さて、今回は呪いのビデオのスピンオフ的な作品「Ver.X」シリーズの第1弾のレビューをしたいと思います。
この作品のナレーターを務めるのはまたしても中村義洋でも朝コータローでも初代の高橋眞三樹でもない宮川宏司というど素人感満載の人物でございます。
では、レビューいきます。
見えない霊
レベル : -
内容
投稿者の川島さんはパート2に収録されている『落下する霊』の中に軍服を着た男性が映っていると指摘。
しかしスタッフが見た限りそこに軍服姿の男は映っておらず、霊能者の中田節子さんを呼び、肝心の箇所を確認してもらうことに。
しかし中田さんも見えず、「反射ではないか?」と指摘するも見えると主張する川島さんとバトルに発展する。
最終的に2人はスタッフにより宥められた。
感想
いや最初からバトるな。バチバチじゃねえか。米ソの冷戦的な。
川島さんの霊能者に対する偏見みたいなのがちょっと面白いし、中田さんも埒があかないと思ったのかあからさまに態度変えるのも面白い。
白熱のバトルシーンの見応えならありますね。
僕には見えませんでしたが。
人身事故
レベル : ★★☆☆☆
内容
投稿者の女性は友人達と北海道旅行をした際に、地元・静岡の駅を出発するシーンを撮影していた。
問題のシーンはホームと列車の隙間に爛れた男の顔が二重に重なるようにこちらを凝視していた。
感想
撮影場所見た感じ、沼津駅っぽいですね。
顔はそこそこ不気味ですが合成っぽさもありますが。まぁ、不気味な基準は超えているかと。
消えた腕
レベル : ★★☆☆☆
内容
投稿者の息子・良輔くんが友達であるみおちゃんの腕が消える夢を見たという。その後撮影されたビデオの中でみおちゃんの腕が消えていた。
その後みおちゃんは自転車事故に遭い、腕を怪我してしまったという。
しかし取材中に良輔くんが、今度は母の美香さんの足がなくなる夢を見たという。
スタッフは危機感を感じずにはいられず密着取材をする。
特におかしな事は起こらずに取材は終了したものの、スタッフが美香さんにインタビュー中の映像の中に、本来なら窓に反射して映るはずの美香さんの頭部が映ってないことに気づく。
その後、美香さんから留守電が入っており、階段から落ちて頭部を大怪我したという趣旨の連絡が入っていた。
感想
予知夢みたいなものなのかな?
子供ってそういう特殊なものを感じたりするもんですよね。
これはスーパーナチュラルみたいな、ドキュメント風でどこかピリッとした印象がありました。
偽ビデオ
レベル : ★★☆☆☆
内容
投稿者カップルが箱根に旅行に行った際、森で撮影された映像に不可解な声が入っていた。
投稿者曰く、この近辺では過去に無理心中があったといい片方が生き残ってしまったという。
スタッフは箱根へ出向き、近隣の住民に無理心中の有無を確認して回るが、誰一人として聞いたことが無いという。
そんな矢先、彼氏が事故に遭い、一命は取り留めたものの重篤な状況にあり、ICUにいるのだという。
しかし、このビデオ自体、カップルともう1人の女(カップルの知人)が同行しており、謎の声は女のものというフェイクビデオであることが発覚してしまう。
しかし、スタッフが確認する限り、そこには居ないはずの男の声も聞こえてくるのだが…。
感想
えーと、長くなりそうなんで端折りましたw
ちんたら書くような内容じゃないよう。
要は、霊をネタにしたことがマジモンの霊を怒らせてしまいカップルに不幸が起きた、ということですね。
嘘はよくない。
というか温泉旅行中の人に無理心中の話を持ち出すスタッフよ。
少しは考えるようよ〜。
車
レベル : ★★★☆☆
内容
投稿者の井上さんが嫁と幼い我が子を乗せて実家へ帰省する際に車の中で撮影された映像。
この映像が撮影されてから異変が生じるようになったのだという。
後日、井上さんはその車で通勤途中に事故を起こした。
またその後、オートマ車なのに原因不明のエンストを起こすようになり怖くなり買い替えたという。
しかしその後また事故を起こしてしまったという。
問題の映像は車のバックミラー、天井、後部座席のチャイルドシートの横にくっきりと女の不気味に微笑む顔が映っていた。
感想
最初の2つは気づきませんでしたが、チャイルドシートの横の女はすぐ気がつきました。これはちょい怖い。
ピー音が入っていましたが、口の動きからするにトヨタのマークIIに乗ってたようです。
90年代から00年までのマークIIの人気ったら凄いものでしたからね。
どうでもいいですが僕はクレスタ、チェイサーのが好きです。
レベル : ★★★★☆
内容
投稿者は青森の骨董品店で購入した8mmカメラに元からあったと思われるフィルムを見つけた。
そのフィルムは北海道の街並みを映したもので、車の助手席側から札幌の大通公園が映される。カメラがさっぽろテレビ塔の方向を映した時、横になった肌色の女の顔がアップで映っていた。
感想
これは結構怖い映像かと思います。
8ミリフィルム特有の音とか無機質な感じが余計に恐怖心を煽りますよ。
一瞬映る顔もなかなかパンチがあるというか。
投稿者の東北訛りもGOODでした。笑
うめき声
レベル : ★☆☆☆☆
内容
ある夫婦が子どもから発せられる寝言がとても自分の子どもの声とは思えないという。
それはまさに男の太い声のようなものであった。
感想
えー、と別に録音した音声を付けただけですかね?
