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呪いのビデオシリーズのレビュー・考察など

呪いのビデオ Part 45 レビュー【怒涛の恐怖が炸裂する最恐巻 + デザイン変更の回】

45巻は全体を通してクオリティはかなり高いかと思われます。なにせ筆者が大好きな岩澤(監督)、菊池、川居というゴールデントリオ時代の作品、加えてストーリー中には児玉時代の演出補・長田も登場。これは胸熱。

最近はU-NEXTにほん呪シリーズが揃っているのでそちらで観ています。ただ、Special版とかは観れないんですよねぇ。Special版は地元で一番の在庫のTSUTAYAとかにも無かったりね。

なので別バージョンのレビューはもっと先になりそうですけど、気長にやるしかない。あと今回から映像の大まかな「内容」と筆者の個人的な「感想」を分けて書くようにします。自分のブログを確認してかなり見づらかったし、他の方の書き方も踏襲しています。

 

逢魔時の怪

レベル 4.2 / 5

内容 

投稿者は恋人と季節はずれの関東近郊のとある海岸に遊びに行ったときの映像。真夏のピークも過ぎ、秋の気配もするようにたちまち黄昏に染まる海岸。無邪気に海へ遊ぶ恋人をズームで撮影すると居るはずのない女の影が映り込み何かを呟く。と、女の首が落下する。

感想 

テレビ番組でも有名な映像。初めて観た時はどこが怖いのかさっぱりわからなかったんだけど、今見直すとかなり怖い映像であると言える。思い返すとマジで眠れなくなるレベル。女性は何かを呟いてるようにも見えるけど…。シルエットだけってのも怖い。綺麗なオレンジ色に染まる空と影のコントラストは素晴らしい。

 

ブランコ

レベル 3.8 / 5

内容

通っている専門学校付近にある公園のブランコ。誰もいないのにブランコが揺れるという噂を聞いて、投稿者は友人・安達さんと定点カメラを設置して見張ることにした。ふいにゆっくりとブランコが動き始めると確認しに向かう投稿者と友人の安達さん。その際に安達さんを見上げる子供のような影が。その直後カメラは子供のような泣き声を記録しており、それに反応する安達さん。しかし安達さんはその後鬱病と診断され自傷行為を繰り返すようになり、現在は入院中ということである。

感想

映像自体は夜の公園でかなり雰囲気はある。ただ、やっぱりインタビュー系はダルくてあまり好きになれない。それなら公園の噂を調査した方が見応えはあると思うんだけど…。子供の霊は「呪怨」の俊雄君に似ている感じで不気味。

 

秋祭り

レベル 4.3 / 5

内容

投稿者は彼女と地元の秋祭りを訪れていた。神輿や金魚すくい、かき氷など祭りを楽しむカップル。しかし祭りの最中に救急車が到着し担架に乗せられ運ばれる人を映してしまう。その時、彼女の背後に下半身がうっすら透けた浴衣姿の老婆、さらには彼女の顔には老婆と思しき顔面が歪んで映っていた。

感想

「秋祭り」って名前だけで夏祭りとたいして変わらないんだなと。強いて言うなれば盆踊りが有るか無いかくらいかと。2箇所に映る老婆、顔のアップはかなり怖いし分かりやすいけど背後に立っているのはREPLAYで気づいた。一瞬にしてただならぬ雰囲気になってたけども…。担架に乗せられた人は身体を毛布で全体的に隠されていたからやっぱり亡くなってるのかな?

母神

レベル -

内容

これまで製作委員会には多くの投稿映像が送られてきている。それらの投稿映像を管理・保存の為に、データベース化して瞬時に映像の内容や心霊現象を把握できる態勢をとっているのだが、川居曰く "データベースの動画の内容と実際に映り込んでいるものが違う" ものがあるという。

それは1年前に差出人不明で送られてきた動画なのだが、花火で遊ぶ女性の背後に赤いモヤのようなものが映っているとデータベースには記されている。しかし、実際に映り込んでいたのは女の子の姿であった。

とりあえず、1年前にデータベースの作成をしていたスタッフ・長田を呼び確認を取ってもらうことにした。長田は1年前に動画が送られてきた際にすぐ確認したというがその時は赤いモヤであったと言いきる。

スタッフは問題の映像に異変が起きているということを結論づけ、消印を確認すると東京都内から送られてきているものであった。消印を頼りに動画が撮影された公園を調べるスタッフ。案外すんなりと見つかった公園付近にて地元住民に聞き込みを開始するのだが、川居は地元の主婦からこの公園にまつわる幽霊の話を聞くことになる…。〈続く〉

