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呪いのビデオシリーズのレビュー・考察など

呪いのビデオ Part 47 レビュー【コロナよりもほん呪を見よう週間】

最近、岩澤時代のほん呪を時系列でレビューしてますが、これは偶然です。ただ、今回から始まるメインエピソードが長編なので自然に次は48巻のレビューとなるでしょう。少々お付き合いくだされ。

 

で、47巻まで達した呪いのビデオシリーズ。

これ、例えるなら北海道から順に沖縄まで47都道府県全部数えるのと同じ数ですよ…。

 

じゃ、いきますか。

 

 

• 泥人形

レベル 3.4 / 5

内容

投稿者の水野さん達はとある温泉地へ旅行にきており、旅館の一室で撮影された映像。

水野さん達がトランプに夢中になっていると友人の携帯に着信が入る。しかしその着信は投稿者・水野さんからであった。水野さんは当然電話などかけていないのだが…。

恐る恐る出てみる友人。その友人を映すと背後に泥だらけの子供の姿が映る。

感想

子供なのに「泥人形」とは…。掴みとしてはバッチリかと思います。

 

 

• マヨヒガ

レベル 3.7 / 5

内容

投稿者の塩谷さんは友人の三宅さんに誘われて、三宅さんのバイト仲間である梶原さんとある湖畔の温泉地へ旅行に行った際、道に迷い偶然辿り着いた廃墟の屋敷を探索した際に撮影された映像であるという。

その際の映像に不可解な人が映っていたというのだが、それは帰り際にファミレスに寄った際、男4人で訪れたはずが店員は水を5杯運んで置いていったという。残り1つは梶原さんの横に置かれたという。

それから帰ったあと、梶原さんに異常が発生しているという。梶原さんとカラオケでバイトをしている三宅さんによればボックスの清掃に行った梶原さんがなかなか帰って来ないので行ってみると誰もいないはずのボックスで誰かと談笑している姿を目撃したという。その後、梶原さんは精神に異常をきたし、実家にて療養中との事であった。

バイト仲間とお見舞いに行ったのだが、梶原さんはひたすら『約束… 約束…』と繰り返していたそうだ。

 

スタッフは塩谷さんと合流し、問題の映像が撮影された廃墟へ向かう。

塩谷さんらは近道としてメインから外れた山道で見つけた廃墟だと言うがそれらしき廃墟は見当たらないのである。確かにあった筈の廃墟は存在しなかったのである。

ここで地元住民に廃墟に関する話を聞いてみるがこれといった手掛かりは見つからない。

その時、地元のおじさんから興味深い事実が。

それは、ありもしない建物を見たという人がいるという話があり、山中の林道を走っていると突然現れるというものであった。地元民の間では "狐に化かされた" と噂されたというのだが…。

柳田國男の『遠野物語』において、「マヨヒガ」という説話がある。その内容とは、

ある日、村人が山深い森の中で道に迷った。

すると、山中に見知らぬ屋敷がある。

人が住んでいるような気配はするのだが、誰もいない。

村人はしばし休憩をとった後、屋敷を後にした。

そして、ようやく山を抜けることが出来た。

後日、村人はもう一度、その場にいってみるが、

どうしても屋敷を見つけることは出来なかったという。

問題の映像は廃墟の探索中、梶原さんの背後に2度、女性の顔が現れる。それはまるでそこに女性が居てもおかしくないほど自然に映り込んでいた。

感想

岩澤が取材で訪れた民家の犬が(恐らく)岩澤に挨拶しに来るシーン、岩澤がスルーしたらめちゃくちゃ吠えられてて笑った。

問題の映像はさほど恐怖度があるわけではないけど在りもしない場所に辿り着いてしまうという展開は秀逸かと思います。因みに取材で訪れていた湖畔の温泉地は山梨県の河口湖付近だと特定できました。

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オレンジ色でなぞったように、「足和田ホテル」の脇を右折して入っていきました。

 

 

• シリーズ監視カメラ 公衆トイレ

レベル 1.7 / 5

内容

とある市街地の公衆トイレの前に設置された監視カメラ。奥が男性トイレ、手前が女性トイレであると思われる。すると女性トイレの照明が明滅を繰り返す。すると明滅の中に女性と思しき影が悶え苦しむような影が浮かび上がる。

この公衆トイレではかつて女性が焼身自殺を図ったという事件があったという。

感想

シルエットのみ、増して踊ってるようにも見えるしあまり怖くない。大昔にヨーロッパで流行した奇病、「ダンシングマニア」を思い出した。

 

 

• 漫才の練習

レベル 3.4 / 5

内容

投稿者と友人は大学の文化祭で発表する漫才の練習風景を撮影していた。漫才が流れる中、画面がフリーズしノイズが走ると友人の身体が透けている。その背後に手招きをする人影が映り込んでいた。

後日、この友人は変死してしまったのだというが…。

感想

不気味ではあるけど漫才が寒すぎてそっちのが背筋凍るわ。

 

 

• 心の闇

レベル 3.6 / 5

内容

投稿者が会社の同僚と打ちっぱなしに行った際に撮影された映像。映像最後に同僚の首が無くなっている。よく見ると首から上が煙のように歪んでいる。投稿者はこの異変に気づき、驚いた拍子で録画を止めてしまった。

この同僚は後にノイローゼとなり首吊り自殺を図ったという。命に別状は無かったが重い後遺症が残り、現在も植物人間であるという。

動画に起きた異変は彼の心の訴えであったのであろうか?