子どもと言うこともあって少しポップな編集がなされてて、子どもはかわいいんだけど映像は肩透かしこの上ないものです。
砂嵐
レベル : ★★★★☆
内容
清水誠さんという人物が行方不明になったという。
投稿者である田山さん曰く、ビデオの砂嵐の中に老人の霊が見えると失踪前に怯えた様子であったらしい。
田山さんは翌週の清水さんが録画したのと同じ時間帯の砂嵐を録画した。
そしてスタッフは清水さんの実家へ出向き両親に話を聞いた。
清水さんの部屋にあったアルバムの写真が1つ、剥がされていることが判った。
両親曰く、その写真は清水さんが幼い頃、静岡に住んでいた頃に廃屋で撮影したものだという。
また、清水さんの携帯電話の履歴から失踪前に田山さん以外の平さんと冨樫さんにも連絡をしていた。
2人とも清水さんとは顔見知りで、2人とも清水さんからビデオの砂嵐の中に幽霊が映っているから見てほしいという趣旨の連絡が来ていたと言う。
冨樫さんは問題の砂嵐を見たが何も見えなかったという。
ここで『見えない霊』に登場した川島さんを招いて彼に砂嵐を確認してもらった。すると彼は男の子が見えると、違った証言をした。
もう1人連絡を取っていた井口さんから静岡に住んでいた頃の写真についての手掛かりを教えてもらうスタッフ。
スタッフは急遽、静岡県S市へと向かう。
清水さんを調査する過程で、彼と仲がよかった谷井さんという人物が失踪中である事も判明した。
また、消えた写真の廃屋はかつて清水さんと谷井さんが基地として遊んでいたという場所であるが、過去に老人が孤独死している事実があった。
そんな中、東京のスタッフから冨樫さんが42℃の高熱を出したという連絡が入る。
廃屋を調査したところ、8本のVHSテープが捨てられており回収したものの、見る事はできなかった。
スタッフは谷井さんのアパートの管理人に許可を得て谷井さんの自宅に入る。
するとそこには2人分の布団とビデオテープが置かれており、内容を確認することに。
それは砂嵐であったがこれと言ったものは映っていなかった。
後日、川島さんが再度、砂嵐の中の男の子について話す。
それは彼が小学校低学年くらいの頃、同じクラスに居た男の子であり、川島さんは彼に虐められていたという。
川島さんは彼を「殺してやる」と何度も思ったというが、彼は車に撥ねられ死亡したという。
スタッフの推論として砂嵐は誰でも共通して何かが見えるのではなく、過去に何か深いものを負った人間が砂嵐をみて霊を確認できるのかも知れないという推論を展開する。
また後日、谷井さんのアパートの管理人から、谷井さんが長野の病院にいるという連絡が入る。
事故であるというが、スタッフは話を聞くため長野へ飛ぶが谷井さんはICUに入れられており、面会ができなかった。
スタッフは彼の回復を待つことにした。
そして最後に、田山さんが録画した砂嵐の中に男の顔の線のようなものが確認できた。
〈続編へ続く〉
感想
"ICUに入れられており、面会ができなかった。"
でしょうね!笑
VHSテープの砂嵐とは懐かしいです。
ずっと見てると何かに見えたりしそうな感じがして苦手でした。今回はそんな感じを上手く使った感じの映像ですね(?)。
男の輪郭が見えた時は「あれ?!」とビビった。畜生。
いうか、新聞記事を音読してるシーンで「裾野町の〜」ってがっつり言ってたし。w
なんか長丁場になりそうな匂いがするな、これは。
以上。あとがきは暫く書きません!