呪いのビデオシリーズのWikipediaには「投稿映像が撮影された場所」という項目があります。今までの投稿映像で場所が割れているのだけ書かれてあります。
で、撮影地について調べてみると意外と興味深い事実があったりするんですよね。
なので今年最初は "ほん呪映像と共に振り返る風景" をテーマにやってみようかと思います。
2020年も 卍 夜露死苦 卍(除霊の呪文)
廃村(Part 9)
村かと思ったら廃ロープウェイの駅で撮影されたものだった『廃村』。
倉沢集落は現在は解体されて無いらしいですが、石段沿いに平家が残る風景は全国の廃墟ファンを虜にしました。また、映像の「おかあやん」という声も時代を感じさせるというかなんというか。
そもそもこれが東京ってのが信じがたい。
他にも奥多摩近郊で撮影された映像は多いです。
ニューロシス(Part 15)
いるはずがない親子の修羅場という狂った声が聴こえてくるほん呪屈指の恐怖映像として名高い『ニューロシス』。
舞台となったテーマパークは「富士ガリバー王国」。当時、オウム真理教の "サティアン" が所在する旧・上九一色村富士ヶ嶺地区に位置していたため、この富士ガリバー王国もオウムの風評被害に遭い、富士急ハイランドなども完成し客足が伸び悩み閉園してしまったそうです。
ちなみにガリバー王国のホームページは現在でも残ってます。
卒業旅行(Part 16)
左写真、「象の鼻」といわれる場所からのDIVE TO BLUEが衝撃だった『卒業旅行』。
Wikipediaによると映像冒頭に映る建物は「ANAインターコンチネンタル・万座ビーチリゾート」というホテル。
湖の底から(Part 17)
神奈川県相模原市・相模湖
水死体が浮かんだようにも見えた『湖の底から』。
ちなみに貸しボート屋がインタビューを受けている際、彼の作業着に「KASSE」というワッペンが貼り付けてありますが、これは相模湖のボート管理会社の「勝瀬観光株式会社」のもののようです。結構赤裸々というか湖に関する噂をカミングアウトしてましたけど大丈夫だったんですかね…。
パレード(Part 19)
足踏みをしない不自然な足(スニーカーは履いてる)が映り込んだ『パレード』。
撮影当時は「中合清水屋店」。酒田を代表する百貨店みたいです。マルーン5みたいな名前…。
紹介するか迷ったけど新しめな情報なのでプッシュします。
私がもう一人…(Part 20)
神奈川県横浜市・みなとみらい21 クイーンズスクエア横浜
ドッペルゲンガーが非常に不気味な『私がもう一人…』。あの覗き込むような感じが戦慄でした。
撮影地は横浜のみなとみらい21。細かく言えば写真のベンチにカメラを置いてコスモクロックを背に撮影していました。
厳密に言うとここはクイーンズスクエアの「みなとみらい東急スクエア(旧・at!)」の広場ということ。
渓谷(Part 28)
28巻のメインエピソードなのに印象がとても薄かった『渓谷』。
舞台は紅葉の名所としても名高い千葉県の養老渓谷。写真正面に見える橋が「渓谷橋」。恐らく「宝衛橋」(映像中の赤い橋)から撮影された写真ですね。
家族旅行(Part 35)
カニが有名という観光地へ旅行へ行った際、旅館の窓から女が覗く『家族旅行』。
というか映像冒頭の食事シーンがカニオンパレードで笑った。
カニというと福井なイメージですけど若干分かりづらくしているのかも。宮津市は京都府北部、福井県と県境の街だからカニが有名でもおかしくない。
映像後半で映るのは恐らく「天橋立」でしょう。阿蘇海側から撮影されたものと思われます。
夜景(Part 38)
東京都多摩市・都立桜ヶ丘公園 ゆうひの丘
ブラック・サバスの1stアルバムに描かれた女性みたいなのが近づいてくる衝撃と恐怖をもたらした『夜景』。
東京多摩市連光寺にある都立桜ヶ丘公園「ゆうひの丘」で撮影されたものだそう。
火葬場(Part 69)
髪の長い女が焼却炉(?)から這い出ようとしていた『火葬場』。
朽ちた地蔵とかリアルすぎて怖い。
いずれは僕らも死んで火葬場に行くと考えるとなかなかヘヴィーかもしれない。
インディアン水車(Part 76)
北海道豊浦町・インディアン水車公園
鮭かと思ったらおじさんの顔面が泳いでいた『インディアン水車』(シーマンかよ…)。
比較的新しい映像。実際にこの地域(北海道全域)はヒグマによる事件が多いのですが水車とはあまり結びつかないような。
…というわけで今回はこの辺で。
この企画またやるかも。次回は本編レビューでいきます。また次巻であいましょう!