感想

児玉時代の演出補・長田が登場しましたね。

これは筆者的にもかなり胸熱な展開。案外すぐ帰っていった感じもあるんだけどね。笑

 

シリーズ監視カメラ セレクトショップ

レベル 4.1 / 5

内容

都内某所のセレクトショップに設置された監視カメラの映像。店員がレジから離れた際に画面左下の姿見に花柄にも見えるスカートを履いた女性の下半身がレジ方面へと向かう。もちろんそこには誰も居ないのであるが…。と次の瞬間、カウンターにある丸鏡に女性の頭部が映るとこちらを振り返ってカメラに向かって不気味に微笑む様子が記録されていた。

感想

映り込んだ女性は服装や髪型を見る限り70~80年代のアイドルとか女優みたいな印象。2度も映り込むというのもさらに恐怖を煽る映像とも言えるし、シリーズ監視カメラの中ではトップクラスに不気味な映像と言えるでしょう。

 

お別れ会の練習

レベル 4.7 / 5

内容

投稿者の黒木さんが小学三年生の時に撮影された映像。それは当時の担任の教師が転任してしまうので児童たちでお別れ会を開催する事になり、その練習風景を撮影したもの。しかし8mmビデオであったため、業者に頼んでDVD化してもらったところ、有り得ない現象が記録されていた。

問題の映像はお別れ会の様子が流れる中、突然ノイズが走り女性の人物の遺影がぼんやりと映り込んでいる。その女性は何かを呟いているようにも見えるのだが…。

黒木さん曰く、遺影の女性は担任の教師に似ているという。調べたところその女性教師は2年後、転任先で生徒達と折り合いが合わずノイローゼとなり自殺していた事が判明した…。

感想

かなり不気味な映像と言える。映り込んだモノは完全に "遺影" で帯まで映ってる。しかもぼんやりとしてて歪んでいるし間違いなく今作で一番怖い作品だと思う。遺影が映る前にカメラに向かって飛び跳ねるガキが目障りであるけど、あと一歩で最恐クラスの仲間入りだったなぁ。不気味さはこの上なく完璧だけど。

 

茅の輪くぐり

レベル 2.1 / 5

内容

投稿者はある観光地の神社へ訪れた際に偶然にも「茅の輪くぐり」が開催中であった。茅の輪くぐりとは円形になった "茅の輪" をくぐる事で悪霊などの悪しきモノを払うというものらしい。投稿者の前の人が輪をくぐる時、茅の輪の右上に不気味な手が輪を掴むように現れる。

感想

Part 45の休暇タイム的なポジションの映像。高いカメラなのか映像が綺麗なのでこの世ならざる手は不気味っちゃ不気味ではあるけど、いかんせん手…。

 

首の家

レベル 4.4 / 5

内容

投稿者の浜田さんと仲間たちは峠の山間部にある廃墟を探索していた。部屋の中には奇妙な落書きなどが描かれており異様な雰囲気が漂う。投稿者・浜田さんと巨漢デブでローリングストーンズのTシャツを着ている友人、女と3人で訪れていた。その廃墟で "妙なモノ" を発見する。大量に置かれたマネキンの首。それを映すとマネキンの隙間からこちらを睨みつける男の顔が映ると一目散に逃げ出す3人。途中巨漢デブがパニックのあまりドアを閉めてしまい「テメェ!コノヤロ!開けろぉ!!」と絶叫する浜田さんと女であった。

感想

ホラー番組でも有名なやつ。頻繁に見ているので耐性はあるんだけど、この男の顔、岩澤さんに似てはないだろうか?それよりテレビでは大体カットされてるパニックからの絶叫が凄まじくて笑う。

この映像が撮影されたのは静岡県田方郡函南町にある『日本BE研究所 桑原研修所』という電波系自己啓発カルト教団が "研修" という名目で1971年から1999年まで使用していた廃墟で、実際に熱海市に至る峠に所在するらしいです。

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ほん呪効果なのか、現在では通称・首の家。

ちなみに投稿者たちは帰り峠でブレーキが効かなくなったという後付けが加えられているけど、調べてみたところ「静岡県道11号熱海函南線」のWikipediaにて興味深いことが書いてありました。

函南町側の旧道は1車線区間も長く道幅も細い。また外灯も少なく植林に覆われ昼でも薄暗い。熱海市側は急坂になっているため、しばしば、フットブレーキの使いすぎによる過熱で、ベーパーロック現象を起した自動車が重大死傷事故を起している。よって、それを防止するために、エンジンブレーキを使って坂を降りるようにとの、注意を促す標識が沿道に散見される。

