゲバ起こすとか心無さすぎるぜ!そりゃ精神も病むよね。
異変を察知した川居がなぜか防水パンt…、いや、なんでもないです。
あと今野が最後の1人になっていたかもしれないっていう推論もできる(六部殺しなのに被害が出ているのはシネワイヅの5人)ので、直接触れられていませんが、よく出来た、面白いストーリーだと思います。
まとめ
こうして見ると個人的な評価は割と高い作品が多かったと思いますね。見た直後は面白かった程度で終わっていても、後から書き出すと意外とよく出来ていた、って感じなのかな。
あとがき
コロナウイルス対策で自宅に篭ってる方はこの機会に配信とかレンタルで沢山の名作を見てほしいと思います。
最近はもっぱらアニメばかり観てますが、捨てたもんじゃ無いなぁと感心させられます。呪いのビデオも良いけど、感動できる作品と出会う方がもっと良いと思います!(失礼)
あれ、コロナについて書こうとおもったらアニメの話になってたし。
また次巻のレビューで。