感想

画面が横向いたり縦向いたり見づらいわ!首から上が萎んだ風船みたいになってて笑…、いや笑えない。他の方のレビューによると「盆栽」と呼ばれているそうでやっぱり笑う。

撮影地は東京江戸川区臨海町の「ロッテ葛西ゴルフ」。看板にモザイクがかかってませんでした(笑)。向こうに見える観覧車は葛西臨海公園でしょうね。

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• 廃墟の演奏会

レベル 4.6 / 5

内容

廃墟探索を趣味としている投稿者が関西のとある廃屋を探索した際に発見したビデオテープを持ち帰って見たところ不気味なものが映っていると投稿したものである。

また投稿者はその後に友人と電話したところ友人に「誰かと一緒にいるの?」と聞かれたという。どうやら友人には投稿者以外の女の声が聞こえたのだというが…。

問題の映像はピアノの演奏会を撮影したビデオであり、女の子がステージのピアノを演奏している様子を客席から撮影したものと思われる。するとステージ上の女の子の背後、左側から女性と思しき影が女の子に近づいてくる。

その後、カメラは客席の足元を映す。前の列のパイプ椅子らしきものが映っている中、演奏中のピアノの音に紛れて明らかに違う旋律のピアノの音が聴こえてくる。その上何かを呟くような女の声が混ざり始めると前の席から長い髪が垂れ、こちらを覗き込むような女の顔が現れる。

後に調べたところ、このビデオテープが見つかった廃墟には夫婦と娘が住んでおり、娘は幻聴を聞くようになりハサミで耳を突き絶命したというのだが…。

感想

ゴッホか!というツッコミはさて置きなかなかの映像ですよ。影の出現 → 別の旋律 → 女の声 → 女の顔というパチンコでいえば激アツリーチなんでしょうけど、顔が現れる前にメンタルがやられそうなヤバい雰囲気が醸し出されてて、これはおっかない。バックストーリーもヤバすぎでしょ。

 

 

• 死返 まかるがえし 前編

レベル 3.8 / 5

内容

スタッフ・菊池が2本の投稿映像について気になることがあると報告する場面から始まる。

1本目の投稿映像は大学生の鈴川さんが水族館へ行った際に撮影されたものである。その後、鈴川さんの投稿映像に映る友人・斉木さんが行方不明になってしまったという。

その1週間後、差出人不明の投稿映像が送られてきた。なんとその映像は斉木さんが鈴川さんと同時刻に撮影された水族館の映像であった。鈴川さんの映像に映る斉木さんはデジカメを持っていることから、この映像は斉木さんが撮影したものではないかと思われる。

鈴川さんへ取材をすると、鈴川さんは3ヶ月前に斉木さんに誘われて水族館へ行ったのだという。その帰りに寄ったレストランに行って食事をしていた際、斉木さんは「電話をしてくる」とだけ言い、外に出て行ったきり行方不明になってしまったという。

後日、水族館で撮影したビデオを確認すると映像の中にノイズが走り、画面が変わる。それはソファーに腰かけた斉木さんの後ろの鏡に老婆が映り込む、という奇妙なものであった。

また、斉木さんは水族館へ行った際に気になることを言っていたという。佐伯さんは派遣モデルの仕事をしているのであるが、水族館へ行く数日前に "嫌なこと" があったのだという。

念のため、差出人不明の映像を鈴川さんに見せたところ、確実に斉木さんが撮影した映像であると指摘し驚きを隠せない様子であった。

ここでスタッフは斉木さんが使ったと思われるレンタルスタジオを調査する。そこには映像にある老婆が映っていたソファーと同じ物が置いてあった。

その後、レンタルスタジオでアルバイトをしている米田さんという人物とコンタクトを取ることができた。

米田さんによると、斉木さんがスタジオを使った時、田沼と名乗る4,50代の男性が借りていたという。その際、貸出時間を過ぎても戻ってこなかったため、スタジオへ出向くと無数のカエルの死骸や血のような液体がばら撒かれていたという。

これは規約違反なので田沼に連絡をすると別の人に繋がったという。嘘の電話番号なので「田沼」という名前も偽造の可能性が高いという事であった。

差出人不明の映像には鈴川さんとは違うアングルで老婆が映っており、

『お前の身体にしよう』

と雑音に紛れて入っていたのである。

感想

ほん呪シリーズ屈指のエピソードと名高い『死返し』がいよいよ始まりました。今後展開が目まぐるしいので感想は控えます。

 

 

まとめ

『廃墟の演奏会』が印象深く怖かったなぁ、と思います。感想が下手か。

なかなか気が進まずに1ヶ月近く放置しておいたのを今日書き上げました。下書きが溜まっているので次回のレビューは48巻…、ではないかも。

 

 

あとがき

新型コロナウイルスが大流行してますね。

トイレットペーパーのデマ流した奴は一生うんこ拭けなくなればいいのにね。

 

また次回!