また、下り坂区間にはブレーキ故障車用の待避所が数か所設けられている。

静岡県道11号熱海函南線 - Wikipedia

つまり、投稿者たちはフットブレーキの使い過ぎでありブレーキが効かなくなったということですかね。それより「重大死傷事故」っていうパワーワード…。

 

続・鬼母神

レベル 4.2 / 5

内容

川居が聞いた話によると1年前、この公園付近に住む「みずきちゃん」なる3歳の女の子が階段から転落して亡くなったそうだ。警察は事故死として処理したという。その後、問題の公園に俯く少女の姿などが目撃されている、という。

さらにみずきちゃんは事故死ではなく虐待死ではないか、という噂まで発展したという。

みずきちゃんは里子であり、みずき母は本当の母親では無いという。それにみずきちゃんの腕に痣のようなものがついているのを見た人が多数いるという。

そんな中スタッフ・菊池がある事に気付く。

それは投稿映像の序盤に女の子が映っているのだがそれが本物のみずきちゃんではないか?と推測する。菊池曰く、投稿映像の消印はみずきちゃんが死亡する4日前となっている。つまりこの映像が撮影された時はまだみずきちゃんは生きている、という事となる。

しかし岩澤は「3歳の女の子が深夜に1人で外出するのは不自然ではないか?」と疑問を抱く。しかし菊池は「僕も子供居るから分かるんですけど、3歳児って割と意志がしっかりしてるんですよね」と突然子持ちをカミングアウトし、もし虐待が行われていたのであれば逃げ出したい一心で家出していた可能性もあると話す。そもそも、夜中に子供が外出しても親が気付かないという家庭ならば尚更問題であると話す。

そこでスタッフは推測をした。

映り込んだ女の子はみずきちゃん本人である。そしてみずきちゃんの心の叫びが "赤いモヤ" となって動画に映った。それを確認した長田はそのままデータベースに書き込む。しかしその後、みずきちゃんが死亡した事により霊力が強まり "赤いモヤ" が "赤い女の子" の姿へと変化した。それを偶然川居が見つけた、というものである。

そこで、川居と菊池はみずき母にその推論を確認するか否かを議論していた。

川居は直接里親に会い話してみる案を提案する。しかし菊池は過去に幼女失踪調査の際にスタッフが父親に襲われる事案が起きている事を川居へ話す。これはPart 21のメインストーリー『誘拐』の事である。(父親が襲撃してくるシーンはほん呪屈指の名場面。家を出ても尚追いかけてくる父親の執念には恐怖を感じるものである。)

しかし食い下がる川居。これを見ていた岩澤は電話で気持ちを探りつつ確認してみるのはどうか、と提案。岩澤の提案に菊池も川居も渋々承諾するしか無かった。

翌日、みずき母に電話にて連絡をする川居。なるべく刺激しないようにと岩澤から言われていたが、本題に踏み込む川居に不快感を明らかにするみずき母。川居も感情的になりヒートアップする会話。途中途中岩澤が川居を宥めているが川居の耳にはまるで届いていないようであった。平行線を辿る会話の末にみずき母に切られてしまった。

岩澤から厳しく注意を受ける川居はどこか納得がいかないような表情であった。その後も日を置いて電話をかけてみるも回答は得られなかった。

さて、ここで問題のシーンが公開。

花火で遊ぶ差出人不明カップル。彼女の線香花火からパチパチと火花が散る。その際に彼女の顔を映した時、彼女の背後に紅に染まった無表情な少女がこちらを見ていた。

スタッフは手紙と投稿映像を同封しみずき母に送った。しかし未だにうんもすんも無いままであるという。

また、スタッフの推測にもう1つ浮かび上がった。それはみずきちゃんは事故死でも虐待死でもなく虐待から逃れたい一心で自ら命を絶ったのではないか、という説であるが、真相は未だに闇の中である。

感想

投稿映像のみずきちゃんと思しき少女がかなり衝撃的だった。それを写真にして近隣住民に見せて聞き込みを行ったスタッフ…。ま、写真ならまだいいか。川居が感情的になったりするシーンも性格が垣間見れてとても良かった。そしてさらっと子供が居る事を打ち明ける菊池も。

 

まとめ 

改めて本当に秀作だと感じた45巻。岩澤、菊池、川居の3人の人間性もしっかり描かれていて見応えは言わずもがな最高クラスでしょうね。メインストーリーもしっかりしているのに投稿映像もインパクトがあり過ぎるのでよく比例していて凄まじい出来であると言えます。

 

あとがき

今日Twitterを開いたら通知が来ていて、

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なんと!

な、なんと!!!

前回75巻レビューを筆者のTwitterで宣伝したところ画像の通り福田氏から「いいね」を頂いておりましたぁーーー!!!!

本当光栄でございます。ありがとうございます!!